ゲーマーが作る最高の部屋。 -机編-
いままで部屋の壁収納について綴ってきたくせに、
いきなり寄り道が発生します。
机の拡張を考え出す
前々回に机について記述したかと思いますが、
部屋の机は、IKEAのガラントでサイズは幅230cm奥行80cm。
部屋は南北に約270㎝あるので、少し空間があるんですね。
その空間に棚として5段のカラーボックスを置いてありました。
これがまた使いづらいのなんの。
元々なんか作るか買うまでの間に合わせでした。
物資が増えていって、だんだんと動かしづらくなっていたものなんですが、
下3段は机の下だし、上の2段では足りないしと、
あるだけマシ状態でずっと使っていました。
この際思い切ってお役御免にして、棚か机の拡張をしたいと考えました。
壁の構造物より先にやらないと後が大変なので、
こっちから手掛けることに。
また構想を練る
まず机と棚、どっちにするかを考えます。
答えは一瞬でした。
机の拡張しかありません。
選択肢は一つなのです。
IKEAの机は幅230cm奥行80cmで高さは78.5cm。
北面の壁まで約40cm、壁の出角まで5cmです。
天板はここを埋める形にして、その他にも機能を付加したいと考えました。
1つは天板下のスペースの活用。
サブPCが置ければいいかなと思います。
ミドルタワーを置いても20cmくらいのスペースがありますので、
5cmぐらいの引き出しも付けたいですね。
もう一つは天板の上スペース。
壁面はもうあれしかありませんね。
フレンチクリートによる収納兼彩スペース。
グッズや書籍を置く場所が欲しかったのです。
拡張机の考える
天板は幅40cm×奥行90cmと、初めに決めました。
足はSPFの2バイ4材で作るとして、
壁面をどうするかちょっと悩みました。
足を天井まで伸ばす
なんてことなく、足を柱にしてしまえばいいのです。
四角の足を作る場合、四隅に足を置くのが普通ですが、
足の位置を変則配置して、北面壁に接する2本を柱にすることにしました。
完成予想図
普通じゃない形状を文字にするのってとても難しいんですね。
だから図にしてみました。
青い柱はほぼ天井まで伸びます。
突っ張らせることはさせず、OSB合板のための支柱が主な役割。
2バイ6にしているのは、その材がたまたまあったからですね。
無ければ2バイ4にしていたと思います。
赤い柱は前回の記事で綴った構造体の一部です。
天井まで伸ばし、その後はまたの機会に。
コの字型構造体の一部にすることで、剛性を強めようというわけですね。
これらの柱は壁に寄せて設置し、壁との間に合板を入れることに。
というのも壁面には廻り縁や巾木があるので、
ぴったりと柱を寄せることができません。
そもそも2バイ材はうねります。
巾木は10mmぐらい、廻り縁は15mmくらいの厚みがあります。
この厚みを逆手にとって利用しようというわけです。
茶色の天板受けと地盤は2バイ4で作ります。
壁から柱の2バイ4の厚み分、内側で形作ることになります。
緑の足は壁側でない部分を支える柱になります。
こうして拡張机の形ができました。
天板の材料
実際の設計に入る前に決めないといけないことがもう一つあります。
それは天板の材料です。
材質もですが、厚みを決めないと天板受けなどの位置決めができません。
上の図では1枚板みたいになっていますが、
天井へ伸びる柱の分は、切り欠きを行わないといけません。
カフェ板を見つける
家にある材料でなんかないかなーとみていると、
少し前から流行っている杉のカフェ板の余りがありました。
厚みは20mmで幅200mm。
切断加工はホームセンターでやってもらえるし、
数枚を組み合わせるし、杉なので柔く現場合わせで切り欠きができる。
2mで1300円くらいと安価。
設計してみる
まずは決まっていることを箇条書きにします。
天板の大きさは40cm×90cm
天板の材料は杉のカフェ板
天板以外は2バイ4材
天板高は78.5cm
柱は3本、うち1本は構造体になる
北面の柱2本にはOSB合板を貼る
この辺を踏まえて設計をしました。
仕上げ
最後に仕上げです。
無垢のままでもよかったのですが、どうせなので何かしようと考えました。
柱などの2バイ材はターナーのオールドウッドワックス仕上げ。
天板はミルクペイントでOD風のグリーンにすることにしました。
これによって2バイ4材の基本的な仕上げは、
オールドウッドワックスのウォルナットになりました。
最後に
突然机の話になってしまいましたが、
今回の流れに沿うと机を最初に作ったので、このような流れになります。
次回は実際に作るお話をしたいと思います。
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