寄り添う
たまにはお仕事の話。
いつの間にかボディセラピストとして働き始めて一年近く経ちました。
なんでこんな仕事しちゃったかなぁと苦悩した時期もあったけど今はとてもこの仕事が楽しいです。
お客さんの体と心に向き合いつつ、それは自分自身に向き合う時間でもあります。
ということに最近気づいたんですよね。
元々興味のない人にはとことん無関心で生きてきたから研修中も散々『ちゃんとクライアントに興味持ってください』と言われてきました。
わかってる…わかってるんだよ、頭ではね。でも興味持つってどうやって?なんか好きじゃないもん!この人!なんて心の中で喚いてみたり。
お客さんにつくようになってからはなるべく求められていることをしよう、感じ取ろうとしてきたんですがなんだかそれが上っ面で。
そういうのって透けて見えちゃうんですよね。
お客さんの体に直接触れる仕事はほんとにダイレクトに色々伝わってしまうのだと思い知らされました。
お店に来て初めて顔を合わせるお客さんの緊張感、今までバタバタしてたであろうイライラ、疲れきって無理やり作ってる笑顔。
敏感に分かるようになってしまいました。
そして体を触っていくうちに緩んでいく感覚。
温かい手で包むと大抵の人は呼吸が深くなって力が抜けて眠ってしまう。
終わった後に自然な笑顔でリラックスした雰囲気を纏ってるのを見るとほんとにこの仕事してて良かったなぁと思います。
この仕事をいつまでするのか分からないけど少しでも人に寄り添える、否定もアドバイスもないその人自身を受け入れられる存在でいたいなぁと思ってます。