S2シティ優勝 私がルギアVstarを選んだ訳
おはこんハロチャオ。
段々と謎の集合体に性癖を歪められている壱ッ岩です。1番好きなのはムウマです。信じてください。
12月18日開催のTSUTAYA藤原店のシティリーグに参加し、優勝を取ることが出来たルギアVstarについての自分自身の考えと、デッキ選択の経緯を書かせていただきます。
ルギアについての基本的な部分ははるnさんの記事がとても参考になると思いますので、ルギア初心者の方は今すぐ回れ右して、そちらを購入することをおすすめします。
初めてのnoteなので拙い部分もあるかと思いますが、ご了承ください。
1.環境考察
当時の環境は皆さんご存知の通り、ルギアが圧倒的パワーで環境を支配している状況で、ルギアかルギアに勝てるデッキを握るかの2択でした。これらに6割を取れるデッキとして、ミュウやLTBが台頭していました。
しかし、ルギアデッキはどの対面も見れる隙のないデッキという訳ではなく、強みと弱みがとてもはっきりしているデッキであるため、麻痺や特性ロックでルギアに対抗するデッキが増えてきていました。
それらを踏まえて、自分が考えるtier表が以下になります。
tier表に起こしていますが、あくまで自分の考えはルギアか、ルギア以外かです。
2.デッキ選択に至るまで
ここからはどういった経緯で今のルギアに行き着いたかを、デッキリストと一緒にだらだらと書いていきます。
◾︎イシヘンジン
はい、いつものです。
これをルギア環境の初期まで握ってたのかと思うと自分のヤバさを改めて実感しました。note書くって大事なんだなぁ()
でも、このデッキをふざけて握っていたのかと言われるとそうではなくて、かなりガチで組んでいました。誰も信じてくれなかったけど。むしろこのデッキを握った経験があったから今があると言っても過言では無い…と思いたい。今はそう思っておきます。ここから感じたことは
・ゲームスピードの加速
・イベルタルの起動のしやすさと対応範囲の広さ
の2点です。アーケオスを起動できてしまえば、先2で簡単に300点を出すことができ、イベルタルを即起動が容易なパワフルさはとても脅威でした。イシヘンジン狩られたら死んじゃうからね、アハハ。ただ、デッキとして完成されているのかというと、かなり滅茶苦茶なデッキであるという印象でした。理由としては
・エネルギーの多さ
・アーケオスへの依存性と再展開がほぼ不可能
パルキアのようなデッキの美しさはほとんどないに等しく、ミュウのような完成されたシステムではないため、弱点が数多くあるデッキだという印象でした。
さすがにイシヘンジンだともう勝てないと判断し、サブデッキとしてルギアを組むことにしました。
◾︎ツールジャマー入りルギア
当時ルギア対策で流行っていたジュラルドンにイベルタルを通すためにツールジャマーを積んだ形です。いや〜強い。なんだこのお手軽さは。今までの苦労はなんだったのか。握った瞬間感動を覚えましたよ、ほんと…。
ツールジャマーがあることによって、イベルタルを通しやすくなるだけでなく、ルギアに貼ることで、相手のベルトをVガード込みで封じることができる点が強かったです。しかし、ルギアミラーにおいて、先行を取らないとほぼ負けになるため、後攻時に役に立たないツールジャマーは次第に抜けていきました。
この形の課題として
・後攻時の捲り札が崩スタ,マリィしかない
・アーケオス展開の成功率が低い
この2点を改善する必要があると考えました。
◾︎Aライコウ入りルギア
前回の課題の解答として、Aライコウとバーネット博士を採用。また、シティ前にLTBが流行ってきていたため、チェレンとウォッシュ水エネルギーを採用し、LTB対面を改善しました。
それらを踏まえてS1シティの結果は以下になります。
…はい、自分が100悪いです。プレミ侍をしっかりかましました。
友達2人はベスト4としっかり結果を残しているのに、私と来たらプレミで予選落ち。
