調号なしの転調(臨時記号による転調)
移動ドの鬼門、転調の2回目。転調は楽譜の上では一大イベントなので、例えばイ短調から2小節だけイ長調に転調して元のイ短調に戻る場合、調号をいちいち書き直すとごちゃごちゃしてかえって見づらい。そういうとき、調号を書き直さず、臨時記号だけで済ませる場合がある。
この場合、変化音が多くなるため大変歌いづらくなるが、2小節くらいなら転調せずにそのまま突っ走るのもアリである。増減する臨時記号が3個くらいまでなら大丈夫なことが多い。
3個増減というのは、1個は属調・下属調への転調、2個