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後日談 5

年越しに除夜の鐘を聴き。簡素ながらお正月にはお節を食べ初詣をし、7日の七草粥、鏡開きにはお汁粉を食べて。とあっという間に1月も過ぎ去り。

今年もひとりでも多くの方と音楽を楽しみながら共有できますように。

そうそう【中国地方の子守唄】の
“ねんころろん  ねんころろん”
という言葉が日本語の可愛らしい響きだなと。

【松島音頭】は今回初めて知って、しっくりくるまでがなかなか大変だったね。楽譜は4/4拍子で書かれているけれど、漁師さんとかが
“エンヤードット エンヤードット”と手拍子で大きく2拍子のように感じたらどう?と二人でリズムを取ってみたら言葉も伴奏も流れに乗りやすくなったね。
※今改めて“エンヤードット”という言葉を調べたら、同じ松島に伝わる大漁祝い唄の民謡【斎太郎節(さいたらぶし)】の掛け声として有名なのですね!感じたことは当たってた!なんて(笑)

そしてピアノのための「からたちの花」。歌曲は知っていたのですが、山田耕筰がピアノ曲を作曲していたことを知りませんでした。
ピアノ譜になると伴奏はショパンのエチュード“エオリアンハープ”みたいで、終結部も含めドラマチックなのですよね。私が漠然と感じていた人物像もまったく違うのでは?と気になり。

AmazonのKindle版で『山田耕筰自伝』を発見(しかも180円くらい・・・)。今まだ完読していないのですが、“からたち”自体が記憶にギュッと入り込んできて、あまりにも実体験の様で作詞も北原白秋ではなく山田耕筰なのではと錯覚しています。貪欲に西洋音楽を、文化を学び日本へ取り入れたそのバイタリティーに圧倒されます。面白話も盛り沢山で、おすすめの一冊でもあります。

今日はこの辺で☺︎

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