ベリーズ旅行記2023 Vol.4 ~トラウマのヒューストン編~
本年もよろしくお願いいたします!(遅)
おにぎりです!
バタバタな1月が過ぎて、2月に入ってしまいました…。
ベリーズ旅行から3ヶ月が経とうとしております。
薄れてゆく記憶を引っ張り出しながら、今回も何の得にもならない体験談を元気に書いていきます😀
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします!
前回(ロサンゼルス編)はこちら!
おにぎり、ヒューストンに到着
ロサンゼルス空港から約3時間。
おにぎり、ヒューストンに着きました!
ロサンゼルス空港を出たのが11/9の19:17だったので、
時差もありヒューストンに着くころには日付が変わって11/10の0:30になっていました。
このときのおにぎり
HP:10 /100
MP:2 /100
ぐらい。
大阪の家を出てから約50時間。
色々あって色々あって色々あって
辛くなったりハイになったりを繰り返して、
飛行機でモアナ観すぎたこともあり、
ほとんど寝ていなかった。
元々あんまり寝つきが良い方ではないんですが、
さすがにこんなに寝ないことも珍しい。
へとへとの状態でヒューストンにたどり着いたのでした。
ヒューストンではトランジットが9時間半あるので、
さっさとどこかのホテル取って寝たい~~~~ねむい~~~~~。
幸い、ロスからのフライトなので、入国審査もなくすんなり出口に到着。
さてと、
とりあえずホテルを予約、
予約できたらUber(個人タクシーをスマホで手配できる配車サービス)でお迎えをお願いして、
シャワー浴びて泥のように寝て、
明日は10:02のフライトだから8:00には空港に着くようにUberで予約する、
と。
ホテルの予約と言っても、羽田のようなヘマはしないぜ??
さすがに世界中の男女と相部屋できるほどの精神力は持ち合わせてないんでねえ。。。
空港から近くて、Wifiがあって、個室で、シャワーがあればじゅうぶん!
クレジットカードが1枚使えなくなってしまってビビり倒しているので
もう一枚のクレジットカードを握りしめながら、できるだけ安い宿を探すことにしたおにぎり。
は~~~~~~~~~~
疲れた状態でもこんなにぬかりないプランがたてられるなんて
私も成長したもんだナ…
(ロスの時点でホテル取っとけばもっとよかったね😇)
とりあえず今から取れるホテルを探しつつ、荷物を待つのでした。
おにぎり、バゲッジがロスト の巻
ホテルはとっくに見つかった。
決済も済んだし、Welcome的なメールも届いた。
が、
荷物が返ってこない。
?
ゲートを出てから早30分。
Uberで近くの車を探しては、更新。
探しては、更新。
だんだん近くの車が少なくなってくる。
もう1:00過ぎだもんねえ。。。
荷物よ、早く来ておくれ…
横を見ると、一緒の飛行機に乗ってたっぽいお兄さんが3人。
やはり荷物が返ってこないらしく、回転台を見つめていた。
すると、空港の中の人っぽいおじさんが、お兄さんたちに何かを話して
どこかに案内しているようだった。
こっそり後を着いて行くおにぎり。
お兄さんたちは、空港の総合インフォメーションに案内されていた。
カウンターに2人の空港スタッフがいて、
それぞれ対応していた。
回転台をチラチラ見ながら、しれっと私も列に並ぶ。
深夜の1時。
ヒューストン。
当たり前だけど、
1人で行動しているアジア人女性なんていない。
いくらアメリカ人が日本人より陽気とはいえ、
みんなどこか疲れていて陰気に見える。
スタッフも乗客も全員屈強で強そうで、
ライオンの中に放り込まれた小鹿のような気分だった。
ダイエットなんてしてないで、
ゴリゴリにパンプアップしてきたらよかった。。。
確実に、このなかで、
私が一番弱い。
もし割り込んでこられたら、迷わず先を譲ろう。
お金で解決できることはそうしよう。
なんとも言えない恐怖とともに、自分の番を待つのでした。
10分ほど並ぶと、Next!と言われ、私の番がきた。
いいかおにぎり、こういう時は主張はしっかり伝えるんだ。
ビビってたら舐められるぞ。カマしてけよ?
