勝手にレポート!ニラリンピック2023
活気あり、笑いあり、
ハードルの低さあり、本気の大会でした!!
11月3日(金)に山梨県韮崎市で行われたニラリンピック2023。
とってもエキサイティングな大会でした。
前回の記事で、自分の地域でも活かすとしたら?という前提で
5つの点に着目してこの大会に参加をしてきました。
①稼げているか?赤字ではないか?
なんとも大きなお世話のお題目ですが、いざ、自分の職場でイベントを開催するとなった時の参考に、費用の算出をしてみました。
●収入
一般の部の参加エントリー代が1人1000円×270名ほど=27万円。(幼児、小学生は無料)
企業参加代 30000円×10チーム=30万円
収入合計参加料で57万円
スポーツ庁の助成金事業の為、助成金が出ております。(何円かは❓)
競技ごとに地元企業のスポンサーがついてました。
ハードルにスポンサー企業の名前が載っており、看板効果です。
また、会場での「稼ぐ」要素としては、
・メイクアップアーティストさんによるハードルのイラストの顔ペイントを200円で行っており、顔にハードルの方が数人いらっしゃいました。
・キッチンカーが6台でており、盛況でした。全額キッチンカーの稼ぎとなるのかは❓ですが、間違いなく会場の方の腹を満たし、のどを潤していました。
●支出
・ボランティアスタッフへの昼食(配布していました)3万
・競技場の貸切料金 1万
・アンバサダー、司会進行の方へのギャラ(?) 10万×2=20万
・参加者がいただけた参加タオル、ゼッケンの作成料 10万
・広告、チラシ、のぼり、当日プログラム、ステージ作成代 20万
・参加者へのペットボトル水配布 3万
・テント、コーン等会場設置備品 8万
・入賞者への🥇や、参加お子様へのお菓子 3万
・各種 POPなどの作成物 2万
・あとは、市の方の参加受付や、名簿作成、競技参加者整備
人件費合計 100万
支出合計 170万円
助成金がもし113万円出ていたら、赤字ではありません!
➁今後に繋がる要素があるか?
(スポーツをやろう、韮崎市にまた来よう、
と思わせるしかけがあるか?)
・お子様の参加が多く、会場が賑やかでした
30m走 幼児の部 83名
100m走 小学生の部 79名
韮崎市の年少人口が3164名なので、仮に市内のお子さんの参加として(実際は、市外、県外の子どももいますが)5%の参加率です!
これは高い参加率だと思います!
・大玉リレーも珍しい!
・スポーツ体験コーナー
トラック内の芝生に設けられており、子供たちは参加前、参加後、また競技には参加しない子どももにフリスビー投げやボール当てで遊んでいました。普段おうちではできない遊びなので、子供はまた来たい!と思うと思います!私ならまた来たいです!
・山梨大学の学生さんがスタッフとしても参加
これは、スポーツやまちおこし、保育等に興味のある学生さんにはとても良い経験になります。部活の後輩に引き継がれていき、スタッフ確保は来年にも繋がると思います。教育学部なので、小学生の対応も上手だと感じました。
・韮崎の雰囲気、私は好きです!
韮崎に来た時、駅をおりた時からなんとなくこのまちの活気や、地元を愛する気持ちが伝わって来ました。開会挨拶をされていた市長さんも挨拶の内容から、優しそうで柔軟な姿勢の方で韮崎を愛されているという雰囲気が伝わって来ました。
※韮崎市では個人的な感動ポイントが2点あったので、こちらはまた勝手にレポートさせていただきます!
➂ハードルを下げて「ゆるさ、楽しさ、笑い」が表現されているか?
・競技の一番最初がゆるキャラ30m走!
で、しかも韮崎市の「二-ラ」が「トリ」を飾り(ビリではありません、トリです笑!)ました。これは冒頭から大会参加へのハードルが下がりましたよ。^^
・リレーではありません!「ニレー」です!
そして、「400m・5000mニレー」 リレーではありません。ニラのバトンを持って走るので「ニレー」なのです!
