焼肉と日本酒
今日は立ち食い焼肉虎のツノさんで焼肉と日本酒のマリアージュの会に参加してまいりました。
ここ最近の日本酒は色々なお料理と合わせて食べるというものとなってきています。例えばピザに合わせて日本酒を呑むとか、和食だけのものではなくなってきており、イタリアン料理店でもフランス料理店でも日本酒を置いているお店が増えてきました。
低アルコールの日本酒で非常に呑みやすくジュースのようなもの、乳酸飲料のようなお酒、多種多様なお酒を各蔵が工夫して色々なお酒を楽しめるようになりました。
こういった活動があるというのは和洋中問わず日本酒がどんなお料理にも対応出来るという認識が広がっていることなのでしょう。日本酒を飲む年齢層の幅も広がっています、特に女性に呑まれるようになってきており、日本酒のイベントでは若い方から年配の方の女性の姿も見られるようになってきました。
そこで今回はお肉ということで酸の強いお酒ばかりを集めたイベントとなりました、確かにお肉に合わせて楽しめるというお酒もありましたが、酒質が若すぎて苦味が強いためこれは合わないなというのもありました。
参加者の皆さんは楽しんでおられたので、一つの日本酒の魅力としてのお肉と合わせて楽しむという方向は見えた気がしました。
会で出てきたお肉たちと一品モノ!!!
今回使用したお酒の紹介です
勝山 特別純米 縁 仙台産ひとめぼれ
飯米を使っているのに関わらず、あの味わいは素晴らしいできである、ご飯と肉に合わせるイメージで食べるといいお酒。
モダン仙禽 亀の尾
今の流行りの味わいを忠実に追っている。酸味とフルーティさ、いかに日本酒のファンわ増やすことにちからを入れている酒であろう。肉に合うかはおそらく微妙なのでは。
屋守 純米中取り 無調整一火入れ 八反錦
八反由来の甘さがあるが酸味がそれを和らげているので肉との相性がいいということだろう。
不老泉 酒母四段 山廃仕込み
故人の山根氏とは違い、酸が際立つ酒になった。今は横坂氏が醸している、横坂氏は能登杜氏四天王の農口氏のお弟子さんでももある。味わいの深さは山根氏があったのでは?山根氏の方が甘さの中に酸も奥深さを感じたのだが、しかしこれは個人の感覚です、そこの部分はご了承ください。
秋鹿 自営田雄町 山廃無濾過生原酒
ワイルドな味わいの中に苦味、酸味、旨味、自営田の雄町ならでは。他の雄町とは違う(特に香りの部分で、香りは意外と味に影響するんです)独特の味がこの酒にはあります。
雁木 活性にごり発泡純米生原酒
乾杯用ですね、微発泡のと乳酸の味わいが女性にはいいかも、
悦凱陣 KU16 純米無濾過生原酒
旨味、ドライな味わい、単体で呑むのではなく、お食事のお供に、燗がさらにいいのです。KU16とは香川県の酒米であるさぬきよいまいのことです。
どくれ 純米吟醸 ひやおろし
若すぎる、かすかに若い苦味が、ひやおろしには早すぎる、かすかな酸があるのが救いか?
福田 純米吟醸 無濾過生原酒
フレッシュなガス感があります。夏のフルーツのようなお酒です。かすかなキャラメル香もあります。
鷹来屋 辛口 特別純米酒
若すぎて苦味が強すぎます。もう少し熟成させるべきで、呑むには早すぎて、呑み疲れしてしんどいです。
P.S.今回のお酒の味わいの感想はすべて個人的なテイスティングをしてからの意見であります。だから、あくまでもどれがいいとか悪いとかの見地から紹介しているのではないことをご了承ください。