心の中にAwichを降臨させて、カウンターに向かう。
カウンターには、アメリカンサイズの黒人のお姉さん。
(女の人でよかったぁ…)
姉「どないしたんや。」
お「マイバゲッジ ダズント カムバック! アイワナ ミート マイバゲッジ! プリーズ!」
出川にも負けないイングリッシュで挑むおにぎり。
姉「よしわかった。荷物タグはあるんか?」
お「オッケー! ディスイズヒア! プリーズ!」
何かを調べてくれるお姉さん。
※ちなみに、もちろんですがお姉さんは英語で喋ってます。
関西弁ではありません。
姉「あんたの目的地はどこや?」
お「アハン?」
「Final Destination」が聞き取れず、アハン?とパードゥン?で応戦するおにぎり。
姉「目的地はどこやって聞いとんねんアホ」
お「アハン?」
※もちろんですが、アホとか言われてません。
私の脳内ではそう翻訳されたけど。(だってわかんないんだもん…)
姉「(ため息)あんな、今、ヒューストンや。ほんで自分次どこ行くんや。」
お「オー! アイアンダースタンド!! ●●●ホテル! アイウィルゴー! プリーズ!」
姉「(舌打ち)ホテルやなくて次どこの国に行くんやって聞いとんねんタコ!!」
※もちろんですが、ため息も舌打ちもされてないし、タコとか言われてません。
ここでようやく理解して会話が成立。
お「オーーー!!! ベリーベリーアンダースタンドアンダースタンド!! ベリーズ! ゴー! アイウィルゴートゥーベリーズ! オーケー!」
姉「よし。そうやんな。ここに書いてある通りベリーズ行くやんな。荷物もベリーズや。」
お「オーー!! おお??? ぱあどぅん????」
お姉さんが何を言っているのか理解できず、
伝家の宝刀パードゥンを繰り出すおにぎり。
姉「だから、荷物はベリーズ行ったで。」
お「ワーイ?」
姉「ベリーズ行くからや」
お「アイワント ミート マイ バゲッジ トゥデイ!! アイニード!!」
姉「そんなん言われても今からもう無理やで。」
オーマイガー…
私の荷物はベリーズ行きの飛行機に積み込まれているらしい。
絶対無理?どうしても無理??お金払っても無理???
と別れ際みたいな会話を繰り広げても、
無理なもんは無理!私の力じゃ無理!!今からじゃ無理!!!
と言われてしまい
泣く泣く荷物をあきらめることにした。
機内持ち込みした荷物だけを持って、雨のヒューストンを彷徨うのであった…
戦慄の、おにぎり
Uberで送ってもらい、空港近くのホテルに到着した。
荷物は少ないが、なんだかとっても重たく感じる。。。
ホテルといっても、安いモーテルのようなところなので、あまり期待はしていなかった。
とりあえず個室に。そして温かいシャワーを。
ホテルについて受付を開けようとすると、、、開かない。
中にいたオバチャンにキッとにらまれ、
横に回るようにジェスチャーで言われる。
今度は何だよ…もう勘弁して…
荷物を持って受付の横に回ると、小窓があって
1人の黒人男性がいた。
小窓といっても鉄格子がはめられていて、
下にお金や書類を通すための小さな穴が開いている。
どうやら、先にこの男性の対応しているから、その次に対応するよーってことらしい。
外はどしゃ降り。
小窓のところには屋根もない。
しかも私は折り畳みの電子ピアノを持っていたので、
それが濡れないように体を丸めて守る。
傘?レインコート?
スーツケースの中に決まってんだろぉおおおおおおおおぉおおぉおっぉおぉおぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
という心の叫びとともに、雨の中丸まって濡れ続けるおにぎり。
黒人のお兄さん(サム・仮名)と目が合う。
目を見ただけで分かった。
この人、絶対何かヤッテル。
こんな夜中なのに目ギンギンでほとんど瞬きもしていないし
ずーっと薄ら笑っている。
後ろに止まってる車から大音量でHIPHOPが流れていて、
中にいる女の人がずっとサムを見ている。
たぶんこの女の人も何かヤッテル。
今吸ってるソレは本当に煙草か??
なんとなーく、この小窓に鉄格子がかかっている理由が分かった。
もしかすると、そういう地域なのかもしれない。
(後からヒューストンの治安調べておしっこちびりそうになりました。)
(殺人まあまあ多いらしい)(生きててよかった)
オバチャンにびしょびしょの書類を渡しながら、
チラチラこちらを見て、薄ら笑いを浮かべながら
「雨だねえ。車入りなよ。」的なことを言ってくるサム。
コェエエエエ
この約1週間の旅行で、
一番身の危険を感じた瞬間でした。
とりあえずサムのチェックインが終わると、オバチャンがまた回るようにジェスチャーしてくれて、
屋根のある受付の中に入れてくれた。
ありがとう、オバチャン(涙
オバチャンのおかげでチェックインして、部屋に入ることができた。
ベッドとシャワーだけのシンプルな部屋。
鍵をかけたか何回も確認して、ベッドに倒れこむ。
もう眠気なんてどこかに行ってしまった。
あとWiFiがつながらない。
あと電気がつかない。(え?
