23歳女がマッチングアプリで撒かれた話

結構タイトルの通りというか、そのままというか。
撒かれた？って何って思うかもしれないけど、今の私でも、いや、あれから2週間ほど経っている私でも撒かれた？って感じた。

さすがに2024年に置いていく話をするので聞いてほしい。

私は長年マッチングアプリをしている。
というか、彼氏いないときは必ずマッチングアプリしているといっても過言ではない。
その記録というか歴史は下記のnoteをみてほしい。

簡潔に話す。

この日私は休みだった。
顔はタイプではないけど、誠実そうな人と三日前くらいにマッチしてなかな私は連絡を返していなくて、休みの日の早朝に返したら『今日会いませんか』と返っていた。

驚いたけど、長年マチアプをやっている私は、こんな出会いも悪くないか。なんて思って、会うことにしてみた。

折角だし、行きたい場所があった私は麻布台のクリスマスマーケットを提案した。折角というか、一緒に行く相手がいない私なんてそこしか行きたい場所なんてなくて、そりゃクリスマスマーケットを提案するほかないだろというか、、、
あ。撒かれた理由の一つがこういうのだったりするのか？

それで、メッセージを数回送り合って、本当に麻布台のクリスマスマーケットに行くことに決まった。

メッセージの途中で、行き方は電車でなくて、車で一緒に送っていこうかとか乗せていこうかなんて誘われたけどさすがに初対面だからそれは断っておいた。

麻布に着くと、相手は遅れると連絡が入っていた。
『ごめんなさい！遅れます、何か奢らせてください』と。まず、遅刻なれしている人間の言葉すぎるし、2歳も年上の奴が時間守れないなんて終わっているなと思った。

やっと相手と落ち合って、クリスマスマーケットに向かった。
正直、第一印象は最悪。
高身長なだけ。
こっちはまあまあ気合い入れて行ったのに、相手は白の知らんブランドのフリース着てた。真冬の外なのにね。

え、どうしよう。めちゃくちゃ悪口言ってしまいそう。

相手は何も自分から話さない。
会話した内容？何も覚えてないわ。
埼玉の大学出たとか言ってたかな。足のサイズが大きすぎてアウトレットでしか靴が買えないから、逆にお得に買えるとか。クリスマスツリーは家になくて、もし買ったとしても片付けられなくて一年中出しちゃうなとか？
内容のない会話なんて何も覚えてないわ。
ユーモアが欠けている会話なんて一つも覚えてないわ。

まあ、そんな話をしてクリスマスマーケットを去った。
そこで相手が奢ってくれたのは1200円のチーズケーキ。
ドリンクも頼んでおけばよかったな。

クリスマスマーケットを出て、麻布台ヒルズをふらつて『やっぱり敷居高いですね』なんて話して。心の中では大人だろ、どこかしらに入れよ。
というか、下調べしてこいよ。私が渋谷と新宿とかでましょうか？って聞いたときに何かしらアクションしろよ。って。

結局、ヒルズに１階の中華屋に入ろうってなって、入る前にトイレ行っておこうかって。
私も行っておこうかなって。
トイレ出たら何か嫌な予感した。
男の方が絶対にトイレ出てくるの早いはずなのにいない。
待てど暮らせど来ない。
まさかとは思ったけれど、アプリからいなくなっていて。
あ、うち、23歳にして初撒かれした？って。

怒りの受容っていうのがこの世にはある。
正確には死への受容だけれど。
怒りの受容は、深い悲しみや喪失体験を乗り越える心理的プロセスである「受け入れの5段階」の1つです。この5段階は、否認、怒り、取引、抑うつ、受容の順に進行します。
って調べると出てくる。

この中で私はまず、
『なんで私が？こんなにきれいにしてきた私が？そんな訳がない。』って否認して、『は？ぶすがよ、ダセえかっこして麻布来るなよ、いいか、その身なりで私の隣を歩くなよ』って怒って、『じゃ、この私を撒くということは神様、こんなに底辺に落とすってことは今度は次は素敵な人が現れるってこと』って謎の取引して、『ああ、私なんてこの世にいらない女なんだ。』って秒うつになって、『待てよ、うちが可愛すぎてうちの隣歩けなかったのでは？え、まって、うちが可愛すぎたのか、自分に見合わないって気が付いたのか！オッケー、オッケー』って受け入れた。

そんなこんなでこんなことがあった。

まず大の大人が人を撒くってなんなのか。

高校生が照れて好きな人撒いちゃったとかなら最悪聞いたことある。
20代になって人を撒くことあるのか。
もう、この人とはもう会わないようにしようって思って、さすがに今日は頑張ろうって少しは思うだろ。
価値観が合わなかったんだなって思うしかない。

色々な感情が動いて、私は咄嗟に本日のお笑いライブをFANYアプリで検索してチケット取って、すぐに新宿に向かった。

やっぱり私にはお笑いしかないんだなって思って、なんだか腑に落ちた。

そんなマチアプ記録。全部残していく。

いつか素敵な人に出会えるように。