![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21694904/rectangle_large_type_2_5f2ff6e2bc3f4bbfe424ee7eb6d4f64a.png?width=1200)
Photo by
momoro66
一日の締めくくりは笑顔で
「たくさんならんだ蒸気機関車~♪」
にっこにこ笑顔でトーマスの歌を歌い、
プラレールを楽しむ男の子。
楽しそうで何よりだ。
男の子が私の方を見て言った。
「ねぇ、なんで笑ってるの?」
気づいたら私も笑顔になっていたらしい。
「けんとくん(仮名)が笑顔だと、
茶助さんも嬉しいんだよ~」
「へ~、変なの~!」
「笑っている時は嬉しくなるし、
泣いている時は悲しくなるんだよ~」
「へ~、もっと変なの~!
ねぇねぇこの人変だよね~」
そんなことを言い合いながら、二人で笑った。
*
けんとくんは小学一年生。
まだまだ幼い部分もあり、
この日も些細なことで感情が爆発し、
大泣きする場面があった。
泣きすぎて、
本人もパニックになって苦しくなって、
そんな時、どう声をかけるのがベストなのか、いつも悩んでしまう。
「落ち着いて」
なんて言葉はわからないし伝わらない。
背中をさすって深呼吸を促すも、
10秒後にはまた爆発!
泣くことを否定しているわけではないし、泣くことで気持ちがスッキリするなら泣いたらいい。
それでもやっぱり、大泣き対応は、どっと疲れる。
そんなこともあったからか、
いつも以上にその子が笑っていることが嬉しかった。
*
いっぱい泣いて、怒って、ケンカして、
「もう!なんて日だ!!」
って人生に絶望して。
でも一日の終わりは笑って終わり。
笑って
「また明日」
って言える。
そんな放課後をつくっていきたい。
いいなと思ったら応援しよう!
![ゆっき](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17660500/profile_8d02cf292497be5fc3dd4565acdf0616.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)