きらきら星の元
7/7「星」のお題で選んだピアノソロ、モーツァルト作曲“きらきら星変奏曲”。
元は18世紀半ばフランスで流行していた民謡、
“「ねぇ、お母様聞いてちょうだい」のテーマによる12の変奏曲”
というのが曲名で、「お父様は大人になりなさいっていうけれど、私はお菓子の方が良い」というような詩。
愛らしいメロディで始まり、16分音符、3連符、休符や付点を活かしたリズム、甘えた声のような部分もあり、12の変奏のうちにたった1回出てくる短調を効かせ、左右の手を交差させるちょっとした小技を入れてから、貴族が出てくるオペラの様にゆったりしたテンポに変わり、そして最後はテンポを上げた3/4拍子の変奏で華やかに終わる。
その土地の流行に遊び心もプラスされて、誰もが知っている親しみやすい1曲になっていますよね。
当日は変奏についてのお話を夏子ちゃんにしてもらってから演奏しましたが、テーマと12の変奏をお楽しみいただけていたら幸いです☆
かく言う私も、小さな頃から慣れ親しんだのは「きらきらひかる〜」の歌詞。
大学生くらいになって、タイトル画像の様に「Ah, vous dirai-je, maman」と書かれてあるのが目に入り何となく「ママン?星っぽくないな、、、」と頭の隅に引っかかってはいたけれど、生徒に教え始めてから漸く気がつきました。
発表会のプログラムに、どっちの曲名で載せようか?と生徒に聞いたら
「絶対きらきら星!お母様聞いてちょうだいなんて嫌だ!!!」
と全力で拒まれたのでした(笑)
〜演奏後期続く〜
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