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一日の締めくくりは笑顔で

「たくさんならんだ蒸気機関車~♪」


にっこにこ笑顔でトーマスの歌を歌い、
プラレールを楽しむ男の子。


楽しそうで何よりだ。

男の子が私の方を見て言った。


「ねぇ、なんで笑ってるの?」


気づいたら私も笑顔になっていたらしい。


「けんとくん(仮名)が笑顔だと、
 茶助さんも嬉しいんだよ~」


「へ~、変なの~!」


「笑っている時は嬉しくなるし、
 泣いている時は悲しくなるんだよ~」


「へ~、もっと変なの~!
 ねぇねぇこの人変だよね~」


そんなことを言い合いながら、二人で笑った。


けんとくんは小学一年生。


まだまだ幼い部分もあり、
この日も些細なことで感情が爆発し、
大泣きする場面があった。


泣きすぎて、
本人もパニックになって苦しくなって、

そんな時、どう声をかけるのがベストなのか、いつも悩んでしまう。


「落ち着いて」

なんて言葉はわからないし伝わらない。


背中をさすって深呼吸を促すも、
10秒後にはまた爆発!

泣くことを否定しているわけではないし、泣くことで気持ちがスッキリするなら泣いたらいい。

それでもやっぱり、大泣き対応は、どっと疲れる。

そんなこともあったからか、
いつも以上にその子が笑っていることが嬉しかった。



いっぱい泣いて、怒って、ケンカして、

「もう!なんて日だ!!」

って人生に絶望して。

でも一日の終わりは笑って終わり。


笑って

「また明日」

って言える。

そんな放課後をつくっていきたい。

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ゆっき
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