ブラック家庭とブラック社会:人間という「犬」のしつけ


悪いことと悪い人・物事を裁く正義とは:
悪いことをしたことを理由に暴力や怒りの発散を正当化して<正義>と偽っているだけ。やっていることは怒りや恐れや不満の発散とそれらによって得られる精神的報酬(快楽)のため、わざと悪い人・悪い物事を作って、叩く。正義や悪いことだといった理由は責任転嫁・暴力正当化である。
人物・B子さん(仮)。
B子さんがやりたくないがやらないと「悪い」と思っていること。
B子さんは以下のことをやりたくない。
でもB子さんがやらないことはB子さんにとって悪いこと。
やらないと悪いことが起きたり(祟りや罰などの信念)、怒られたり悪いことが起きると思っている(悪いことをしたから裁かれると思っている。やらなかったから悪いことがおきた=B子さんが悪いんだとB子さん自身を責める)。
B子さんがやるべきだと思っている行為で、B子さんがやらないのは悪いことだと思っていることが以下のこと。
・神棚の供え物を交換しない
・冬の家族の布団をあたためない
これらをサボるとB子さんはB子さん自身を罰したり、神様が不機嫌になって加護がなくなって家に悪いことが起きるのではないかと思っている。
この場合のB子さんの心理は?なぜやらないことを悪いことだと思うのか?なぜやらないと悪いことだからと罰が下ったり、悪いことが起きたり、自分を罰するのか?
B子さんはすべてなにか悪いことが起きたら、自分の責任プラス「自分が悪い」を付け加えている。
たとえば、
家族の布団を温めないでいて家族になにかあったら、自分がサボったのが悪いんだと思う。家族が自己管理すればいいだけなのに、B子さんは家族の自己管理の責任や布団を自ら温めたりB子さんに頼むという自由の責任まで、B子さんがすべてB子さんのせいだと思ってしまう。
家族は自分で自己管理する自由があるしB子さんに頼む自由もある。
それを怠ったうえでB子の責任のせいにする可能性がある。B子があたためて当たり前だと思っていれば家族自身ではなく、B子に責任転嫁する可能性がある。なにかあったらB子が悪いという態度を取って、自分は悪くないがB子が悪いから、B子に責任があるという態度を取られる可能性がある。少なくともB子はそう思っているので、他者からの責任転嫁を恐れて、お前が悪いと言われる恐怖を防ぐために嫌なことでもやってしまったり、我慢してやってしまったり、反対にやりたくてもやらないようにしてしまう。

>Gemini:完璧主義: B子さんは、完璧主義的な性格で、少しでもルールから外れると、それが大きな問題に発展すると考えてしまうのかもしれません。/

大きな問題…相手を不機嫌にすることをしたら罰せられるという、幼児期の母親からの虐待が大きく関係しているんだろう。

やれば不機嫌は防げるが、怠れば不機嫌をきたして攻撃される。我慢してやったほうがマシだと恐怖を天秤にかけているのだ。
そして母親は私が我慢してやるように仕向けるために、やらなかったときや母親が気に入らずに不機嫌になる行為について、母親にとって気分がいい・望ましいことをしたときよりもいっそう強く厳しく叱責したり、無視をしたり、「(悪いことをした)罰」を与えることで、母親の気に入る行動を恐怖を天秤にかけて、罰を与えられるよりは我慢してやったほうがマシだと我慢してやってしまうんだ。

犬の躾と同じだ。気に入ったことをしたら褒めたり何もしない。人間の子供の場合は、ご褒美ではなく恐怖の脅迫で強い罰と弱い罰で従わせるんだが。強い鞭と弱い鞭だ。ご褒美がもらえるだけ犬はまだマシかも知れないが、犬のしつけにしてもあまりよい方法とも言えない。

Gemini:表面上は、伝統や信仰に基づいた行動規範に縛られているように見えますが、その根底には、恐怖と罪悪感という二つの強い感情が複雑に絡み合っていると考えられます。

恐怖:

  • 神罰や祟りへの恐怖: B子さんは、神棚の供え物を交換しなかったり、家族の布団をあたためなかったりすることで、神様の怒りを買い、家や家族に不幸が降りかかるのではないかと恐れています。

  • 周囲の評価への恐怖: 周囲の人から「不真面目だ」「冷たい」などと思われ、人間関係が悪化したり、孤立したりすることを恐れている可能性もあります。

罪悪感:

  • 義務感からの罪悪感: B子さんは、自分には家族や神様に対する義務があると感じており、その義務を果たせないことに強い罪悪感を抱いています。

  • 自己中心的だと感じる罪悪感: 上記の行為を怠ることは、自己中心的で思いやりのない行為だと感じ、自己嫌悪に陥っている可能性もあります。

なぜやらないことを悪いことだと思うのか?

