【Discord】他SNSとの違い
Discordが備える機能、規約やガイドラインをLINE、Twitterなど他SNSと比較しながらDiscordはどのような使い方ができるのか考えてみます
1. 招待を得るためのつながりが必要
Discordは「サーバー」というグループチャットが主に使われます
サーバーに入るにはサーバー招待URLが必要です。サーバーを検索する機能はついていますがDiscordに認証されたほんの一部のサーバーしか検索できません
なので現実的にはDiscord内や他SNSなどでつながりがないと新しいサーバーには入れません。アプリだけでできることはウンパスを観察することだけです
LINEと同じと考えてもらうのがわかりやすいかと思います
ちなみにDISBOARDやDiscordちゃんねるといったサーバー招待URLを公開したりフレンドを募ったりする非公式のサイトはあるので、たくさんの人と話したいという方は使ってみるといいかもしれません
2. 仲の悪い人と共存するのは難しい
他SNSと同じようにDiscordにも他のアカウントのメッセージをブロックする機能があります
ブロックしたアカウントのメッセージは画像のように表示され、通常のメッセージが送信されたときと同じように通知も送られます
Twitterのようにブロックしたアカウントのメッセージを表示させないようにすることも技術的には可能なはずですが、あえてこのような形をとっているのはサーバー内に仲が悪かったり根本的に意見が違ったりする人が存在しない、もしくは存在していても仲直りするのが前提と考えられます
メンバーはサーバーから招待されるものです。同じサーバーの中で仲が悪い人とイヤイヤ付き合うという状態は想定されていないと考えるのがシステム面から見ても妥当かと思います
3. 実名ではないが匿名でもない
Facebookのように実名での登録を求められたりLINEのように電話帳から友達を探したりすることはないので好きな名前でアカウント登録できます
入っているサーバーごとにニックネームを変えることはできますが、プロフィールを参照すればアカウント名は見れますしプロフィール画像もサーバー共通です
また相手が同じサーバーに入っていれば他にどんなサーバーに入っているか、どんなニックネームで活動しているかがわかります
例)
① → A、B、Cのサーバーに所属
② → A、B、Dのサーバーに所属
この場合、①は②がAとBにいること、Cにいないことはわかります
しかし、②がDにいるかはわかりません
共通のサーバーにいる人を一度に検索するような機能はありませんが、同じアカウントで別人として活動するのは難しいため、Discordでは全く別のコミュニティでも同じ名前で活動をする形になります
なお複数アカウントの作成は規約違反ではありませんが、それによってブロックやBANを回避しようとするのは規約違反になります
4. 18禁コンテンツも掲載可能。ただし…
サーバーには「チャンネル」と呼ばれれるチャットルームを複数作ることができ、サーバーのメンバーといっしょに音声やテキストで会話ができます
テキストチャンネルはNSFWチャンネル(Not Safe For Work=職場での閲覧は危険)に指定することができ、初回入室時に以下のような警告が表示されるようになります
NSFWチャンネル内であれば18禁コンテンツを掲載しても規約違反にはなりません
ただし、サディスティックなゴア(流血)画像、動物虐待画像の投稿は対象外です
未成年をポルノグラフィ的に、性的な示唆を含む形で、または暴力的に描いたコンテンツやリンクを共有するのも規約違反です。これにはイラストで描かれた、またはデジタル処理で修正された児童ポルノ(ロリ、ショタ)も含まれています
判断基準については他SNSとほとんど差がないようです
5. オリジナル絵文字が登録可能
サーバーには自分で絵文字をアップロードして登録することができ、サーバー内で自由に使えます
LINEのような有料の絵文字ショップはありませんが、「NITRO」という有料サブスクリプションに登録することでアニメーション絵文字や他のサーバーに登録された絵文字を使えるようになります
ゲームなどのアイコンを登録すると会話が絵的にわかりやすくなり、また文字をそのまま絵文字にすると感情の共有がしやすくなります
6. 通話はしたいときに出入り
Skypeは相手が通話できるときを見計らってから通話をはじめる必要がありますが、Discordは一人で通話をはじめて他の人がくるのを待つということができます
また誰かが通話をはじめてもサーバーに入っているメンバーに通知は入りません。通知を送りたい場合は別途テキストチャットで発言する必要があります
Skypeが会議ならDiscordはリビングです。
みんなが違うことをやっていたり、会話があまりなくてもそこにいるだけで楽しさを感じるというのはあんまりない体験です
7. 画面共有は少人数
画面共有機能は20人までです
Zoomが100人まで画面共有できることとと比べると少ない印象ですが、仲のいい人と一緒にサーバーを立てることを考えると数としては十分かと思います
こちらもZoomが講演ならDiscordはリビングといったところです。一方通行で発信するというよりは友達のゲームプレイをみんなで見たり、少人数でのビデオ通話に向いています
8. メンバーごとに役割分担が可能
誰でもグループのメンバーを追放できるLINEと違い、Discordはサーバーのメンバーに閲覧やBANの権限を割り振ることでメンバーの行動を許可・制限することができます
権限は一人一人に割り振ることもできますが「ロール」というものに権限をセットし、メンバーに付与することで一律に設定することもできます
ロールを使ってシステムの上下関係を作ることで、サーバーに入るのに招待が必要などクローズなサービスでありながら、招待URLをweb上に公開をして様々な人が入ってくるオープンなサーバーの運営がとてもやりやすくなっています
権限を抜きにしてもロールに色をつけたり「趣味:読書」といったロールを作って簡易的な自己紹介に使ったりすることも可能です
Discordは組織的な縦のつながりを作るのにも向いています
ロールや権限について詳しく知りたい場合はこちらのnoteをお読みください
9. 有料コンテンツは上限アップが中心
サーバーの作成・運用、ボイスチャット、画面共有といった機能は全て無料です
サブスクリプションの「NITRO」やサーバーに付与する「ServerBoost」といった有料コンテンツはありますが、アップロード容量や画面共有の画質などの上限を引き上げるのが中心になります
有料会員と無料会員の間にシステム的な壁が無いのはライトユーザーにもヘビーユーザーにも優しいといえるのではないでしょうか
10. Botを作り、使うことができる
Discordでは人間が行える操作を速く大量に24時間行える「Bot」を作成して使うことができます
有志のユーザーが作った無料のBotが豊富にあるので、サーバーに招待することでプログラミングの知識が無くても使うことができます
Botの一例としては、
・ボイスチャットにYoutubeの音楽を流す
・サーバー管理人の手を借りずにロールを付け外し
・テキストによるゲーム
など様々です
スムーズなコミュニケーションやちょっとした時間つぶしのためにBotを使えるSNSというのは身近な例があまり無いので想像しにくいかもしれません
めんどうなら導入しないということもできますので、気になるなら調べるという形をとるのがいいかと思います
11. 13歳未満は例外なく利用不可
TwitterやYouTubeは一定の条件をクリアすることで13歳未満でも使うことが認められていますが、Discordでは13歳未満の使用は一切認められていません
13歳以上でも未成年の場合は法的保護者が利用規約を確認し同意することが必要になります
またサーバーのオーナーがメンバーの中に13歳未満がいることを知りながら放置した場合、オーナーやサーバーになんらかの罰則がある可能性もあります
12. Discordはネット上の家
仲のいい人と一緒にネット上で生活する家のような使い方が一番合っているのかなと個人的には思っています
自分に合うサーバーに入るとそれだけで満たされた気持ちになりますよ
Discordが気になった方は下のリンクからどうぞ
記事は以上です
よきDiscordライフを!
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