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結婚したくてたまらなかったけど諦めた

私には他の記事の通り、3年半付き合って同棲している彼がいる。

私は「結婚」にずっと憧れがあって、意識しながら生きてきた。
だから彼と時間が経つにつれ、同棲も開始し、結婚という一種のゴールが見えてきたと勝手に思っていた。しかし、結婚を全く意識しない彼に私はずっとモヤモヤしていた。

それよりなにより、ここ最近この人の将来に私は必要なのか??とずっと疑問を抱えたまま過ごしていた。

それが先日爆発した。

きっかけはひょんなことだったが、
今は結婚したくない彼VS結婚をしたい私
で論争は過激になってしまった。

私の言い分的には、結婚をしたくないのはわかっているし、彼のそのタイミングまで今は待とうという気持ちが少なからずあった。しかし、彼の将来に私が必要ないのでは?と思うことが増えて不安に感じる。ということを伝えたかったのだが、話しているうちに、

いつになったら結婚できるの?結婚できるかきめて??

というように彼には聞こえてしまっていたようだ。

結婚をせがんでる激イタ女だけにはなりたくないと思っていたのに…

彼もヒートアップして、いつもは温厚なのに言葉が荒くなったり、トドメを刺すように私が後悔するなら早く言ってと言った。彼は私が別れを切り出しても構わないと思ってると思った。

全然好きじゃないじゃん、私のこと。と、オシャレドラマのセリフのような倒置法が頭をよぎった。

結局、話の終着点が見えず別れまで切り出してしまった。終わったと思った。
ずっと大泣きして目がパンパンでみっともなかったが、ここで決着をつけるしかないと思った。
実家に帰ろうと荷物をまとめて寝た。

泣いて疲れたのかすぐに寝れたし、変なオモロい夢まで見て、目覚めるとなんか色々なことがバカらしくなった。

起きてから彼が駅まで送ってくれると言った。
私はいつ帰るかわからなかったのでリュックにキャリーケースで大荷物だったし、早朝のめちゃ暗い寒い時間。しかし、勝手に帰ろうとしてるがゆえ、彼に甘えるのは嫌だった。

何度か「送っていくよ」「結構です」を繰り返し、イヤイヤ送ってもらう(本当はすごくありがたかった)私の表情は半ば家出少女だ。

車の中で彼は思いの丈を話してくれた。
私のことを尊重できなくてごめんと謝ってくれた。昨日は強がってあんなことを言ってしまったし、自分に関する重要な話をするのが苦手で私の気持ちをよそに話すことすら避けていた、と伝えてくれた。

そんなことを話していたら始発を逃して、なんかだんだんどうでも良くなってきた。

私は結婚すればこの低スペの自分も世では普通の経歴になって、安心して暮らせるとなんか勘違いしていたのかもしれない。
結婚はしたいし、子供も欲しいというところには代わりないが。

何者でもない自分が、誰かの奥さん、母親になりたかった。それだけなのだ。
そう思うことが悪いことだとは思っていないけど、自分はきっと満たされないことにも気づいた。

自分の問題に目を伏せて、テキトーにやり過ごそうとする自分にまた自己嫌悪になった。

私はカッケー女になりたい。これが人生のテーマだ。

だから私は結婚を今は諦めた。
自分が何者かになることが優先。そしてそれを教えてくれた彼に感謝を忘れたくないし、彼との日常を穏やかに過ごしたいと思った。

また結婚したいモードに入ることもあるだろうけど、その時はどう対処したらいいのだろうか。
模索しながら進んでいく。

正直彼との問題はまだまだ山積みである。

でも自分をしっかり保っていけば、自分はもっとどうしたいか何をしたいか見えてくる気がしている。

さて、自分のしたいことってなんだろう…

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