月と星、そして神話
タイトル画像は綺麗に写されている夏の大三角形☆彡
夏子ちゃんが書いてくれた様に、日本の歌には「月」に関するものが多く「星」に関するものが少ない。
今よりも星は無数に見えていただろうに。多すぎて?いや、大らかさゆえ?
考えたこともなかった。
今回のプログラムを考え始めた時に、ここ数年の夏子ちゃんとのお喋りの中で、いつか月や星とギリシャ神話を絡めたコンサートをしたいねと話していたことを思い出しました。
確か初めの方にドヴォルザーク作曲ルサルカの“月に寄せる歌”を入れようって話したのではなかったかしら。
まったく聞き慣れないチェコ語も、親しみやすいメロディと夜の静かな波音のような伴奏に乗せて歌われるとルサルカの切ない想いがしっくり来て不思議な感覚。音楽が言葉を補ってくれるような。
あぁ、そうしたら同じくドヴォルザークの交響曲「新世界」の2楽章メロディに日本語詞がつけられた“遠き山に日は落ちて”も合わせたいねと。
この曲は小学校の自然教室のキャンプファイヤーで歌った記憶があります。いつ頃から歌われているのでしょう?
つい先日、小学生から「最近はキャンプファイヤーじゃなくてキャンドルファイヤーなんだよ」って教えられてびっくり。
でも風が妙に強かったり、山の天候も変わっているのかも。たき火も知らないって言われること増えたしな。。。
ギリシャ神話といえば、オルフェオとエウリディーチェは欠かせない!
音楽の名手オルフェオが手にしていた竪琴。それこそ七夕のお話に出てくる織姫の星ベガを含む“こと座”。
あら、“ベガ”ってアラビア語では“落ちる鷲”という意味なんだ・・・なんて調べるうちに脱線が伏線になり、興味が拡がって。鷲は後半プログラムのシューベルトにも繋がり・・・
演奏後記〜つづく〜
追伸:コンサート後に「前にチェロの演奏を聴いたことがあって、あれはルサルカだったんだと分かりました!」と教えてくださったお客さまが。チェロの響きも素敵だろうな。