【練習場のマーケティング】全国のゴルフ練習場ってどれくらいあるか知ってる?
昭和の高度経済成長時には全国で4000施設あったと言われています。今ではいくつあるのか?増えている施設は?を調べてみました。
1.ゴルフ練習場数はアウトドア約2500施設
2019年、全国では2519施設でした。4000施設から比較すると40%減となっているわけです。ここで表記しているアウトドアとインドアの違いですが、アウトドア練習場とは「広いフェアウェイに向かって打つ屋外の練習場」、インドア練習場とは「テナントや倉庫の中にある屋内練習場」、この違いです。
アウトドア練習場の減少は、二代目もしくは三代目にバトンタッチ、岩裕る事業継承の際に、莫大な固定資産税が発生するためと言われています。事業を引き継ぎたくても、税金を支払えないという課題が出ています。
2.増え続けるインドア練習場
アウトドアとは真逆に、インドア練習場は増加傾向にあります。若い世代(20~30代)といった社会人が通いやすい場所にあって、手ごろな価格帯でゴルフを楽しめる施設として利用が増えています。
投資回収も短期間で出来るので、他業種の参入も目立ってきているのが、現在の状況です。アウトドアとインドアを足せば3500施設になるので、練習場市場としてはブームに対応できる環境があります。
3.まとめ
インドア施設の他業種参入には目を見張るものがあります。本業での収益確保が難しくなっているので、保有店舗をゴルフ施設に置き換えるなど有効活用している企業もあります。
アウトドアの練習場は、近年では施設のリニューアル期に来ており、ICカードシステムを導入して顧客管理と分析が始まっています。インドアと比較すると通いづらさがあるアウトドア練習場を、データを用いて効率的に施策を打つ時期に来ています。