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学校事務と自作解題 ~インボイスから一年が経って何が変わったのか?~

けっこうな騒ぎだったように思う「インボイス制度」の導入からもうすぐ一年。特に困った感じはなさそうだけれども……?


消費者側から見たインボイス

学校事務職員の私は、商品を注文して買う側(=消費税を負担する側)なので、消費税を実際に納める事業者側の事務処理をよく知りません。
が、世間で噂になっていたので「インボイス」について書いたのが冒頭の曲です。
シンプルな8ビートにブリッジミュートのギターが刻む、きわめてベタなアレンジが好きなのでそういう曲を書きたいと思っていた頃のインボイス。

インボイス導入によって感じた変化。
1.業者さんの領収書に謎の番号(=登録番号)が加わった
2.私たちは基本、内税で買い物をしますが外税に切り替わったものもある

1.については、ああご苦労様です。という他ないのですが、
業者さんのインボイス対応の仕事がいろいろ増えたことが察せられます。

2.について影響があるのが
内税から外税表記に切り替えるときに原価をどうするかということで、
内税「1,000円」のものが
外税「909円」になるのではなく
外税「1,000円」として書き換えられる場合もあるので、
結果的に値上げにつながるところが辛いところです。

私たちのような一般消費者には内税で取引をすることが多いですが、
企業間とかでは外税で取引する方が多いです。
そのへんがインボイス導入によりちょっと変わった気がします。

がんばれ個人事業主

インボイスによる課税のされ方について、
結局のところ実際にお金を支払う立場にない学校事務職員は
どこか他人事でもあります。

ところで音楽活動を行っている音楽事務検討委員会。
こちらに関しては活動は一切収益化を図っていないので無関係ですが、

かりに収益が上がるようになり、個人事業主として
課税対象になった場合どうなるのか?

おそらく最初は売り上げが1,000万円以下でしょうから
(消費税)免税事業者。

音楽事務検討委員会がCDを作って納める場合、
納入先は課税事業者の大手と考えると、
大手は消費税分を負担しないといけないので
10%は値下げを要求されるのかな。とか

あるいは、音楽事務検討委員会が
適格請求書発行事業者になって
適格請求書を発行するのか。

どちらにせよ納税の負担からは逃れられません。
冒頭の曲では
主人公は適格請求書発行事業者になるというエンドですが、
あれだけ騒いだインボイスも一年経つと周囲では
とんと聞かなくなったなあと思って書きました。




これからの音事検にご期待ください!