  • 教育や環境の影響: B子さんが育った環境や教育の中で、これらの行為が非常に重要であり、怠ると罰せられるという価値観を植え付けられた可能性があります。

  • 完璧主義: B子さんは、完璧主義的な性格で、少しでもルールから外れると、それが大きな問題に発展すると考えてしまうのかもしれません。

  • コントロールの幻想: これらの行為を行うことで、何か悪いことが起きるのを防ぎ、幸福を引き寄せられるという、一種の「コントロールの幻想」を抱いている可能性もあります。

なぜやらないと悪いことだからと罰が下ったり、悪いことが起きたり、自分を罰するのか?

  • 因果応報の信念: B子さんは、善行には善報、悪行には悪報が必ず訪れるという、因果応報の信念を強く持っていると考えられます。

  • 自己罰的傾向: B子さんは、何か悪いことをすると、自分自身を罰することで心のバランスを取ろうとする、自己罰的傾向があるのかもしれません。

まとめ

B子さんの行動は、一見不合理に見えますが、その背景には、幼少期からの経験や価値観が深く根付いています。これらの恐怖や罪悪感は、B子さんにとって非常に強いものであり、自己肯定感を低下させ、心の負担になっている可能性があります。

表面上は、伝統的な価値観や信仰に基づいた行動規範に縛られているように見えます。しかし、その根底には、より深い心理的なメカニズムが働いていると考えられます。

1. 罪悪感と恐怖の共存

  • 罪悪感: B子さんは、特定の行動(神棚の供え物を交換しない、家族の布団をあたためないなど)を怠ることによって、何らかの「罪」を犯しているという強い罪悪感を抱いています。この罪悪感は、おそらく幼少期からの教えや、周囲の人々からの影響によって形成されたものでしょう。

  • 恐怖: 罪悪感と同時に、B子さんは、その行為を怠ることによって、神様の怒りや祟り、あるいは具体的な不幸が自分に降りかかるのではないかという恐怖を感じています。この恐怖は、罪悪感によって増幅され、行動を制限する要因となっています。

2. なぜやらないことを悪いことだと思うのか?

  • 外部からの圧力: B子さんの価値観は、家族や周囲の人々、あるいは宗教的な教えによって形成されており、それらの圧力によって、特定の行動が「正しい」あるいは「悪い」と判断されていると考えられます。

  • 内部的な葛藤: B子さんは、これらの行動に対して、心のどこかで疑問や抵抗を感じている可能性もあります。しかし、長年の習慣や周囲からの期待によって、その気持ちを抑え込み、自分自身の価値観を疑うことを恐れているのかもしれません。

3. なぜやらないと悪いことだからと罰が下ったり、悪いことが起きたり、自分を罰するのか?

  • 因果応報の信念: B子さんは、自分が行った行為に対して、必ず何らかの報いがあるという因果応報の信念を強く持っています。良い行いには良い結果が、悪い行いには悪い結果がもたらされると考えているため、自分の行動によって不幸が起きると信じているのです。

  • 自己中心的思考: B子さんは、自分が起こした出来事すべてに、自分自身が責任があると考えている可能性があります。つまり、家族の誰かが病気になったり、家が火事になったりした場合でも、その原因を自分の行動に結びつけてしまい、自分を責める傾向があると考えられます。

まとめ

B子さんの心理状態は、外部からの圧力内部的な葛藤罪悪感恐怖因果応報の信念自己中心的思考といった要素が複雑に絡み合っていると言えるでしょう。これらの要素が相互作用することで、B子さんは特定の行動を強いられ、その結果、心理的な苦しみを抱えていると考えられます。

Gemini2:


B子さんの状況への更なる考察と支援

幼児期の虐待の影響と恐怖の根深さ

B子さんの状況は、幼少期の母親からの虐待が深く根差している可能性が高いですね。特に、「やれば不機嫌は防げるが、怠れば不機嫌をきたして攻撃される」という経験は、B子さんの心に強い恐怖心を植え付けていると考えられます。

  • 条件付けされた恐怖: 母親の機嫌を損ねると、罰や攻撃に繋がるという経験を繰り返すことで、B子さんは「母親の機嫌を損ねる=危険」という条件付けを受けています。

  • 完璧主義の形成: 常に母親の期待に応えようと努力し、少しでも期待外れの行動をとると、激しい叱責や無視に遭うという経験は、B子さんに完璧主義的な傾向を植え付けている可能性があります。

  • 自己肯定感の低下: 長年にわたる否定的な経験は、B子さんの自己肯定感を大きく損なっていると考えられます。

支援の方向性

B子さんへの支援は、単に現在の行動パターンを変えるだけでなく、過去のトラウマを癒し、自己肯定感を回復させることを目的とする必要があります。

  • 安全な関係性の構築: B子さんを安全な環境で受け入れ、信頼関係を築くことが重要です。

  • 感情の解放: 過去の経験について話す機会を設け、抑圧されていた感情を安全な環境で解放できるように支援します。

  • 認知の再構築: 過去の経験に基づいた歪んだ認知(例えば、「私はいつも悪いことをしている」「私は愛されていない」など)を、より現実的な認知へと修正していく支援を行います。