ただ1つ言えるのは、プレミがなければ、安定して勝ちを拾えるデッキだということ。確かに麻痺や特性ロックをされる不利対面では、どうしようもないかもしれませんが、2ターン目にアーケオスを展開できてしまえば、そこからのゲームの再現性はとても高いです。また、プレイ難度はさほど高くはなく、構築力とゲームプランがしっかりイメージできているかが、重要となってきます。
さて、先程の構築に話を戻しまして、私個人が課題だなと思った部分は
・エネルギーが多い
・麻痺対策がチェレン1枚しかない
・Aライコウが刺さらなくなってきている。
・1ターン目にルギア置きが安定しない
・ネオラントスタートが絶望的
この5点です。この頃、段々と弱い方のドラピオンやフリーザー、ゼクロムチャーレム等、麻痺ギミックが流行りだしていて、対ルギアがかなり意識されるようになってきました。しかし、弱点としてチェレンやとりつかいを使われると無償でサイドを与えることとなってしまうため、デッキに数枚程度しか入っていない中途半端な麻痺は、あまり強くないと思い、ルギアに麻痺ギミックを組み込むのではなく、麻痺への解答を組み込むべきだと考えました。
また、ルギアにムーランドVの採用が増え、LTBが勝ちにくくなり、ミュウが増えると予想しました。
以上のことを踏まえ、A軸ではなく、一度雪道軸で考えることにしました。レシピは以下になります。
◾︎雪道ルギア
雪道によりミュウ対面に強く出れるだけでなく、1ターン目に雪道を貼ることで、相手のアッセンブルスター時に要求を増やすカードとして使うことで、あわよくば先後入れ替えのチャンスを作ることができるため、初手貼り意識で3枚採用。
Vmaxを見る枠のイベルタルの代わりにレジギガスを採用することで、エネルギーの枚数の削減を図り、麻痺対策をしつつ、LTB対面が楽になるカードとして、チェレンを2枚採用。
多色エネはアクアリターンが最低限言えるよう、3枚採用。弱いエネルギーから削っていったため、Vガードエネルギーを不採用に。レジの対面以外はルギアは基本ワンパンされる前提で動くので、ミュウ対面のみ欲しいカードですが、個人的にはいらないカードです。ミラーでイベルタルに貼ると強いけど。かなり偏った考えだとは思うんですけど、エネルギーを削るor無くしていい順は、
Vガード>ツイン>キャプチャ>ダブルターボ
(パワフルは脳死4枚確定、オーロラは構築による)
だと考えています。ダブルターボは2枚欲しいカードです。1枚の構築は仕方なくなことが多いです。
雪道ルギアの強みとして、デッキの中の不純物が減ることにより、安定感の向上とルギア以外の対面がかなり楽になりました。
しかし弱みとして、
・ミラーマッチに弱くなる
・1ターン目以外雪道が基本いらない
・バケッチャスタートやサイド落ちが起こると
詰む
雪道の問題はさほど気にする事はないのですが、ミラーが弱い点とバケッチャ依存な点がかなり致命的です。私だけリセットホール使ってもいいですか()
シティ直前まで雪道軸かA軸かで悩んでいましたが、環境的に雪道軸は無し寄りの考えになりました。理由として
・ミュウがさほど増えそうにないし、雪道がなくても勝つことは可能
・シティ直前に話題になったのがドガス系のデッキであり、麻痺ギミックの持ち込みは少ないと予想
・シティは4戦中3戦勝てばトナメ進出なため、極度に安定に寄せる必要があまりない
雪道ルギアをしばらく研究したことで、イベルタルの見れる範囲が異常なことに改めて気づけました。強制気絶恐るべし。
あと友人と何戦かやったんですが…ボロ負けです。対戦ありがとうございました!
あの惨敗がなかったら本当に0-4かましてました。ありがとう元君。元君のパルキアのnote、お金出して読む価値あるくらい良い内容なので、覗いて見てください。ポケカ弱者のおすすめです。ハハ。
以上の事から、ようやく考えがまとまり、S2シティで使用した構築に行き着きました。実は前日にリストを作りました。本当に馬鹿です。こんな奴が優勝しちゃいけません。
お待たせしました。ほとんど書き尽くしちゃいましたが、ここからがS2シティ優勝のルギアのリストと解説です。
3.リストと採用カードの解説
はい…普通のルギアです!
