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大切なモノについて考えよう。①

大切なモノについて考えよう。第一回目

Eclipse snow globes

第一回目はスノードームです。

今までは自分のスノードームなんて買ったことなかったけれど(事情あって友達のものを代理で購入したことはある)、どうもこのスノードームは買わないという選択肢を僕に与えてくれず、迎え入れました。

京都のMoMAストアでふと見つけたのがこのスノードームとの出会いでした。見つけた時に即決。という訳ではなく出会いから半年以上たってから買ったはずです。その間何度もMoMAストアに訪れては眺めて帰るを繰り返し、いつかの給料日に買わないわけにはいかず買って帰りました。

(今後もこのようなnoteを書いていくつもりですが、僕の購入するものはたいがい購入するまで一定期間が開きます。この買うまでの期間に存在を忘れてしまうようでは長く付き合っていくモノになりえないので、買うまでの期間というのもモノを大切にするための秘訣だと思っています。)

スノードームの概要

球形やドーム形の透明な容器の中を水やグリセリンなどの透明な液体で満たし、人形・建物などのミニチュアと、雪に見立てたもの等を入れ、動かすことで雪が降っている風景をつくる物である。日本ではスノードームとも呼ばれ、土産品や玩具として売られている。

スノーグローブ‐Wikipedia

スノードームとは雪に見立てたもの等を入れ、動かすことで雪が降っている風景を作る物。なんですが、このEclipse snow globes(下記Eclipse)は他のスノードームとは違い、雪に見立てたものは入っていないのです。このユニークさも僕を引き付けた理由の一つだと思います。

容器の中にはラメのようななんだかきらきらとした黒っぽい細かい粒が入っていて、動かすことでその粒がゆらゆらと落ちてきてきらきらとかすかに光ります。購入時には宇宙を表しているとか説明されていたような気がしますが、ちゃんと覚えているわけではないので確かではないです。宇宙といわれてみればまあ確かにそうで、逆さにしたりゆすると幻想的な奥深さみたいなのを見せてくれます。

落ち着いた時に何かをゆっくり眺められるそんな時間が好きで、僕はこういったモノには飽きのこない深さみたいなのを求めているのかもしれませんね。

このEclipseは僕の手元に来てからはおそらく7年ほど経っていると思いますが、一度も手放そうと思ったことはないです。毎日ひっくり返してみているというわけではありませんが、手放したくないそんなものの一つです。

劣化も味

写真を見ていただくとわかりますが、数年前からこうして気泡が入ってきました。この気泡にも名称があるようで、エンジェルリングや天使の気泡などと呼ばれているみたいです。

長年手元にあると新品に比べて間違いなく品質が劣ってきますが、自分がちゃんと選んだ好きなモノならまあ仕方ないかと許せる気がします。モノと長く付き合うにはそのモノに慣れて、許容していくということも一つ大事な心構えなのかもしれないですね。

この写真はたしか夏頃に撮ったもので、気泡は大きいですが、今日(2月)は気泡が小さくなっています。少しずつ変化していくんですね。

今後もこうやって自分の身の回りにある長年愛でているものについてアウトプットしてみます。とりあえずアウトプットしてみて自分にとって(そして誰かにとって)何がモノと長く付き合っていくための要素なのかを考えてみることにします。

Eclipseから考えるモノと長く付き合うための要素

  • 劣化も愛する

  • ユニークなデザイン、コンセプト

  • 買うまでの期間を大切にできるか


とりあえず第一回目はこんな感じでゆるく終わります。こういったささやかな彩りを与えてくれる生活必需品じゃないものが好きです。僕は一生ミニマリストにはなれないだろう。

では。

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ハヤシ

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