「美術館で会った人だろ」3人目
森美術館の「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」展へ行ってきました。
「日本の現代美術界に燦然と輝く、世界が認める6名のスターたち」(HPより)の展覧会です。
日本の現代アートの有名人たちの作品が一度に見ることができて、なかなか豪華で贅沢でした。
なぜ、草間彌生、李禹煥、宮島達男、村上 隆、奈良美智、杉本博司の6名が選ばれたのだろうと疑問に思うことは多少あります。でもなんか妥当な感じというか当たり障りない6名な気がします。
世界に向けて日本を発信する、日本の現代アートのアベンジャーズ的な感じなのかな。
展示室で気になった人たちは、李禹煥のエリアに居た親子。3歳くらいの男の子とお母さん。3歳にはまだ彼らのアートの刺激が強すぎるんじゃ…という心配と、お母さんすごい!という気持ちになりました。男の子はうきうきで楽しんでました。
刺激が強いと感じられる作品はどれかな〜と考えるのも楽しみ方のひとつかもしれないです。
今回の6名の中で、たぶん1番人気が高そうだったのは奈良美智です。
写真を撮る女性の人が多かった。どんな年齢の人にも好かれるかわいい作品が多いですよね。
あぁ、ほんとに奈良美智さんがこの場で作品展示の準備をしていたんだろうなということが分かる写真。作品に近づかないための足下のテープにまでこだわりを感じます。
個人的に心が動かされたのは村上隆のエリアです。これが村上隆ワールドだ!というメッセージが伝わってきます。心が勢いよく、ぐぅぅぅんっとうごめきます。
一旦、エレベーターで降りる時、おいしい浮世絵展から出てきた国文学科所属っぽい男女の学生さん達が、「天ぷら食べたくなった〜」とか「くずし文字をもっと読めるように勉強します!」という会話が聞こえてきました。
このあと、私も森アーツセンターギャラリーの「おいしい浮世絵展~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~」展を鑑賞する予定だったので、この学生さん達の会話が伏線になるとは思いもしませんでした…。
〜つづく〜
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