麻痺対策もなければ、2枚目のスタジアムとして雪道、LTB対策のウォッシュ水など何一つありません。
唯一個性が出たのは、ツツジの採用くらいです。
このリストに至った理由もしっかりありますが、それは後ほど。まずはカードの採用理由から
◾︎ポケモン
・ルギアV 4枚 ルギアVstar 3枚
確定枠です。ルギアVを絶対に初手置きしないといけないから何も考えず4枚採用。3枚にしたい人は事故覚悟で。
・アーケオス4枚
以下同文。強いて言うなら4枚目をバーネットにするなら3枚にしてもいいけど、ベストはアーケオス4枚にバーネット1枚です。
・輝くリザードン1枚、イベルタル1枚
特に言うことはないです。
・ムーランドV
皆さんご存知、LTB対策のカード。使う際はパワフル無色の管理を忘れずに。一応ミラーマッチの後攻で使う盤面がありますが、詳しいことははるnさんの記事を参考に。
・バケッチャ、マナフィ、ノコッチ各1枚
ルギアを守る三英傑。1ヶ月前まではノコッチはいらないと思っていましたが、レジギガス対面が楽になるため採用。あると意外と便利なカード。
・ネオラントV 2枚
このデッキの超過労死枠。このカードが勝敗を決めると言っても過言ではない最強カード。2枚目の採用でデッキの安定感がかなり上がりました。本当におすすめしたい1枚。
◾︎グッズ
・クイック4枚、ハイボ4枚、お香4枚
何も言うことはありません。脳死で4枚ぶち込みましょう。
・こだわりベルト2枚
ここが1番の不安要素。3枚目がとても欲しいですが、枠の都合上2枚に。
・ロストスイーパー1枚
スタジアムを割れて、邪魔なグッズも割れちゃう便利なカード。枠を作る際にとても重宝するカード。
◾︎サポート
・博士3枚
7枚も引ける鬼強カード。4枚目が欲しいところですが、枠の都合上3枚に。
・マリィ2枚、ツツジ1枚
相手に干渉できる貴重なカード。1ターン捲れる可能性を秘めたカードなので、後攻時や動きが遅れた際に上手く使いましょう。
・ボス2枚、セレナ2枚
正直ここは少し逃げた部分があります。元々はボス3枚にセレナを足すつもりでしたが、事故る可能性がちらつき、やむなくこの枚数に。
◾︎スタジアム
・崩れたスタジアム1枚
ルギアを握った時からいつも思う2枚目欲しい問題。これに関してはしょうがないので自分の右手を信じてください。安定感の方が大事です。
◾︎エネルギー
・パワフル4枚
何も言うことはありません。
・オーロラエネルギー4枚、ハイド悪1枚
イベルタルとリザードンを安定して起動するためにハイド悪を追加。逃げエネを節約できる点も強いです。
・キャプチャーエネルギー3枚
ルギアを安定して置くために3枚採用。Tord氏が4枚採用のルギアを使用し流行っていますが、少しでもエネルギーの枚数を少なくしたいので3枚に。
・ダブルターボ2枚、ツインエネルギー1枚
手張り2回でルギアを起動できたり、イベルタルやリザードンを運用しやすくするカード。ミラーでルギアを取られた後、ベルトリザで返す盤面がかなり多いので、ツインエネルギーはかなり欲しいカード。
◾︎デッキ選択の訳
なぜ麻痺対面を捨てたのかというと、麻痺ギミックに当たる確率より、後攻を取る確率や、先行風読みを選択する確率の方が格段に高いと判断したためです。シティリーグの予選は32人規模なので4戦中3勝だけすれば本戦に上がれるため、必要が無い、それよりも、デッキの安定感や、捲るための手段を用意する方が適切であると考えたため、今の形に落ち着きました。正直チェレンは1枚あっても良かったかもだけど。また、イベルタルコントロールやWTBのようなデッキの持ち込みはないに等しく、使いこなすプレイヤーもそうそういないと判断したことも理由の一つです。WTBの持ち込みは1人いましたがね…当たったら終わりなんで内心ビクビクしてました。
今回のシティは1回戦以外全部後攻と、じゃんけんがとても弱かったため、ツツジの採用はとても役に立ちました。山の中にマリィ2枚とツツジの計3枚があるため、ゲーム中の選択肢が増え、とても戦いやすかった印象です。また、それらを強く使うためのネオラント2枚採用も功を奏したように感じます。
