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学校事務の仕事と自作解題 ~なぜ鉄道をカバーするのか~

ロックバンド「音楽事務検討委員会」略して音事検。のプロデューサー、RENです。認知も進まない間にいくつか記事をアップしましたが、あらためてバンドのコンセプトを紹介します。

「オリジナル曲」「学校事務」いずれも関係のない、あの名曲のカバーです。なんで一見無関係な「あずさ2号」のカバーを発表したかというと、「鉄道」がタイトルの歌だからです。実は、学校事務と鉄道には深い関係があり、学校事務をロックナンバーに唱歌/昇華することを標榜する自分たちにとって避けられないテーマでもあったのです。

バンドのロゴは踏切が由来


トップの画像にもある、バンド名が交差した私たちのロゴですが、これは鉄道踏切の標識(アメリカのやつ)がモチーフになっています。
思えば、私が学校事務職員としてやった初めての仕事のうちの一つが、「出張旅費の電算入力」でした。これは、学校の先生がどこかの学校や教育センターなんかに出張したその電車代(旅費と総称する)を、給与計算専用の端末に打ち込むというものです。小中学校では、先生たちの出張の電車代を学校事務職員がまとめてぽちぽちパソコンに入力してるんですね。
乗換案内に表示される経路を写すだけの一見、簡単な仕事ですが実はけっこう奥が深く、「経済的・合理的」なルートでないといけないという縛りもあってうっかりミスもよくある日常業務です。
田舎出身の私は大都市の鉄道網に詳しくなく、大阪とかに出張に行かれた際にはどの路線でどの乗り換えをするべきかがわからずずいぶんと苦労しました。今では地下鉄の種類もだいぶ判別できるようになりましたが、学校事務への転職当初は苦手な仕事でした。

特急利用は100km以上から

冒頭の「あずさ2号」は特急列車です。出張で特急に乗ってよいかというと答えは△で、乗る距離が「100km以上」の場合のみ可になります。これを知らずに、けっこう遠いからと新幹線に乗ろうとしても実はそれが100kmなかったという場合は残念ながら乗れません。
新幹線でいうとよくあるミスが、例えば大阪の北の方(島本にしましょうか)に住んでて、新大阪から広島に修学旅行の下見に行く。という先生の場合。島本駅から新大阪駅までJR京都線に乗って、新大阪から広島まで新幹線に乗る。というのが普通だと思います。旅行会社の人が新大阪から広島までの新幹線切符を用意してくれたりしてあら親切。じゃあ自分は島本から新大阪までの切符を買って乗ろう。と思ったら間違いで、新大阪から広島までの切符は「大阪市内」発着になっており、新大阪駅からでなく「東淀川駅」から乗ることができます。なので、この先生は島本→新大阪まで買わなくても、島本→東淀川までの切符でよいわけで、旅費もこの分しか支給されません。

10円たりとも異論は認めない

このように厳しいルールがある旅費。最近はスマホ絡みのいろんな割引があったりしてどんどん難しくなっていきます。とりあえず、経済的・合理的なルートで電車に乗りましょう。では気をつけて出張にいってらっしゃい!


これからの音事検にご期待ください!