閉園まであと10日なので行ってきました
今年いっぱいで閉園になる遊園地に行ってきた。香椎花園シルバニアガーデンである。香椎花園前という西鉄の駅を降りると1分で遊園地である。今回は車で行ったのだが、駐車場も駅前だった。
日本の遊園地はどんどん少なくなっているようだ。特にコロナによる影響が大きいようで、65年も続いていた香椎花園も例外ではなかった。西鉄が運営している遊園地だが、採算が取れなくなりコロナによる影響が決定打となり幕を下ろすことを決めたようだ。本業の鉄道もコロナの影響を受けたため苦渋の決断となったようだ。
小中学校の冬休みは今週末あたりからなので、そうなる前の平日に行ってみようということになり、比較的温度が高くなった今日(12/21)行ってみたのである。それほど広い敷地ではないので、半日でいいだろうということでお昼から出かけた。駐車場も何ヵ所もあるのだが、一番近い駐車場がまだ空いていた。駐車料金は700円/日で固定であるる。まぁ、どこも同じだ。
入園チケットを買うために自販機の前に並ぶ。我々の順番になったが、とても古いタイプの自販機なので、蕎麦屋の券売機のようにたくさんのボタンが並んでいる。入園のみのボタンを探してプッシュ。1100円/人だった。乗り物はフリーパス券が2800円/人で売っているが、多分、そんなに乗るものはないだろうということで、園内に入ってから回数券を買うことにした。結果的に正解だった。
いよいよ、ゲートをくぐり園内へ。入ってすぐにあるのはメインの観覧車。みた瞬間、「小さい」という感じ。直径が短いので一番上の景色もそれほど感動がない。でもゴンドラはとても綺麗で冷暖房完備だった。そういう意味では快適な乗り物である。7分ちょっとで一周してしまうのでちょっと乗り足りない感じで降りてきた。
園内には、なんとチューリップが咲いている。12月に開花するように調整したチューリップが植えてあった。この時期にチューリップを見ることができるのは結構感動だった。すでに赤いチューリップは終わっていて、今は黄色のチューリップが花真っ盛りといった感じだった。
他にも花がたくさん飾ってある。赤、黄、白、紫などのボール状の花々がトンネルの天井を飾っている。なんとも気持ちがいい。
空のお散歩ができる乗り物、エンジンがついていて自分でアクセル操作をするのだ。モノレールが設置してあり、少し高い位置をぐるっと一周するようになっている。写真でわかるように周りは家やマンションで囲まれている場所にある遊園地である。東京の花屋敷ほど逼迫はしていないが、住宅地の中の遊園地という感じである。
この歳になって、夫婦二人で遊園地に行くことになるとは思ってもいなかったが、ゆっくりと園内を一周することもできたので良かったなという感じ。しかし途中でする話は、孫たちがきたら喜ぶだろうねということばかりだった。もう、あと10日もしないでこの遊園地はなくなってしまうと思うと少し寂しい。
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