企業理念について考える 前編
こんにちは。
最近、「社長っぽくなったね」と言われることが増えた佐藤です。
恐らく二年前の私ならふんぞり返って喜んでいたと思います。
起業当時、僕が思い描いていた社長像は、
というものでした。
まぁ今振り返っても、考えがあまいあまい。
実際にはサービスの現場に出ながら、予算を借り入れ、新規案件を考え、広告を打ち、改修計画、スタッフ研修、売上管理、リクルート…などなど。
あっちなみにOneSelF 2022年度のスタッフ募集を開始いたしました!
ご興味ある方は是非是非。
https://www.one-self.net/coming-soon-03
今列挙したものすべてにおいて私は素人なわけです。これは現在進行形で。
これだけ一気に新しいことをやるのは想像以上のエネルギーが必要でした。途中でめげそうでした。というか何度かめげました。
それでも幸いなことに優秀なスタッフと手を差し伸べてくださる周りの方々に支えられ、無事にこんな情勢の中、2周年を迎えることができました。
とはいうものの、自分でやりたいことを創意工夫して、世に出したり、全く違う形になってり、形にならなかったり試行錯誤を繰り返す毎日は刺激的以外のなにものでもありません。
もう一度起業するか、と聞かれたら、僕は間違いなく企業します。と答えます。
楽と楽しさは相反するものだなと。苦しんで苦しんでそれでも前に進むことが完全に楽しくなってる少しMっ気を見せはじめた佐藤です。
そんな毎日です。今日もありがとう。
さて、毎度のごとく、前置きが長くなりましたが、今日は企業理念について綴っていきます。
というのも、この前、経営塾というものに行ってきました。
https://www.mitaka-s.jp/docs/2021081800011/
これ全部で6回あるんですが、なんと無料。
無料情報に良質なものは少ない、と言われていますが、公的機関がやってるならある程度の信用はあるだろう、と申し込んでみました。
これが思ってたより全然熱い。
無料だからと舐めてましたが先生が本気。熱量がすごい。
情報としては色々と掻い摘んで知っていることもあるんだけども、本当に知っているだけだな、と理解はしてないなと、襟元を正されました。
しかも課題まで出る。久々の宿題に手こずりながらも、脳に汗を書きながら色々と思考する時間は良いものです。
今日はここで学んだ理念を構成するVision-Mission-Valueについて、OneSelFの役割を再考しながらまとめてみたいと思います。
なぜ経営塾に行ったか?
まず講義は聞くよりやる方がいいという受け嫌いの佐藤がなぜ経営塾に行ったか、というところなんですが、2年経過した現在、ありがたいことに最初4名で始めたスタッフが現在は10名ほどになっています。
そして、施設の現体制は良くも悪くも起業当初に思い描いていたものとは違うものになってきています。可能性は広がり、自分が影響を及ぼせる範囲もまだ極小ですが増加傾向です。
そんな中で最初は僕の想いを中心に少人数がその想いに共感して回っていたのが、組織が僕だけのものではなくなって、そこで働くスタッフそれぞれに想いが生まれてきました。
これには僕自身も驚かされ、「なるほど、そういう捉え方もあるのかー」と勉強になりました。
僕が始めた組織で、別の誰かが自分なりに解釈し、想いを語る。
最初は想像もできませんでしたが、これこそOneSelFです。
ここらで一旦、組織としての考えをまとめ、向かう方向を示す旗のようなものの必要性を感じ、これまでの経緯とこれからの可能性を踏まえた上で、今一度経営について学んでみようと思いました。
初期の想い -病院時代から起業まで
まずは経営のきっかけについて。
OneSelFは2019年7月23日に、現在も拠点を置く三鷹市に誕生しました。
OneSelFの由来は、僕の病院勤務時代に遡ります。
病院には日々多くの患者さんが来院されます。私が勤務していた病院はスタッフの知識レベル・技術レベル、どれをとっても日本で有数でした。さらに日々の研鑽は凄まじく、おそらく今は私の在籍していた時以上のレベルになっています。
プロのアスリートから一般のスポーツ愛好家まで幅広く来店され、もちろん治療に難渋するケースもありましたが、その知識と技術で様々な意見交換を行い多角的なアプローチをすることで、多くの患者さんが痛みを改善し、笑顔で卒業して行きました。
私もその成果に確かな手応えとやりがいを感じていました。
『この道を極めれば、きっと痛みで悩む多くの人を救うことができる』と。
しかし、これは一部は正解で一部は誤解でした。
その誤解とは、痛みが再発して戻って来られる方が決して少なくなかった、ということでした。
よし、これでまた元気に歩けるようになる、といった方が、再び苦痛を抱えて戻ってくる。
日本は世界的に見ても、医療保険制度は恵まれています。が、病院には保険の期限があります。基本的にその期限を超えてのリハビリは認められてないんですね。土台、一生なんて無理なわけで、その後の人生、その人がどうなったのか知る由もありません。
そして、予防をしようにも日本では予防に保険は効きません。つまり、ケガをしてからでしかアプローチできない受け身なわけです。
僕と患者さんが会えるのはケガをしてから治るまでの一定期間。
そして、また痛めてしまう。
要は僕が関われるのは、受け身で一時点的なものであったわけです。
この繰り返す事象に、結構な無力感と虚しさを感じていました。
そんな時、大学院に入学し予防の研究を行なっていたこともきっかけとなり、一つの想いが生まれました。
https://wisdom.nec.com/ja/events/2018080901/index.html
『僕が治すよりも、患者さんが治せるようになった方が、ずっと長く継続的に健康になれるんじゃないか、いや、これは患者さんなんていう括りではなく一般の人のカラダにも広く適応できるのではないか』
まさに老子の格言、
の考え方です。
その一つの形がセルフパーソナルトレーニングでした。
一人ひとりのカラダをしっかりと吟味し、それぞれに適したトレーニングを正確なやり方で身につけてもらうことに、圧倒的にフォーカスした新しい空間の形です。
自分のカラダを自分で良くする、主体性を重んじるこの会社を『OneSelF』と名付たのでした。
とまぁ、いい感じで由来を説明しましたが、今振り返ると、この時の僕に足りない視点がありました。
それは「他者視点」「カラダのその先」「空間の重要性」でした。
結構長くなったので次回に続きます。。。
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