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「町づくり」~上諏訪への旅~

ー直近報告

早いもので6月になっていまいました…。上田に来てから三ヶ月。常に新しい発見ができている充実した日々を過ごすことができています。何より、多くの仲間と出会うことができて、本当に幸せだなぁって思っています。

最近1on1をさせてもらったのですが、自分と同じ「佐渡を盛り上げたい!」という人と出会うことができました。しかもそこから人脈を紡ぐことができ、新しいことをやろうといろいろ考えを練っています。佐渡を盛り上げれるように「チーム佐渡」として頑張っていこうと思います。

さて、今回のnoteは6/3に上諏訪に行ってきたので、それに関することを綴っていこうと思います。多くの学び、そして地域関連のイベントを開催するヒントを得れたのでそれを還元できるような内容になっているので是非見てほしいと思います。それでは綴っていきましょう。

ー行くきっかけ

そもそもなぜ上諏訪に行くことになったのか。事の発端は5月15日。友達から「上諏訪で町歩きのイベントあるけど良ければ行ってみたら??」と記事を共有されました。

これをみたときに、すぐに参加を決めました。行政がこのようなイベントを開くってなかなかないなと思ったことと、上諏訪という、まだ行ったことのない地域に行ってみたいと思ったことが大きく、即決で決めました。

申し込みをして、その日になるまで待ち続けました。その日になる前に、バイトで三連勤があったり、風邪をこじらせたりと、かなりきつい日々を過ごしながら待ち続けました。

ーいざ上諏訪へ。

その日は朝5時半起き。早くから起きて身支度を済ませていきました。朝早くから起きた影響もあり、料理したくないなという気分になっていました。

電車がでる約1時間前に家から出て、通り道にあるガストで朝ご飯を食べることに。モーニングでスクランブルエッグを注文。いつも自分で作っている以上に美味しかった…いや、自分で作ったものと同じくらい美味しかったです。

食べ終えてからすぐに上田駅へ移動。鈍行を使って上諏訪へ向かいました。途中で日本三大車窓の一つである「姨捨」からの風景を眺めることができました。めちゃくちゃ綺麗で写真に撮りたいと思ったのですが、見えたのが後ろ。しかも両隣に人がいたこともあり、写真を撮ることができませんでした。ちょっとだけがっかりしました。

そして無事に上諏訪駅へ到着。8時くらいから移動し続けて、時間はすでに二時間半が経過。想像以上の長旅でした。

ー人生初の経験

上諏訪に到着してから、まずは諏訪湖に行ってみようと思い、徒歩で諏訪湖に行ってみました。駅から移動しようとしたときにはすでに見えていました。

歩き始めて五分くらいで諏訪湖に到着しました。案外近くにあってびっくりしました。早速写真を一枚撮りました。前日の豪雨の影響もあり、水が汚れているところもありました。それでも当日に晴れていることが奇跡だなと感じながら周りを歩いて行きました。

歩いていると初めて見るものが。それは足湯でした。新潟にいたときもみたことがなかったので、とても入りたい気持ちになりました。しかし、アクシデントが…。タオルを持っていなかったのでした。足をふくものがなければ、入れないので仕方なく諦め、目の前に見えた「諏訪湖間欠泉センター」へ向かいました。施設の中に入ると救世主がおいてありました。

「足湯タオル 200円」

即購入。これで足湯には入れると気分は最高潮になりました。ただ、せっかくの機会なので、施設内を見学。オルゴールが展示していましたが、そこから英語の授業で聞いた「yesterday」が流れてきて「ちゃんと復習してるや」と思いました。また、周辺は数多くのロケ地になっており、直近だと是枝裕和監督作の映画「怪物」、過去には大野智主演の「忍びの国」やRADWIMPSの「大丈夫」のMVなど有名作の撮影地になっており「こりゃ侮れないな」と感じました。

そして施設を出て、さっきまで入りたくても入れなかった足湯へ。人生初の足湯、とても気持ちよかったです。移動でかなり疲れていたのもあり、本当にリフレッシュすることができました。

人生初の足湯はかけがえのない経験に

そして時間も近くなってきたし、飯を食べようと思い、諏訪湖周辺を歩きながら駅へ向かっていましたが、途中で「CLASUWA」というところに立寄りました。店内の空気感が心地よかったのを今でも覚えています。諏訪の魅力が溢れている店だったなと感じました。

温かみのある店内

その後駅周辺にあった「十割蕎麦 そばや」に入って蕎麦を食べました。店の雰囲気も非常に良く、何時間でも入れるなと感じました。その店では「黒杜十割蕎麦」を注文。蕎麦のうまみが全面に出ており、とても美味しかったです。また行きたいなと思います。

黒杜十割蕎麦(850円)

