てんかん重積時に院外で使えるお薬ブコラム
〜てんかん重積とそのリスクとは〜
てんかんや痙攣を起こした際に恐れるのは
重積状態になること、痙攣が5分以上続くと
薬を使わずに自然に痙攣を抑えることは
難しくなります
息子の場合も同じように5分以上
発作が続く場合はダイアップを
使用しそれでも発作が落ち着かない
場合は救急車を呼ぶ指示を受けています
※2、3分程度であれば様子見ですが
普段と発作の出方が違うや回数や
発作の間隔に違和感のある時は
2、3分でもダイアップを使用しています
30分以上の発作が続くと脳に重い障害が
残る可能性が高まります
救急車を呼んでも搬送先の病院以外で
治療をしてもらえるわけではないので
いかに早く病院で対応してもらえるかが
大切なポイントとなってくるのです
しかし不安点となるのは搬送先が
見つからないことや搬送までにかかる時間
そんな時に「ブコラム口腔用液」という
お薬を知り実際に主治医の先生に
お聞きし処方していただきました
てんかん重積になるリスクがあるのは
てんかんを持っている子だけではありません
またてんかんという病気をもつことは
今、ご病気のないお子さんでも
他人事ではないので当事者でなくても
参考程度に記憶の片隅に入れていただけたら
嬉しく思います
〜「ブコラム口腔用液」とは〜
2020年に医師の処方、指示に従い
18歳未満のお子さんのけいれん重積時に
院外で介護者や教育関係者が使用できる
「ブコラム口腔用液」というお薬が
武田製薬さんにより製造販売が
承認されたものです
簡単に説明するとブコラムに含まれる
ミダゾラという成分は抗けいれん薬として
使われており、けいれん重積状態の
初期治療に使われるお薬です
使われるのがめずらしいお薬では
ありませんが呼吸抑制などの副作用があるため
院内でも一般病棟では使われないような
強いお薬になります
※医療関係者ではないのであくまで
息子が入院していた病院での基準になります
院内ルールなどにもよるのかも
しれませんがお薬のレベルとしては
そのくらいに考えてもらえれば
いいと思います
さらに詳しい内容については
武田製薬さんのHPに記載された
内容をご確認ください
〜実際に処方してもらいました〜
けいれん重積の経験があり
てんかん持ちの息子
万が一の時のお守りとして
処方してもらえないのか
お聞きしたところ処方してもらえました
息子の場合、入院中や退院後しばらくは
発作もなく落ち着いていたため
処方はされていなかったようで
近頃、発作が増えてきたことや
ダイアップを使用する場合もあることから
処方していただけました
ここで気になったのが次男のこと…
長男がてんかん重積を起こした原因が
遺伝子疾患だった場合、次男も同じく
低血糖性痙攣を引き起こし
てんかん重積に繋がるリスクがあるの
ですが次男の場合は病院で対応を
してもらうのみとのことでした
つまりざっくりいうとてんかんの
既往歴がある子だけが処方してもらる
ということです
息子がけいれん重積を起こした
経緯については過去の記事に
記載しています
普段の症状などにもよるようなので
気になった方は主治医の先生に
お聞きしてみてください
※あくまで我が家の経験を元に
記録しているものです
このお薬をむやみに勧めていたり
する内容ではありませんので
お子様の状況や主治医の先生の
ご意見をよくお聞きになってから
お薬の処方や使用をご自身の
判断のもとお願いいたします
〜使用時の注意点と使用方法〜
ブコラムは院外で使用できる反面、
ブコラムに含まれるミダゾラムという
成分には呼吸抑制の副作用を持っています
素人が使うにはリスクのあるお薬でもあり
使用のタイミング等を間違えれば
死に至る可能性もあります
必ず使用する際はこの記事ではなく
下記の使用方法やタイミング
注意点をしっかり読みご使用ください
人それぞれ救急車を呼ぶタイミングや
投与のタイミングなどは違うようなので
しっかりと医師の指示を確認して
おきましょう:)
参考程度に息子の場合のブコラム使用の
タイミングと注意点を記載しておきます
〜 使用するタイミングと注意点 〜
・指示通りに使ったダイアップが
発作に効かない場合
・救急車を手配済みや救急車がついてから
使用すること ※自宅にもアンビューや
酸素はありますが呼吸状態の管理が
しっかりできる状況下のみで使用すること
〜最後に〜
てんかんによる脳への後遺症を負う
リスクは誰でも何度でもあります
重症心身障害児になった息子もまたさらに
脳にダメージを負えば次は脳死状態になる
死に繋がるかもしれません
医療従事者ではないので素人的な
意見かもしれませんがこういった
お薬の普及がされてんかんなどの
既往歴の有無に関わらず
けいれん重積時に使用できるように
なればと思っています（処方されて
いない子でも救急隊の方であれば
投与してもらえるとか…）
ここまで読んでいただき
ありがとうございました𓃦
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𝘴𝘩𝘪𝘪𝘪 𓃦