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パソコンとインターネットで視覚障がい者の世界が広がる!活用方法と体験談を紹介


はじめに

視覚障がい者がパソコンをつかえるの?
そんな疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、設定なしの状態で使える人は少ないとは思いますが、視覚障がいに特化した設定を行うことで、弱視者でも全盲者でもパソコンを使用することができますし、お仕事でも使っています。

では、視覚障がい車はどのように工夫してパソコンを使うのでしょうか?
この記事では、私自身も使っているパソコンの操作の工夫や、パソコンを使えるようになって世界が広がったお話を、お話したいと思います。


1.パソコンはこう使う

視覚障がい者≒まったく目が見えない人という認識の方もいらっしゃるかもしれませんが、その方の病気や先天性(生まれつき)後天性(あとから目が悪くなった)場合など、その方の状況や経験などで、見え方は違ってきます。

よく言われているパソコンの使用方法では、全盲者の場合、パソコンの画面情報を音声化する「スクリーンリーダー」と呼ばれる機能を使います。音声化することで、見えなくても、ある程度の情報を受け取ることができ、入力もストレスなく行うことができます。

また、弱視者の場合は、個人の見え方によって白黒反転や色反転表示を使ったり、画面を拡大表示するなどして、見ることの負担を軽減したり、スクリーンリーダーを使った音による情報も追加して、パソコン操作をすることもあります。

視力に障がいがあるときの工夫には、拡大・色・反転表示を使ってより見やすくすることと、スクリーンリーダーを使って、音からの詳細な情報を得ることにあります。どれをどう選ぶかは、その人次第ですが。

2.私の場合は

私の場合は、画面表示には、拡大を使います。
弱視というと、必ず白黒反転を使うと考える方もいすが、私には、黒バックに白い文字は眩しくて疲れるので、通常の白バックに黒い文字で細かく見たり書くときは拡大し、大まかに全体を見たいときは縮小したりします。
その他には、マウスポインタを特大表示し色は黒に。速度を遅めにして、加えてカーソルも太めにします。これだけでもだいぶ作業が楽になります。

私は、だいぶ前に企業の代表電話の取次業務を長く行っていました。その業務の中でパソコンの必要性を感じ、視覚障がい者のための職業訓練校にて、パソコン技術を学び、ある程度は使えるようになりました。

先天性の弱視である私は、文字の読み書きにかなりのコンプレックスがあり、見やすい文字で書類を作成したりすることにすごく感動を覚え、パソコンを使うようになりました。


まとめ

パソコンやインターネットが広く普及したことで、障がいを持った人の働く場もどんどん広がってきているように感じます。私も、仕事上でインターネットを活用し、情報収集したり、それを記事にまとめたりしています。また、プライベートでは、スマホやタブレットを使ってSNSで情報発信したりして、友人もだいぶ増えました。

パソコンやインターネットを使うようになって、私の生き方はずいぶん変わりました。
あなたもパソコンやインターネットで視野を広げ、夢を実現してみませんか?


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