あの頃のforever21の話がしたい!!!
画像は全くforever21と関係なく
あの頃のイメージ。
当時の原宿のアイス屋さんの写真。
forever21が
日本に戻ってくるニュースを見た
アダストリアが関わっているらしい
forever21が日本から撤退する前の事をちょっと思い出したりしてみた
高校生の時、
地元にforever21ができた。
今だと当たり前になってきたが
ビルの1階から4階くらいまで
全部フォーエバーの服。
アメリカのショッピングモールに
遊びに来たようなワクワク感。
手に取る服がどれもトンチキで
生地の柄がすごいかわいいのに
背中がぱっくりあいていたり
シルエットはすごいかわいいのに
糸がなんとなくほつれてたり
それでもアメリカの流行を感じられたし、大人びた感じもした。
確か当時は
テイラー スウィフトや
アリアナ グランデ、
ワン ダイレクションが
憧れの的で、
今(2023年)よりもずっと
アメリカへの憧れがあった。
アメリカのクールでキュートな
女の子になりたかった。
ちょうどその頃は
ヴィレッジヴァンガーなどの雑貨屋もアメリカ感が強かった気がするし、サンキューマートもアメリカっぽかった気がする。
幼稚園の時に好きだったパワーパフガールズをまた好きになったり、
ハリボーのグミを背伸びして買ってみたり、
スマホの画像アプリで海外の海やドーナツの壁紙を探したりした。
K-POPも流行していたが、
今ほど多様化しておらず、
ジャニーズが好きとかEXILEが好きとか、その中のひとつだったと思う。
大学生になった時、
金髪ギャルの同級生が渋谷のフォーエバーでバイトしているのを目撃した時、めちゃくちゃカッコイイと憧れたし、
空き時間にみんなで渋谷のフォーエバーを訳もなくウロウロしてワーキャー騒いでた、
見るだけで帰る事も多かったけれど
コロナ前の若者に期待されていた
グローバルな世界観と
ワクワクする青春が詰まっていた。
コロナになってしまったので
価値観がグッと変わったが、
私が高校生や大学生の頃、
頭が良くて家がお金持ちの子は
海外に留学して
英語やフランス語やイタリア語
を習得しながら
豊かな文化を学んで
グローバルな視野を持つ
というのはよくある事だったし
良い学びとされていた。
forever21は女子学生にとって
身近なグローバルのひとつだった。
そして今、
アダストリア監修のforever21が
全国に広がろうとしている。
まだ実店舗で商品を手に取った事がないのではっきりと言えないのだが
違和感が否めない。
内装は黄色っぽくてフォーエバーの元気の良さが出ているが、
商品単体で見ると
フォーエバーとは遠い気がする。
forever21を求めている人は
コレジャナイなと思うだろう。
どちらかというと正反対な方向性。
環境に配慮した服を売りたいなら
フォーエバーの名前を借りる必要はあったのだろうか。
今20代後半に差し掛かったあの頃のフォーエバーファンは監修しなかったのだろうか。
フォーエバーの良さは
女子高生でも買える値段と
デザインのトンチキなキュート感
アメリカの女の子の流行スタイル
この文脈だと思う。
文脈を無視して時代を作ろうとすると同じ過ちを起こすと思う。
いつの時代も
どの文化ジャンルも。
フォーエバーで買って今も思い出に残っているものは
ニコちゃんマークやハートやパイナップルのワッペンがあちこちに貼ってあるグレーのスウェット
グレーのネコちゃんが雷雲の雨に打たれているイラストのトートバッグ
ピンクの花が散りばめられた、うっすい生地のロングカーディガン
ファストファッションだけど
厳選して買ったから
大事に着たし、思い出に残ってる。
ファストファッションが環境に悪い事は、幼い頃からグローバルな視点でサスティナビリティを考える教育を受けてきた私たち世代だって分かっているし、その責任を押し付けられているのは感じるので、大量生産大量廃棄はダメなのはわかっている。
脱ファストファッションに必要なのは
長く着られる普遍性も大事だが
思い出に強く残る服を作ること
だと思う。
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