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夏の大三角の下で
久しぶりに顔がみたくなったことに
驚いたのだった。
目まぐるしい日々の中で
ひたすら上を向いて進むことを望んでいても
喧騒のなかでは特に
静けさを求める私の脳は
思いを巡らせる
決してひとりでここまで来れなかった
そのことを1日だって忘れたことはない
私をここまで導いてくれた人達は
今、しあわせだろうか
楽しげに歓談する人々が
スローモーションに見えて
混沌とした音の真ん中で
私だけがこの充足感を味わうことに
胸が締め付けられる
笑っていて欲しいなどというのは
エゴじゃないかと自己嫌悪になりつつも
そんな自分も受け入れて
夏の大三角を眺めながら
素直にしあわせを願い
頑張った自分を
ほんの少しだけ褒めてあげることにした