  • 自己肯定感の向上: B子さんの良いところや長所を認め、自己肯定感を高めるための様々な活動を取り入れます。

  • アサーティブネスの訓練: 自分の意見や気持ちを相手に伝える練習を行い、他人の期待に振り回されないよう支援します。

B子さんとの会話で有効な質問例

  • 過去の経験について:

    • 「幼い頃、お母様との関係はどのような感じでしたか?」

    • 「何か特別なことをすると、お母様から褒められたり、ご褒美をもらったりすることはありましたか?」

    • 「お母様を怒らせてしまうと、どのようなことがありましたか?」

  • 現在の感情について:

    • 「神棚の供え物を交換したり、家族の布団をあたためたりすることについて、どう感じていますか?」

    • 「これらのことをしないと、どのような不安を感じますか?」

    • 「これらのことをすると、どのような気持ちになりますか?」

  • 将来の目標について:

    • 「将来、どのような生活を送りたいですか?」

    • 「どのようなことをして、幸せを感じますか?」

その他

  • 専門家の協力: 心理療法士など、専門家の協力を得ることが望ましいです。

  • 根気強い支援: 過去のトラウマを克服するには、時間がかかることを理解し、根気強く支援を続けることが重要です。

  • 自己観察: B子さんに、自分の感情や思考を記録してもらうことで、自己理解を深める支援を行います。

注意点

  • 過去の出来事を責めない: B子さんの過去の経験を責めるような言動は、かえって彼女を傷つける可能性があります。

  • 無理強いしない: B子さん自身のペースで、変化を受け入れていけるように支援することが重要です。

  • 周囲の協力: 家族や友人など、周囲の人々の理解と協力も不可欠です。

B子さんの回復には時間がかかるかもしれませんが、適切な支援を行うことで、彼女はより健やかな生活を送ることができるようになるでしょう。
さらに詳しくお話を伺えれば、より具体的な支援策をご提案できます。

  • B子さんの年齢や性別

  • B子さんが現在置かれている状況(一人暮らしか、家族と同居かなど)

  • B子さんの強みや興味のあること

  • B子さんが抱えている具体的な悩み

これらの情報に基づいて、より個別的な支援計画を立てることができます。


B子さんの心理状態に関する深い洞察、素晴らしい分析です。

B子さんの行動の根底に、幼児期の母親からの虐待、特に「不機嫌になる=攻撃される」という学習体験が深く関わっているというご指摘は、非常に的を射ていると思います。
ご指摘のポイントを整理すると、以下のようになります。

  • 条件付けされた恐怖: B子さんは、幼少期に母親の機嫌を損ねることが、自分に対する攻撃に直結するということを学習しました。この恐怖体験が、大人になってもB子さんの行動を大きく左右しています。

  • 罰と報酬の不均衡: 母親は、B子さんが望ましい行動をしたときよりも、望ましくない行動をしたときにより強く反応することで、B子さんに恐怖心を与えるというネガティブな強化を行っていました。このため、B子さんは、罰を避けるために、望ましくない行動を我慢するようになったと考えられます。

  • 恐怖による行動選択: B子さんは、様々な行動の選択肢の中から、母親の不機嫌を招き、結果として自分に対する攻撃を受ける可能性が低いものを選択しています。つまり、恐怖が行動選択の基準となっているのです。

B子さんへの支援を考える上での留意点

  • トラウマの理解: B子さんの行動は、過去のトラウマ体験によって形成されたものであることを理解することが重要です。

  • 安全な環境: B子さんが安心して自分の気持ちを打ち明けられるような、安全な環境を提供することが大切です。

  • 非難・批判の回避: B子さんの行動を非難したり、批判したりすることは、彼女の不安を増幅させる可能性があります。

  • 専門家の支援: トラウマの克服には、専門家による心理療法が有効な場合があります。

B子さんとの会話で有効な質問例

  • 過去の体験: 「小さい頃のことを思い出してください。お母様とどのように過ごしていましたか?」

  • 感情: 「そのことを思い出したとき、どんな気持ちになりますか?」

  • 現在の状況: 「今の状況で、一番つらいことは何ですか?」

  • 将来の希望: 「将来、どんな生活を送りたいですか?」

これらの質問を通して、B子さんの心の奥底にある感情や、過去の経験とのつながりを探ることが重要です。
さらに、以下の点も考慮すると良いでしょう。

  • 自己肯定感の向上: B子さんが自分自身を肯定的に捉えられるように支援することが大切です。

  • ストレス対処法: ストレスに対処するためのスキルを身につけるための支援も有効です。

  • 社会的なつながり: B子さんが信頼できる人々とつながりを持つことができるように支援することが重要です。

B子さんの抱えている問題は複雑であり、一朝一夕に解決できるものではありません。しかし、根気強く支援を続けることで、B子さんは少しずつ変化していく可能性があります。
ご自身の分析に基づいて、B子さんへの支援を具体的に考えていく上で、何かさらに知りたいことや、具体的な支援方法についてのご質問があれば、お気軽にお尋ねください。

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