おにっちが店舗を構えない理由。その①
ワインフリーランサーのおにっちです。
「ワインの仕事、してます」
と自己紹介すると、
「どこでお店やってるのですか?」
自分のお仕事スタイルを話さなければ、
必ず返ってくる答え。
ソムリエ=どこかのお店に所属してるイメージ
なのでしょうね。
私の場合は、
自分のお店は構えたくないと思い、
ワインフリーランサーで活動しています。
では、私がなぜ、店舗を構えていないか?
その理由をお話します。
色々ありすぎるので、
シリーズに分けていこうと思います。
おにっちが店舗を構えない理由。その1
私、おにっちは、
父は農家、母は漁師の娘でして、
昔から【食】を大切にする家族で育ちました。
父は、グルメで、
母は、小料理屋のような美味しいご飯を
夜は7.8皿作ってくれて、
時間が合う時は、
必ずご飯はみんなで一緒にたべる家庭でした。
(ご飯を1人で食べた記憶がありません)
外食も好きで、
小さな頃から、色々なお刺身やお肉の部位、
お野菜など、食べさせてもらったお陰で、
今でも好き嫌いなく、
色々なお料理や味わいが大好きです❤️
(ワインの味に敏感になれる舌を作ってくれたのは、両親のおかげ❣️ありがとう😊)
そんな私が若かりし頃、
ワインに興味を持ち、
家に眠っていた赤ワインを飲むと、、、
「おえーっ💦超マズい!!😭💦💦」
ブドウからできているお酒
=ブドウジュースのような甘いお酒
と思い込んでいた私は、
何とも言えない渋みや苦味がムリで、
「こんな大人な味は無理だし、
ワインって難しそうだし、一生私には縁がないや」
と、
ワイン=苦手なお酒だと、勝手な思い込みをしました。
それから、数年後、、、
お友達の結婚式で、
フレンチのコース料理が出てきた時、
その空間と優雅さと、
せっかくのフレンチを前にした時、
「ここは、ワインでしょ!」と、
会の雰囲気に合わせ、
前菜の海鮮のミルフィーユと、
白ワインを合わせると、、、
「なんじゃこりゃー!!!!!」
と、衝撃の美味しさに、感動。
今まで、
両親のおかげで、色々なものを食べてきたけど、
ワインと組み合わせたら、
さらに美味しくなる経験は初めてで、
それはそれは驚きと感動で、、、
「ワインって、何者?!」
気になると、とことん突き詰めたくなる
私の性格。
そこから、ワインとは何なのか?を知るための、ワイン1人飲みに挑戦❣️
1人で飲みに行ったこともなかったのに、
ワインを知りたくて、
こじんまりとしたワインバルに、
勇気を出して行ってみました。
そのお店は、同年代の人が、
楽しそうにワインや料理に携わっていて、
色々なチーズやワインのことを教えてもらいながら、
初対面なのに、人生のことについて、語りました❗️
意気投合し、スタッフの人達と、
そのあとカラオケに。笑
自分でも、この行動にはビックリ❗️
ワインを1人で飲むだけでも勇気が要ったのに、
それまでの私の人生では出会ったことの人達に、出会えて、楽しくて、、、
ワインって、美味しいだけじゃなくて、
携わる人も素敵な人なんだなぁと、
もっとワインが好きになり、
ワインの味わいだけではなく、
周りの雰囲気や、人、
お料理のセンスなども、
一緒に考える飲み方になりました。
ワインって、
様々な要素が組み合わさって、
さらに美味しくなる、素敵なお酒だなぁと、
今も昔も感じています。
ワインは、すべてのものをマリアージュする
お店を構えてしまうと、
私のセンスが店に反映してしまい、
お店から動けなくなります。
私の考えは、
世の中、たくさんの素晴らしいセンスのお店があるので、
ワインで、その魅力を引き出すサポートしたい
という想いでした。
私は店を構えて、
自分のワインのセンスを主張するのではなく、
お店の特徴を活かすワインを
考えてアドバイスしたい!!
たくさんの素晴らしいお店が、
ワインを取り入れることで、
お料理の味を引き出したり、
お店のファンになってもらったり、、、
演出ができるお酒なので、
私はそのアドバイスをして、
世の中には素敵な飲食店がいっぱいあることを知ってほしいなと思っています。
特別な日に行きたくなるお店、
無性に行きたくなる居心地良いお店、
お料理の味が忘れられずに行くお店、
人によって、価値観も好みもバラバラ。
そのお店のオーナーさんの意向が、
しっかり繁栄してるところは、
その考え方に似た人が集まり、
繁盛しています。
私はそんな様々なお店の応援がしたい。
そこに集まる様々な、お料理、スタッフ、
お客様の雰囲気を楽しみ、サポートしたい。
毎日違うやり方をして、
色々なワインや人に出会いたい🍷
そんな想いがあるので、お店を構えてません。