
【経験の共有】いざという時に慌てないために
経験から学ぶことは多い。今回は我が家のキッチンで起こった悲劇を解消できた裏技を紹介します。知っておいて損はないと思いますので、あえて有料記事でアップすることにしました。
我が家を襲った突然の悲劇
突然不幸な出来事に襲われた。キッチンからポコポコという音が聞こえはじめたのだ。妻は訝しそうにキッチンシンクを覗き込んで固まっていた。
「水が流れてない!」
そう叫んだ妻はなす術もなく、水道の水を出してはみるもののキッチンの中に溜まるばかり。ただ、時間をかけて待っていると本当に少しずつ排水しているようで、気長に待っていると水は本当に少しずつではあるが引いていく。だが、これではキッチンでの料理はままならない。
我が家のシンクにはディスポーザーが設置されている。もしかすると砕いたカスが詰まってしまったのかもしれない。もしくは砕けないものを流してしまったのかも。そんな思いが頭をよぎるもののどうにもできない。仕方なく「水のトラブル」の専門家に助けを乞うことに。。。
待つこと二時間。時間が経っても何も改善しないシンクを恨めしく眺めながらプロの到着を待った。そして待望の専門家が我が家を訪ねてきた。
「これですぐに直るだろう」妻も私も少し安心して対応をまった。最初に料金の説明が始まった。処置した後のトラブルを避けるためだろう。ポンピングで改善した場合の作業費用として、割引をして22,000円の表示。藁をもすがる我々はお願いした。
するとプロはものすごくデカい手押しポンプを専用ケースから取り出し、ディスポーザーを外してポンプの先端をキッチンの排水口に押し付けた。懸命に何度かポンピング。 デカいポンプだけに力もいるようだ。必死にポンピングしていた。そして諦めたかのようにその手を止め、説明が始まった。
「これではダメなようです。キッチン下の排水管を開けて異物などを確認して取り除きます」
我々は追加料金も覚悟した。プロの仕事を静かに見守った。外されたパイプには確かにヘドロのようなものがへばりついている。それをみながら血管の詰まりを想像してしまった。血栓ができるとこれと同じことが起きるんだろうなと。そんな想像とは裏腹にプロは口を開いた。
「詰まっていませんね。もっと先の方かもしれません。ただ、それには高圧洗浄機が必要となり、かなりの高額となります」
この後、マンションで実施している高圧洗浄の業者に連絡して実施してもらう方がいいとアドバイスを受け、プロは帰っていった。ただ結果を出せなかったので料金は結構ですとかなり潔い態度で気持ちよかった。
結局専門業者を呼ぶ前と事態は何ら変わらず時間だけが過ぎてしまったのだ。これで終わりならば、記事としては有料の価値はない。諦めの悪い私は、思いつくことがあった。プロも最初に実施していたポンピングだ。パイプのつまりには何といってもポンピングが有効なはずだと考えた。そして実行した。
ここから先は
¥ 300
よろしければチップによるご支援をお願いします。皆さんに提供できるものは「経験」と「創造」のみですが、小説やエッセイにしてあなたにお届けしたいと思っています。いただいたチップは創作活動費用として使わせていただきます。