結果的に今回のデッキリスト1枚1枚が奇跡的に噛み合っていたため、勝ちを拾うことができました。ツツジがなければ捲れてなかったし、ネオラントの2枚目がなかったら決めきれていない試合もありました。私自身のプレイが下手なせいでもあるんですけどね、ハハ…。
◾︎不採用カード
・クロバットV
デッキの回りを安定してくれる1枚ですが、負け筋になる点と、除去するためにサーチ不可能な1枚を要求するため不採用に。
・ヤレユータン
安定性を上げてくれる神カード。枠があれば欲しい1枚ですが、悩みに悩んだ末、不採用に。このポケモンsm期から書いてることバケモンなんだよね。
・Aライコウ
ゲームを捲る可能性を秘めたアタッカー。色エネを多く要求し、デッキが歪んでしまう原因なので不採用に。ミラーでマナフィ置けないことはかなりあるので、刺さりは意外と悪くはないです。
・ビリジオンV、バリコオル、ワタシラガV
麻痺対策のカード群。ワタシラガVはとりつかいと合わせる前提。そもそも麻痺対面を捨てているため不採用。100人規模のシティだったり、CLのような大きい大会であれば採用の余地あり。
・チェレンの気配り
LTB対面が楽になったり、麻痺への解答になる神カードですが、前述の通り麻痺対面を捨てているため不採用。
・とりつかい
言わずもがな麻痺対策のカード。前述の通りです。
・雪道、シンオウ神殿
デッキのタイプが根本的に違うので不採用。
・ヒート炎、ウォッシュ水、スピード雷等
Aポケモンを運用する際に必要なカード達ですが、そもそもAライコウを採用していないので不採用。
ウォッシュ水のみは、LTBへの解答になるので採用の余地あり。
・Vガードエネルギー
ミュウ対面で使ったり、ベルト込Vstarの火力を咎められるカードですが、そもそもルギアはワンパンされる前提で動かすはずなので不採用。貼られると嫌なカードではある。
4.簡単な立ち回り
各対面のゲームプランははるnさんの記事が1番分かりやすいと思うので詳しいことはそちらへ、当記事ではざっくりとだけ書いていきます。
◾︎基本のゲームプラン
皆さんご存知だとは思いますが、基本は2-1-1-1-1で戦っていきます。つまり、ルギアは基本1体しか置いてはいけません。後攻時やミュウ対面、シンオウ神殿を器用に使ってくるデッキ(パルキアやギラティナ)に対してのみ、2体置きます。これさえ掴んでいれば、ある程度は動かせると思います。
気をつけることは、ボスアーケオスで倒されるとアタッカーが用意できない盤面を作らないこと。特にアクアリターンの場面で頻発します。あとは無闇矢鱈にクイックボールやハイパーボールを使わないことですね。結構やる人います。
…なんか偉そうに言ってますが、ここでS2のマッチング結果を見てみましょう。
…はい。予選にプレミで1戦落としてます。なんなら本戦のプレイはほんとに酷かった。ジャッジの御二方、本当に迷惑をお掛けしました…。
5.終わりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。私の頭の中で考えていることを箇条書きにしただけの、汚い文章だったと思います。もっと簡潔に読みやすく出来ればよかったのですが…
それと、ここまで偉そうにルギアを語っていますが、プレイヤーとしての強さは甘く見積もっても、私は中の下にも満たない下手くそプレイヤーです。プレミも息をするようにするし、構築力もはっきり言ってゴミです。
それでもシティリーグというステージで優勝を勝ち取ることができたのは、私のしょうもない意見を聞いてくれた元君やそると君、家茶、たけだの4人や、練習相手になってくれたナッシュさん、自主大会を開催してくださったオーレくん(さん)やチームライジングフィストの方々、その他愛媛でポケカを通して交流してくださった皆々様のおかげで、ポケモンカードをここまで楽しみ尽くすことが出来ました。
改めて、シティリーグの運営、ジャッジの方や対戦してくださった皆さま、本当に本当にありがとうございました‼️
最後に一言、
イシヘンジンまだ諦めてないからなぁ!!!!!