とりあえずシャワールームは電気がついたので、その明かりでやりすごすことにする。
どうせ朝には出ていくんだ。
正直なーんにもしたくないし、どこにも行きたくないし、
明日朝から飛行機とか乗りたくないけど
ここまで来たらもう引き返せない。
明日の準備を始める。
とりあえずシャワーだ。
シャワールームに入ってシャワーを浴びようとすると、
シャワーが出ない。(え?
何をどういじっても、蛇口のお湯しか出ない。
どこをひねっても、どこをまわしても、
うんともすんともいわないシャワー。
全裸で格闘すること20分
諦めて、蛇口からのお湯でなんとかやり過ごすことに…。
あとスーツケースがないので、
明日の着替えがない。
ドライヤーもない。
なんてったって川崎の銭湯でめちゃくちゃしっかりパッキングしたので!
必要なもの以外スーツケースに入れたので!
詳しくは羽田編を見てネ↓
安いモーテルなので、アメニティももちろんない。
🤡日本人は便利なものに慣れすぎてしまっているからこういう時に弱いんだ。
と、だれかの声が聞こえてきた。(幻聴?
こんなところで泣いてたまるか…!!
なんてったってさっき心にAwichを降臨させたところだ。
日本人の底力見せてやろうじゃねぇか…!!!うおおおおおお!!!!
と思ったらドアがノックされて心臓飛び出そうになった。
窓に映る影からして、複数人が私の部屋の前にいる。
こぉぉぉぉぉわぁぁぁぁぁぁ(震
この部屋にいた6時間ほどで、3回くらいこういうことがあった。
いたずらなのか、なんなのか。
やっぱりそういう地域なの…??
怖すぎるからホンマニヤメテクレェェ
とりあえずAwichのソウルで蛇口のお湯でシャワー(?)を浴びた。
幸い、シャンプーや化粧水なんかは少量のパックを機内に持ち込んでいたので助かった。
体がきれいになったかは不明だが、たぶんここに来た時よりは衛生的だ。
着替えがないので、着ていた服をそのまま着る。
SUGOI IYANA KIBUN
さあて、あとは髪をどう乾かすかだ。
ちなみにこの時の私はお腹ぐらいまであるロングヘアで、
さらにエクステを入れていたので毛量も多いという最悪な状態。
考えた末、空調機器を使うことにした。
まず暖房の温度を最高にして、温風を髪に浴びせる。
部屋が温まってくると風が弱くなるので、
今度は冷房の最低温度にして、冷風を浴びせる。
部屋が涼しくなると風が弱くなるので、
また暖房を最高温度にして(以下同文
部屋と一緒に熱くなったり冷たくなったりしながら、
二時間やったらほとんど乾きました!(狂気
根元に重点的に風を当てるのがコツです!
と、今後役に立たないライフハックを身につけたところで
5時くらいになっていた。
髪は乾いたが爆発+カビ臭い風を浴び続けてえらいことになっていたので
とりあえずおさげにまとめて、ロスで買ったイヴ・サンローランの香水をふる。
なんだかこれした途端、急に元気になった。
旅行行くためにピンクメッシュのエクステを付けていたんですが
え、おさげにしたらめっちゃ可愛いやん~~~~~!!!!!
ほんで香水もめっちゃいい香りやん~~~~~たまらんやん~~~~!!!!!
ヒューストンの、何にもない安宿で、悦に浸るおにぎりでした。
おい!誰だ!日本人は弱いとか言った奴!!
俺は…お前に…勝ったぞ…!!
話はそれますが、私はミニスカートとピンヒールが大好きなんです。
誰かのため、とか、モテるため、とか、そんなんじゃなくて
自分の機嫌を取るために履いてるんじゃあああああ
と声を大にして言いたい。
こういう時、ウキウキした気持ちとか、テンション上がることで
めちゃくちゃ救われるんですよね…
心のお守りをたくさん持って行っててよかったー!!
自分の周りだけは、好きなものでいっぱいにしておこうと
心に誓ったおにぎりinヒューストンでした。
そんなこんなで元気になったおにぎりは、明け方のヒューストン空港に向かい
ついにベリーズを目指すのでした。
いつものごとく遅くなって&長くなってしまってスミマセン…。
お読みいただきありがとうございます!
スキ、フォローいただき嬉しいです!
会社の方からも、こっそりDMで褒めてもらったりして、
noteを通じて少しは誰かに笑ってもらえてたら嬉しいです😘
(こっそりじゃなくていいんですけどね!笑)
次回は「ベリーズ旅行記2023 Vol.5 ~おにぎりインザヘヴン・ホプキンス編~」近日公開予定です!
ついにベリーズに!
着くのかい??着かないのかい??
どっちなんだーい???
ヤ―!!!💪🏽💪🏽💪🏽
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