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Oomotano の群像 1       「令和」と「明和」にみる相似現像的な事変展化          神原茂理

 令和6年も、もうじき暮れようとしている。この年号が初めて発表された当時、私は字面のごとき『謀略国家の命令にひれ伏し和する羊のごとき二ホン民衆の姿』を幻視していたが、案の定そのようになりつつある昨今。そして、同時に江戸時代の年号「明和」の時代をも思い起こしていた。それはあまりに飢餓災害がひどく「迷惑時代」と揶揄され、わずか9年で強制退場となった年号である。いったい、どんな特徴の時代だったのか?ひも解いてみると...

 1764年夏  後桃園天皇即位により「宝歴」から改元、明和元年へ .
 明和3年春 津軽大地震 .
 明和7年夏 全国でオーロラ観測 . 四国で干ばつ .
 明和8年春 石垣島大地震と大津波 .
 明和9年春 江戸の大火災と物価高騰 . 天然痘大流行 .
   同年夏 宮古大地震と大津波 .
   同年冬 天皇の交代を伴わない元号のみ「安永」への改元 .

 長年不吉な災難が続いたあげく、江戸大火がトドメを刺したことが明和9年末に改元が行われた要因の一つとなったらしい。(ちなみに、松竹映画「殿、利息でござる!」の世相背景となったのが明和3年の仙台藩であった。)ここで特にオーロラ大発生に照準を当ててみれば今年、令和6年の5,8,10月にも同様の観測が報告されたことは記憶に新しい。西暦一千年代のオーロラ大発生 (太陽嵐) の記録は他に1204年、1859年、1989年等、稀有な天文現象である。太陽の活動ピークは令和7年であるから未だ収束せず激しく再度起こりそうな状況である。前後の地震災害や気象異常、疫病も物価高騰も現在にソックリではないか!令和と明和で発音が似ている程度で済む話ではない。明和時代の事象が型となって令和に事変展化しているのではないか!もしも「令和」が9年で終わったら、時間軸まですっかり相似的に展化してしまいそうな勢いである。よって地震と火災と大津波の発生については今後も要注意であろう。そういえば以前、ONIKEN H.P.で

 『洋の東西迫り来て、八大龍王ひとまたぎ おのころ島を踏みにじる』
                          (裏の大本神書)

という神示が東日本大震災の予告であったと指摘をしていたのだが、後日それが兎歳であると予告されてもいたと指摘した。神事は旧暦で動くと考えると2024年初の能登地震も旧暦の兎歳年末にあたる。それが2011年兎歳列島破壊の続きの巻であったと考えれば、八大龍王は一巡り12年間とどまっていた房総沖から能登沿岸へひとまたぎ、活動を再開したことになる。そこから何処をまたぐのか?あるいは、そこにとどまるのか?注視したいところだ。

 『たつ・み の年もいつかはや 来たりしことのいそがしさ』
                          (裏の大本神書)

 「歴史は繰り返す」と言われるように、雛型のような同様の事変が繰り返される現象は因果律上あたりまえなものかもしれない。それを相似象と呼ぶむきもある。しかるに、明治から昭和にかけて「おほもと」を率いて、あえて能動的に相似象展化をひき起こさしめ世界改造を目論んだ高エネルギー集団があった。その中心人物こそ出口王仁三郎聖師である。そして、その集団が解き放った『改造の型』が着実にバタフライエフェクトよろしく世界的事象へ展化しているようなのだ。本稿は連載形式でその仕組みを新しい視点から解き明かすものである。
                           <続>


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