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自分ルール

いっそ寝てしまえよというほどだらだらと1日をtiktokにつぎ込んでいると、過去の「水曜日のダウンタウン」の切り抜きが流れてきた。
「入ったお店に後輩がいて奢らざるを得ないパターン毎食続いたらめちゃくちゃしんどい説」
ターゲットになったのはノンスタイル井上で、彼は全ての仕掛けに対して奢りきり、結果として1週間で40万円ほどの食事代を支払った。
最後の仕掛けなんて、知りもしない若手芸人30人近くが仕掛け人としていたのにもかかわらず。
彼曰く、たまたまでも食事に居合わせた後輩には奢るという自分ルールがあり、それにしたがったということらしい。
ナルシストキャラのせいもあり、真っ直ぐかっこよさを評価されにくい気がするけど、あれは素直にかっこよすぎたし、スタジオも沸いていた。
奢るという行為自体かっこいいのは確かだけど、私はどんな状況にあっても自分ルールを貫き通したという点がひじょーにかっこよく映った。
まず、自分ルールを持っていることがかっこいい。
私も過去に自分ルールのようなものを決め、ただ実行していた時がある。
期限を決めた方が達成出来るだろうという考えのもと、1ヶ月の期間に絶対に自分ルールを遂行することに決めた。

名付けて、「○○(本名)強化月間」!

高校生の頃、ふと爆発的で滾る衝動に駆られ一種の使命感まで背負って行ったこの「○○強化月間」で決めたことは2つ。

ひとつ、少しでも善いと思ったことは実行する
ふたつ、毎日腕立て100回

しょぼいと思った画面の向こうのバカ面のお前!
…自分ルールなんてそんなもんです。
私がいかに凄いかって話じゃないので堪忍してください。
この強化月間を始めようと思ったのは確か「善い人」になりたかったから。
なんというか真っ直ぐな人間になりたかったんだと思う。
ふたつめの腕立て100回はその通りなので特に説明はいらないでしょう。
強いていえば、物理的な苦痛にも耐えた方が強くなれると思ったからでしょう。
ひとつめに関しては、とにかく人のためになることをする、ちょっとでも後ろめたいことはしない。
そんなところだったはず。
具体的には、いつも以上にクラスで気を配って生活してみるだとか、言葉遣いを改めるとかをしてた。
この月間の本気度が伝わるエピソードを聞いてほしい。
下校途中目の前で空き缶をポイ捨てした人がいた。
なんと私はその缶を拾い、近くのゴミ箱まで捨てに行ったのである。
いやー素晴らしい。
そんなん出来ないよ普通。

結局1ヶ月が経つと、その強化月間は延長されなかったわけですが、自分の中で少しばかり変わった部分はあったように思う。
身体は鍛えてた方がいいからちょっとだけでも運動しておこう、とか。
こうしたらもっと自分は善い人になれるだろうなーって考えてみたり、とか。
今でもたまにポイ捨てされているものを拾ったりしてる。
ゴミ箱が近ければだけどね。
ほんとだよ?

自分ルールなんてものは、自分のものなんだからどんなベクトルだっていいし、規模感も好きに決めればいいと思う。
久しぶりに明確にたててみようかな。
ノンスタイル井上ほどのものは無理でも、回り回って誰かのためになるものにしようかな。
みんなも、是非に。

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