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2024/10/27島へ集まれ子供たち!香川県・蔦島で開催。

この島へ集まれ子供たち!プロジェクトは、昨年より始まった新しい試みです。行政の枠を超えて、瀬戸内海に面する複数の県の子供たちを島に集めて海や海洋ごみ、魚食に関する体験を一緒に行う事で、瀬戸内海はみんなのもので、みんなが力を合わせて豊かで美しく維持していかなければならい事を楽しく学んでもらうきっかけを作っています。
本来は、9月22日に行う予定でしたが、台風の接近と重なってしまい、開催が10月にずれ込みました。

島に向かう船の中で写真を撮る子供
広島県からの到着を待つ、岡山と香川の子供たち

今回は初めての無人島での開催。日頃は、電気や水は当たり前の環境の中で過ごしている子供たちに、電気もガスもない環境で1日を過ごしてもらうのも良い体験になるのではないかという事でこの島が選ばれました。蔦島にも海ごみが漂着してしまうのですが、無人島という事で、それを拾って回収する人手がない。そんな説明を聞いた子供たちは張り切ってビーチの清掃に向かいました。

みんなで頑張れば島が綺麗になる!
かなりのごみが回収されました。

最近では、魚を家の台所で捌いている家庭は少なく、子供たちも頭やしっぽがついた丸のままの魚をなかなか見る機会がありません。なので、こんな笑い話もあります。「魚の切り身が海を泳いでいると思ってた!」魚は水の中でしか生きられないので、生きたままの魚を子供たちに見せるのは準備は大変ですが、今回は何とか実現する事が出来ました。

生きた魚を目の前にして生態を学びます。
安岐水産のスタッフの協力で魚を捌きます。
島に自生しているハランを活用してお刺身のお皿に

島へ集まれ子供たち!のプロジェクトは瀬戸内海に面する県を横ぐしに捉えて海を感じてもらうために島で3県の子供たちが仲良くなってもらえるように工夫しており、ビブスのカラーリングもそのひとつです。岡山県は桃太郎にちなんで「ピンク」、広島県は広島カープにちなんで「赤」、香川県は海が広いので「青」という特徴付けをしています。
無人島でケータリングという「サプライズ」で喜んでもらいたいと、地元のスーパー今川さんが協力してくださいました。

アウトドアでこんなおもてなし!凄い!
食後には自然の中で自然のお話

お腹がいっぱいになったところで、里海ガイドとしてこの島を知り尽くしている中野さんの引率てネイチャー探検です。せっかくなのでごみも拾おうという事で袋とトングを持っての出発です。島に自生する植物の話や、虫などの生物の話など、お話が尽きることはありません。襲ってくるやぶ蚊も自然の一部ですからと説明を受けながら、とても良い時間を過ごせたようです

瀬戸内海を見下ろす絶景ポイント
島のランドマーク鳥居

2023年度に岡山県と香川県の二つの県で始まった、島へ集まれ子供たちが、2024年度には、広島県が加わり3つの県を対象にして実行する事が出来ました。来年度にはもうひとつ県を増やして、未来を担う子供たちが、海をもっと好きに、魚を大好きになってくれるように活動して行きたいと思っています。(瀬戸内わくわくプロジェクト 代表 丸山幸子)



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