【DIY記事】直すコンプレッサー №1
ひょんなことでコンプレッサーが我が家にやってきた。
しかしこのコンプレッサー、状態がちょっと悪い。
この記事は、そんな少し古いコンプレッサーを使えるようにしようとした奮闘記のようなものになります。
コンプレッサーを手に入れた
元々このコンプレッサーは亡くなった祖父のものでした。納屋の中で長年放置されていて、祖父が亡くなった時に、錆びさせないために母屋へ避難させていたものです。親類が誰も引き取らず、私のところにやってきた次第です。
はたして動くのだろうか
このコンプレッサー、引き取ってきたとはいえ、動くのかどうかさえ謎でした。電源ケーブルは100Vなので、家庭用の電源で動くはず。ブレーカーが独立しているコンセントを選んで、電源をonにすると動きました。
配管等も暖かくなるのでエアーも圧縮してくれている様子です。
そう、うまくいくものじゃない
動いた!と思ったのもつかの間、ぷしゅーと小気味いい音がします。
そう、安全弁からエアーが出ています。くっそ錆びている圧力計は一応動いていて、まだ0.3MPaぐらいでした。
圧力計は1.4MPaまでメーターがあるので、安全弁の設定値は0.8~1.0MPaあたりではないかと。
安全弁本体に刻印されてないかって?もう錆ててよくわからないのです。
ドレンから茶色い水がこんにちわ
コンプレッサータンクの底部にはドレンが付いています。ここがちょっと錆びていて、まさかと思って開けると、茶色い水が噴出。
一回も開けたことないんじゃないかってくらいの量が出ました。
コンプレッサータンクの中は水が発生します。使ったらドレンを開けて排出するのが常ですが、多分一度もやってことないんじゃないかな。
本体は重いので傾けるのも大変で、レンガとかを使ってなんとか出してみるもなかなか終わりません。
こうなってくると、吐出にあたる上部の配管や圧力スイッチとかもやられているかもしれません。ドレンを開けたまま稼働させてみたいのですが、安全弁がアヤシイので、まずは安全弁を交換して安全に稼働させてみることに。
どこのかわからない謎のコンプレッサー
コンプレッサーといえば、日立のベビコンが有名ですが、一目見た瞬間にどこのかわからないコンプレッサーです。
なんの部品が付いているのか、説明書があれば分解図とか部品一覧とかがあって追えるわけですが、もちろんそういうそういうものはく。
写真でこそき綺麗ですが、初めは1mm厚くらいの土で全体が覆われていました。濡れ雑巾で擦ったりしてようやくキーワードがでてきました。
メーカーはPUMAなのか、G-forceなのかどっちなんだい。
まずは出所を調べて、情報収集をしないといけません。どの安全弁が付くのかわかりませんからね。
なんとなくわかった
あれこれ検索していくうちに、そっくりなコンプレッサーのメンテをしているブログにいきつきました。そこによるとメーカーか販売がアグリップで型式がAC20-30というものみたいです。製造は2001年頃。
20はたぶん2馬力、30はタンク容量のことだと思います。合わせてPUMAで調べていくとメーカー?商社?のSK-11によく似たものがありました。PUMAは製造元でSK-11が販売なのかな。形状が非常によく似た現行モデルっぽい AB20-30というコンプレッサーがあることもわかり、これのデータを探すこと。
※アグリップはISEKIアグリの前身販売会社みたいです。SK‐11は藤原産業株式会社のブランドみたいですね。G-forceは謎でした。
Google先生に問うと説明書を見つけることができました。もちろん参考程度にしかなりませんが、手探りの状況だとあてにするしかありません。
集めた情報によると、圧力スイッチの停止が0.8MPa、再稼働が0.6MPaみたいです。
AB20-30の部品一覧にある安全弁が10KPa(1MPa)、停止より設定が低いわけはないので、この安全弁を用意することにし、SK-11のものにしました。
問題のまとめ
現状でわかっていること
問題点は以下の通り
安全弁からのエア吹き出しが早い。
ドレンからのサビ水。
今後懸念されること
圧力スイッチの動作不全。
レギュレーターの不具合。
考えておくこと
電源ケーブルが硬い。
スイッチからモーターへのケーブルが硬い。
圧力計があやしい。
レギュレータの圧力計があやしい。
カプラが錆びている。
現状だとこんなところでしょうか。
次回は安全弁を交換して動作確認について記事になります。
しかし、ここで新たな問題が。