モンゴルの野外遊び『ボトゴ』が、日本最古の鬼ごっこ「ことろことろ」に似ているお話
こんばんは!鬼ごっこ協会です。
シリーズ化してきました世界の鬼ごっこ紹介のnote記事です。
今日は、モンゴル国にある鬼ごっこ的な野外遊びの紹介をしたいと思います。
モンゴルは、大平原や遊牧民、モンゴル相撲などが馴染みがあり、さらには昔はモンゴル帝国のチンギス・ハーンで有名な歴史あるアジアの国家という印象です。
■日本最古の鬼ごっこ「ことろことろ」
この国にも、実は日本最古の鬼ごっこである「ことろことろ」に、とても良く似ている鬼ごっこ的な野外遊びが存在しているので、本日はご紹介できればと思います!ことろことろとは、日本に1300年昔から伝わってきているとされる、最も歴史的に古い鬼ごっこの一つであると言われている遊びです。
■モンゴルの野外遊び「ボトゴ」とは?
今回、ご紹介するモンゴルの鬼ごっこを説明したいと思います。
「ボトゴ」とは、「子ラクダ」という意味だそうです。
モンゴルという国は壮大な草原の国で、畜産を主に行っています。羊、山羊、馬、牛、ラクダなどの家畜が多くいて、子ラクダが野生のオオカミに襲われるというのが、この遊びの設定となっています。
■「ボトゴ」の遊び方
①オオカミ役を一人決めて、残りの遊び手はみんなが全員ラクダ役となります。ラクダの中から子ラクダを一人決めます。一番小さい子を子ラクダにすることが多くあります。
②ラクダ達はしっかりと前にいる遊び手の腰を掴んで、一列の列を作ります。列の一番後ろに子ラクダが付きます。先頭は一番体が大きい人が付くことが多いです。
③オオカミ役が列の前に来て、列の最後にいる子ラクダを狙ってタッチをしようとします。ラクダ達は子ラクダがオオカミに捕まらないように守ります。
④子ラクダが触られたり、列が途切れるとオオカミの価値となります。
以上が、ボトゴの遊び方になります。
■日本最古の鬼ごっこ「ことろことろ」とモンゴルの野外遊び「ボトゴ」の違いとは?
この2つの鬼ごっこの違いは、日本は登場人物が人間であるのに比べて、モンゴルはオオカミとラクダという動物である点で異なります。他の点では、ルールや鬼から親が子を守るという設定も似ているので、かなり同じ意味合いを持っている遊びであると思われます。ラクダが出てくるところは、砂漠や草原のあるモンゴルらしい、地の利を生かした遊び方の設定であると学びになりますね。
以上、今日はモンゴルの野外遊び「ボトゴ」を書かせて頂きました。
お読みいただいてありがとうございました♪
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