・跳ぶハードルも低めに設定!
高さ44cmってこのくらいなんです!「これなら私も跳べるかも・・」と誰もが思う高さです。実際ちょっと跳んでみましたが、十分チャレンジしようと思える高さでした!
・為末さんと司会の方の実況がやさしい
幼児の30m走では、「1つのレーンに3人走っている!?」という
するどいご指摘もありましたが笑、子どもがなせるイリュージョン!と、
おもしろアクシデントに変換。100m走のレース後になぜか鍋つゆの試供品が頂け、この暑いのに、鍋!!と笑いがもれました。(あ、ミツカンさん、感謝です!)
④会場全体の利用のしやすさ、
流れのわかりやすさ
・プログラムがタオルと一緒に渡されたため、流れはわかりやすかったです。
・ごみの分別をどこでもつい見てしまうんですが、会場内でペットボトルは大きなネットで回収されており、ゴミ箱の数は少ないですが、ゴミが落ちていたり、溢れている光景など皆無でした。
・マナーが良かったこともあるのだと思います。
・競技に参加する人は、集まる場所があり、参加する側からしてもわかりやすかったです!
⑤ 会場のパワーや本気度、宣伝、メッセージが伝わるか?
「この大会はぜひ参加したい!」と思った大きな理由2つ。
①「ハードルを低くしよう」というコンセプトに共感したこと。
➁ユーモアが感じられたこと
です。
①については、「ちゃんとしすぎなくても、高すぎる目標じゃなくてもいい、みんなで体を動かすことを楽しもう!」というコンセプトに興味をもちました。
「やってみよう!」と思えるには、「私にも出来るかも?」と小さな期待やを抱けることが大切だと気づきました。
➁そして、ニラのバトンを繋ぐ「ニレー」
このネーミングも、市の教育課の課長さんの、「ニラのバトンならニレーでいいんじゃない?」そんな声から生まれたそうです。
市民400mハードル。これは、為末さんが市民マラソンがあるなら市民400mハードルがあってもいいのでは?という考えから生まれた競技だそうです。
ただまじめにやるのでは、面白くない。ちょっとダジャレでも模倣でもいいからユーモアを忘れない姿勢。視点。そんなところに人は「面白そう」と集まってくるのだな、ということも大きな気づきでした。
ただ、この会を企画されたり携わってきた方たちは、この数カ月、かなり本気で取り組んで準備されたことも伝わりました。この本気度って何なんだろう?と考えたところ、「地元の韮崎市、山梨県、へ来てほしい!」という情熱と「私たちの地元、いいところなの!」という地元愛・誇りがそうさせているのだな、と感じました。
取り組む人たちの情熱と愛着は、やっぱり大切!
「ほどよい田舎」とかいてあるのぼりもありましたが、このキャッチフレーズも地元を愛しているからこそ、魅力を見つけたからこそ生まれる言葉だと思います。自分のいる地域を「こんな、何にもない田舎」「ごみごみした都会」と思うか、「ここが魅力!」と他地域にはない魅力を見つけて愛着をもって発信するか。
例えば「川のあるまち」よりは、「ほどよい田舎」のほうが、イメージ湧きますよね!
なんだか長いレポートとなりましたが、北海道から山梨県韮崎市に1泊2日という弾丸スケジュールで訪れたこと、とってもとっても意味があり、大変勉強になりました。
自分の職場にどういかすかは、また改めて書いていきます。
「参加者のハードルを下げる」「参加しやすくする」「来たい、と思わせる面白いポイントがある」「いままで見たことのないことを体験できる」「笑い・ユーモアがある」「その取り組みを心から愛する人が取り組んでいる」
こんなキーワードをもとに、自分の職場にもっと近隣のお客様が来て下さる企画に取り組んでいきたいと思います。
韮崎レポートはまた書きます!
最後までつたない長文をお読みいただきありがとうございました!(汗)
情熱が伝わったらフォローやスキをお待ちしております!
文章を書くエネルギーとし、またさらに書いていきます。