危機回避能力

私は危機回避能力が低いかもしれない。ドタバタ走って移動して転んだり、机や壁にぶつかりながら歩いて変なところに青痣ができているなんてしょっちゅうだ。周りがヤバいやつだと言ってる人も、話してみないとわからないとか言って近づいて、やっぱあいつヤバいわ!となることもある。

そんな私のスーパー危機回避の話。

小3の秋。我が家は春には山菜、秋にはキノコ採りが恒例となっており、その日は、父方の祖父からキノコ料理を食べに来いと連絡があった。

昼寝をしていた私は、突然起こされて「キノコを食べに行く」と言われたが、キノコの魅力より眠気が勝った。

翌日私以外の全員が食あたりになった。

兄はあれ以来山のキノコを相当警戒する様になった。

生きていたからいいものの、もし全員死んでいたら仰天ニュースにでるレベルだ。そんな大変な人生にならなくてよかった。


小4の春。母が犬の散歩の途中にニワトコという植物を採取してきた。これも食べれるんだよと楽しそうにしていた。

山の植物の知識は豊富なので、疑っていたわけではないのだけど、中華炒めとして食卓に出てきたそれを、何故だかわからないけど食べる気にならなかった。「別に食べてもいいけど、なんかいいや」くらいの気持ちで。2.3回「いいの?美味しいよ?」と勧められたが頑なに食べなかった。

翌日1階も2階もトイレが混んだ。

辛そうにトイレから出てきた母に「どうしてあんた食べなかったの…?」と聞かれた。この状況だからもしかして毒をもったのかと疑われていたかもしれない。

当時は地獄先生ぬ〜べ〜が大好きだったので、とても強い守護霊がついているのだなと思っていた。なにか辛いことがあっても、守護霊強いから大丈夫と謎の自信があった。

この2件以来さっぱり私の守護霊は働かなくなったが、弱いやつに交代させられたのだろうか。戻ってきてください。そろそろ転職活動始めたいので。

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