鬼塾開講の理由
私の経歴
私が代表を務める卒塔婆製造業は代表に就任した2012年当時、毎年じわじわと売り上げが下がり続けている状況でした。そこで、営業活動など様々な施策を行いましたが、全く効果がなく、最終的に卒塔婆をECで売るという方法でした。当初このことを社内や家族に相談すると「売れるわけがない」「失敗したらどうするんだ」と反対意見ばかりでした。私も「売れないだろうな」といネガティブな考えでした。ただ、藁にもすがる思いだけでやってみることを選択しました。何も知識や経験もなく、ネットや本の力を借り、1ヵ月かけてサイトをオープンするに至りました。今思うと酷いデザインでとりあえずやっている感満載のサイトでした。そんなレベルですから当然ほとんど売れず、初めて売れたのはオープンから2か月目、売れたときは歓喜した思い出があります。その後も月1ペースの注文で初年度は28万円の売上、当然焼け石に水の状況でした。それから、このままではいかんと一念発起し、セミナーに片っ端から行ったり、関連書籍を読み漁り、自分でHTMLとCSSもある程度かけるようになり、サイトを毎日いじり倒し、結果じわじわと売り上げも上がり、2019年にはカラーミ―ショップ大賞地域賞を受賞、年間7000万円ほどの売り上げになりました。2020年3月現在も昨年比150%で成長していて、1億円突破も見えて来ました。
鬼塾への想い
中小零細の製造業は下請けが多く、自ら営業して販路を拡大するスキルを持っているところは少ない様に感じます。結果、元受けのいいなりになり、仕事はあっても利益がほとんど残らない、いつ契約を切られるか分からない状況で日々戦々恐々としているのではないでしょうか。
いくら良い製品を作っていてもこの状況では、中小零細企業は消えてしまうのではないか、私が苦しんで得た経験や知識が少しでも役に立ち、自ら販路を拡大し、下請けで言いなりになるのではなく、主体的に動ける状況への一助になるのではないかと想い、ECサイトを通じて製品を売るノウハウを教えて行こうと考えました。
はっきり言って私が言っていることは専門家から見れば、ばかばかしいことかもしれない、間違っているかもしれない、しかし、あくまで私がECを運営して得た事実を書いて行こうと思います。そして、中小零細企業が少しでも元気になればと願っています。