腹ごしらえをして、時間も近づいていたので、イベント会場へ向かいました。

ーまち歩き・トークイベント~トークセクション

時間前の12時45分くらいに会場である「諏訪市駅前交流テラスすわっチャオ」に着きました。会場内には多くの大人がいて、学生は全然いませんでした。それでも「佐渡を活性化させるために、そしてイベントに関する勉強するために来たんだ」という思いを強く持ち、会場でいろいろみました。その中で諏訪市がとても市民の声を聞いているイベントをたくさん開催しているなと感じました。これはいい例だなと感じながら各種資料を見て行きました。

そして時間になり「上諏訪駅周辺まちなか未来ビジョン策定記念 まち歩き・トークイベント」がスタートしました。

最初のセクションは西尾京介氏によるとトークイベント。西尾氏は未来ビジョン策定会議のファシリテーターを務めている方です。話をざっくりまとめると

・未来ビジョンを作成したのは公民がまちづくりの進めるための道しるべにするため
・民間の町づくりの期待された時期は違う
・時代の流れでは官主導から民主導に切り替わっていった
・グランドレベルを意識した町づくりが重要になる
・公共活動は必要活動・任意活動・社会活動の三つに分けられており、任意活動が多い環境は豊かである
・アクションエリア、すなわち重点的に取り組む場所を絞ることが必要である
・ビジョンは「WHY」「WHERE」「WHAT」を。これからは「WHO」「WHEN」「HOW」を意識する

そのほかに上諏訪が意識することや今後こうしていきたいというものを話していただきました。1時間があっという間に終わっていました。本当に勉強になりましたし、町づくりで意識すべきポイントがわかったような気がしました。

ーまち歩き・トークイベント~まち歩きセクション

トークセクションが終わり、すぐにまち歩きの方に移りました。主導は林靖人先生。グループごとに上諏訪の町を歩いて行きました。ルートは諏訪湖の方面に行って、その後駅方面に戻り、商店街を通るルートを案内されました。

最初は諏訪湖方面に行くルート。途中のファミマまで歩きました。歩く途中で見つけたものをひとつ紹介します。それがこれです。

なんと花壇に蛇口があったのです。ナビゲーターの先生いわく「これは珍しい」との事でした。何のために設置しているのかはよく分からないとの事でしたが、個人的には花壇に水をやることと、暑い時に打ち水をするために設置したのかなって思いました。

そして通りの中を歩くと色んな店を発見しました。鰻を売る店や服屋、こじんまりとした果物屋や看板が目立つラーメン屋など、色々ありました。

そして歩く舞台は駅前の通りに。正面側と比べると物寂しいな、ということを感じました。近くにステージがあったので周辺を封鎖して、歩行者天国みたいな感じでキッチンカーや屋台が沢山あるフェスやマルシェをやったら賑わうのになぁ、と感じました。

踏切を超えて、商店街へ。商店街の名前は「末広商店街」。レトロと新しい要素が絡みあったすごく雰囲気がいい商店街だなと感じました。また、至る所にアート要素があり、これもひとつ魅力になっているのかなぁ、って考えました。

班の皆さんと話をしながら会場である「諏訪市駅前交流テラスすわっチャオ」へ戻りました。戻ってからはグループごとに「これしたらいいよね」や「ここはこうすべきなんじゃない?」などといった意見を出し合う時間になりました。自分も積極的にいろんな意見を出しました。その後グループごとに発表。代表として自分が立つことに。多少緊張していたものの、堂々と思ったことを発表できたんじゃないかなって思います。

多くの意見を出した貴重な時間に。

ーイベント参加で感じたこと

今回のイベントに参加してみて、一番感じたのは「行政が本気で取り組むことで多くの意見を吸収し、活用することができる」ということです。上諏訪のように行政が本気で町づくりに取り組んでいるところがあるのでしょうか?正直、少ないんじゃないかなって思っています。このように行政側が運営してくれるイベントがもっと多くのところでやってほしいなって思います。

また、イベントを通じて初めて上諏訪に訪れましたが、居心地のいい場所が数多くあるなと思いました。これも行政と企業が本気でやるからこそ、得られた結果なんじゃないかなと思います。この考えを自分の故郷、佐渡にも広めていき、行政と企業が本気で取り組む島づくりをしてほしいなと思います。

そして最後に。このイベントの冒頭でこのようなことを言っていました。

「町づくりは楽しくないといけない。そして他人事ではなく、自分事として捉えてほしい。」

この一言に町づくりの本質が現れているなと思います。楽しく、自分事にするためには今回のイベントのように町と触れあう「きっかけ」を作ってほしいなと思います。

最後になりますが、今回イベント運営、そしてこの記事を書くことを快く了承してくれた諏訪市に本当に感謝します。このイベントを通じてさらに成長することができました。学んだことを活かせるにこれからさらに頑張っていこうと思います。ありがとうございました。

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