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学校広報はいかにして可能か? ~音事検と考えるマーケティング~

ここ数日、このnoteで広報コンサルタントの方でしょうか、
マーケティングについての記事が注目されていました。
その状況はさておき、内容については多々勉強になることも。
マーケティングの”手の内”が詳細に記されていて、
「プロの広報ってこんな風にやるのかー」と感服したり。


公立小学校の広報とは

自分自身が、ロックバンド音楽事務検討委員会(音事検)という商品を
みんなに売り込む立場にあるので、マーケティングの必要性は重々感じています。せっかく作った曲ですから、たくさんの人に聞いてほしいし。

と同時に、学校事務職員でもある自分は、公立小学校の広報活動にも関心があります。自分の学校の評判が上がったらやっぱりうれしいじゃないですか。

とはいえ、私立小学校のように、
「人気のある学校になる→入学希望者殺到」みたいな明確な目標があるわけでもなく広報担当のスタッフがいたり広報用の予算があるわけでもないので、公立小学校の学校広報についてはあまり研究が進んでいないようにも思います。
現に、この記事を書こうと思って、公立小学校が広報で成功した事例なんかをググってみても具体的にそれというのがヒットしませんでした。

現状、公立小学校で広報として主に運用されているのは
・学校だより
・学校の公式HP  の2点です。

これらを利用してどう広報していけばよいのでしょうか?

公立小学校にブランディングは不要か?

自分の校区と異なる学校に入れる、学校選択制をしいている地域とかだったら「〇〇小学校はこんな特色があるよ」というアピールが欠かせないかと想像します。
が、大半の地域ではそうではないので、他校との差別化を図るということについてはそれほど熱心にしない、というかする必要がないかもしれません。

ですが、音事検としては以下の2点から、
公立小学校でもブランディングは欠かせない。と考えます。

1.子ども・教職員の帰属意識(エンゲージメント)の向上
2.ステークホルダー(保護者・地域)の協力の形成

1.子ども・教職員の帰属意識の向上

「自分の学校の評判が上がったらやっぱりうれしいじゃないですか」と上に書きましたが、それは子どもでも一緒。
「身近な集団に進んで参加し,自分の役割を自覚し,協力して主体的に責任 を果たす」と道徳の学習指導要領にもありますが、
「進んで参加したい」と思える学校のブランディングは必要です。

広報というとまず外向きの発信を考えますが、
同時に、所属する人間に向けても「こんな魅力的な学校に通っているんだ」と思ってもらえるような発信をすべきでしょう。

2.ステークホルダーの協力の形成

学校運営を円滑に進めていくためには保護者・地域の協力が必要不可欠。
そうした方々に「協力したい」と思ってもらえる学校のブランディング。

一般的にイメージする「広報」の形ですが、限られたリソースでどう実現していけばいいのか?

専門家に頼った方がいいと思う……

昔、勤めていた学校の校長先生は割と「広報」的な活動を重視していました。
「学年だより」は月2回の発行を義務づけられました。
行事予定のような事務連絡中心の号と、活動紹介のようなPR的な号の2回です。それを保護者に配布するほか、学校前の道路に立てた掲示板に張って行きかう人にも見てもらう。といったことをしていました。

毎月2回張り替えに行くのはまあまあ面倒でしたが、朝晩嫌でも目に入ってくるそれは、今にして考えるとシンプルかつ効果的な取り組みだったのかなと思います。
今ではほとんどの学校で「学校だより」を、
あまり見かけませんが「学年だより」を、
HPに載せていますが、掲示板のような素朴な取り組みも案外アリなのかなと思います。

学校HPの運用は私も新任の頃から試行錯誤しています。
若手の男性教諭がよく任される担当が
「体育」「視聴覚」で、
多分に漏れず自分も視聴覚担当
(※その頃はまだICTという言葉がなく、ITという言葉すらまだ)
だったので、素人同然の学校HPを作っては世話をしていました。

ですが、「更新頻度が遅い!」とだいぶお叱りをうけ、往生したのを覚えています。その頃はまだ、現在のCMSによくある日記機能のように簡単にアップロードできる仕組みがなかったんです。

現在では、「〇〇小学校日記」のような形で、日々の授業や行事の紹介をしているHPをよく見かけますが、これが可能になったのもCMSの導入のおかげです。

じゃあ掲示板にぺたぺた張ったりとか日記を日々更新するだけでよいのか、
というわけではもちろんなくて、
冒頭の広報コンサルタントの方の記事を読むにつけ、
SNSもメインビジュアルの統一とかハッシュタグの使い方まで、
やっぱりプロがやると違うよな。と慨嘆してやみません。

たぶんこの人に頼んだら、
きっと学校だよりも、HPも、メッチャええ感じに仕上げてくれて、
SNSでは〇〇小学校の話題が絶えない。みたいにしてくれそうです。

なので、結論は「専門家に頼る」です。しかし、学校側に広報を担える人間がいないとそもそも成り立ちません。
そこで、学校事務職員の出番ですよ……!

よかったら音事検の曲を聴いていってください↓






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音楽事務検討委員会 Gt.ローズアンノワール
これからの音事検にご期待ください!