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サンガスタジアムに引っ越して約1年経ちました。その③ ~平均1万人オーバーは夢の話?~

コロナ禍で1万人オーバーはチームが強い弱いだけの話ではない。

どうもonigiriです。

サンガスタジアムbyKYOCERAでのホーム開幕戦(vs松本山雅FC)は、引き分けだったものの、球際が激しく見ごたえのある試合でした。

スタジアムの待機列で聞こえた「おもんない試合やったら、もうチケット買わん」と言ってたおっちゃんは次のジュビロ磐田戦以降のチケットは買うのか?気になるところです。

あくまで主観的な感想ですが、おそらく多くのクラブが「強いときに人が入る」ものだと思います。待機列のおっちゃんのような思いの人は多いと思います。
ただ、「弱くても、関係なく人が入る」と言い切れるクラブもあります。ここ近年の名古屋グランパスです。

近年で集客力がムキムキになったグランパス

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直近12年の平均観客数(人/試合)
2009年 J1・9位 15,928人
2010年 J1・優勝 19,979人
2011年 J1・2位 16,741人
2012年 J1・7位 17,155人
2013年 J1・11位 16,135人
2014年 J1・10位 16,734人
2015年 J1・9位 16,240人
2016年 J1・16位 17,729人 ▼降格 ※16~19年まで年間30万人オーバー
2017年 J2・3位 15,365人 △昇格
2018年 J1・15位 24,660人
2019年 J1・13位 27,612人
2020年 J1・3位 8,557人 ※コロナ禍。Jリーグトップ

2009年は15,928人と優勝した2010年には2万人弱とぐっと増えていますが翌年は約15%ダウン(2位なのに)。それ以降も優勝したシーズンほど回復せず…しかし、降格した2016年には優勝した2010年に次ぐ観客数を記録しました。
J2に降格し減ったものの、昇格初年度から2万オーバーとグランパスとして歴代1位の記録。そして2019年には前年の記録を上回っています。
2020年はコロナで入場者制限も通年あったものの、1万人オーバーの観客数を記録するなど、リーグトップの来場者を記録しています。

この要因を説明・考察するとものすごーく長くなり、もはやスポーツビジネスの話になるため割愛しますが、2014年頃から「データを活用していこう」となり2016年頃から本格的に活用し、「よりファンに来てもらう・喜んでもらう施策」が増えたからだと思います。
詳しくは豊田スタジアムに行ってみてください。グランパスの試合内容は別として、グランパスの試合はスタジアムで観たくなると思います。

あと今回事例として挙げていませんがガンバ大阪も他クラブのお手本となる様々な施策を行っていました。昔からセレッソのほうが好きですが、ぶっちゃけ集客の面ではガンバのほうが強いと思います。(個人の意見です)


前回のnoteでは、「行ってみたいと思えるスタジアム」というのを考えて観ましたが、まさしくグランパスやガンバなどはハード面でもソフト面でも惹きつける魅力があります。




一方、我が京都サンガは…

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2008年 J1・14位 13,687人
2009年 J1・12位 11,126人
2010年 J1・17位 10,510人
2011年 J2・7位 6,294人
2012年 J2・3位 7,273人
2013年 J2・3位 7,891人
2014年 J2・9位 7,520人
2015年 J2・17位 7,491人
2016年 J2・5位 6,524人
2017年 J2・12位 6,748人
2018年 J2・19位 5,663人
2019年 J2・8位 7,850人
2020年 J2・8位 3,163人

情けねえ…J1常連のクラブと、もはやJ2常連のクラブを比べるなという声もあるかと思いますが、割とキレイに成績と比例して集客も上がったり下がったりしています。
最後の昇格となった、2008年が過去1の入場者数。以降は減少。11年にJ2に降格しグランパスの減少数よりも減っています。しかし降格初年度は天皇杯を準優勝で終え、大木サッカーが浸透し、「昇格できるかも?」と期待したファンがスタジアムに足を運びましたが、PO2年連続敗退。
更に、2015年にはJ2でも残留争い。エレベータークラブと呼ばれ、J1とJ2を行ったり来たりしていたクラブが、まさかJ2とJ3の狭間に追いやられるとは思っていなかったファンも多く、翌年2016年の石丸監督時代に再び昇格争いを演じますが、前年のショックが大きかったのか思うように集客が伸びず、2年後再び残留争いをすることになります。
2019年は昇格争いを演じたことや中田一三監督の特徴的なサッカーもあり、再び集客が回復しました。

そして、新スタ初年度の2020年。
ハード面ではJリーグ随一の魅力的なスタジアムとになり、目標は1試合平均9千人以上!シーズンパスは前年比7割増!と始まったシーズンでしたが、第2節に予定されていたホーム開幕戦&サンガスタジアム初公式戦がコロナの影響により中止に。再開するも、無観客の開幕戦となりました。

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9月の試合まで5千人以下の試合が多く、1万人まで緩和された10月以降はやたらと平日開催が多く、シーズン通して5千人を超えたのは、ともに昇格争いをしていた11/21vs徳島のみ(8,589人)でした。
そして、平均入場者数は3,163人「新スタ初年度」としては、類をみないほど過去最低で最悪な滑り出しだったと思います。

そして、2021年。ホーム開幕戦となったvs松本山雅では、開幕数日前に5千人→1万人に緩和されたものの、入場者数は6,556人。アウェイ席はコロナ禍にしては多かったように思いますが、サンガのファンが思ったより入りませんでした。


結論として、今の所、サンガは残念ながら、サッカーが強くて面白ければお客さんが増え、サッカーが弱くて面白くなければお客さんが減るというクラブです。昔から。
でも、別におかしいことではなく、他の多くのクラブでこの現象が起きていると思います。
昨シーズンはコロナだから仕方ないと言いたい所ですが、コロナでも最大限の集客が出来ているクラブもあり、Jリーグ随一のスタジアムをホームとした初年度にしてはあまりにも期待外れというのが正直な所です。

ただ、去年の本来の目標であった1試合平均9千人以上については、今シーズン最大集客1万人以下で推移するのであれば(物理的には)達成可能です。
昨シーズンの反省点を踏まえ、サッカーの強い弱い以外の魅力でお客さんに来てもらえるクラブになることを願っていますし、西京極と違って出来る可能性は高いと思っています。

そして、いつか2万人オーバーの満員のスタジアムを自分の目で見たいです。


…あれ、なんの話しようと思ってたんやっけ?
次回こそ、サンガスタジアムの魅力を余すことなくお伝えしたいと思います!(フラグ)

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