幕張に響いた怪しく美しい歌。
自分は日本のどこかに住むいたって普通の社会人。
そんな自分が11月3日に体験した決戦について記す。
いつものライブの感想です。
神椿幕張戦線とは
神椿幕張戦線2024とは、幕張メッセイベントホールにて11月2日に行われたW.V.P 2ndワンマンライブ「現象Ⅱ(再) 魔女拡成」と、11月3日に行われた花譜 4thワンマンライブ「怪歌(再)」を合わせた2日間にわたるライブのことである。代々木決戦の再演としての今回のライブ、本当に楽しませていただきました。今回も現地とは別に配信でも視聴することができた。どちらもいいところがあるのでぜひ現地に参加した人もアーカイブ(Day1、Day2)を購入することをお勧めする。もちろん僕は買った。アーカイブは2024年12月9日まで。
今回の旅路
11月1日(金)
起床は午前8時。前日は早寝してぐっすり眠ってよく休んだ。今までのライブでは1日目の朝に出発して2泊3日の予定を立ててたけど、今回は3泊4日で前日入りしてゆっくりと時間を使うと決めてた。15時頃に会場近くのホテルに到着して荷物を置いてまず向かったのは麻辣湯屋さん!。自分が住んでいる近くにはあまりないのでどうしても行きたかった!。花譜ちゃんがハマってるって言ってたからね。とってもおいしかった。口コミにいいよって書いてあったから具材にパクチー入れたら隣の人がすごい顔してた笑。ごめん。そのあとはホテルに帰ってお風呂に入ってあったかくして寝ました。
11月2日(土)
起床は7時半。この日は、W.V.P 2ndワンマンライブ「現象Ⅱ(再) 魔女拡成」。とても楽しかったです!。VSパート、ライブでは初披露の曲など、全部最高だった!。会場のみんなからの「愛してる!」コールに「イェイ!」で返した時の花譜ちゃんかわいかったぞ!。なんかかっこよくもあった笑。あと、初めの円陣の声やMCで理芽ちゃんの声が裏方のほうから聞こえてきたときのテンションの上がり方ヤバかったなぁ。次のライブでは幸祜ちゃんも一緒にステージで会えるといいなぁ。ゆっくり休んで早く良くなってください!。待ってます!。
11月3日(日)
起床は7時。もう少し寝ているつもりだったけど一度起きたら寝れなくなった。そしてついに花譜 4thワンマンライブ「怪歌(再)」の日!。代々木からどんなアップデートがされているのかワクワクしながら会場までの時間を過ごした。
開演!
17時。ついに怪歌(再)が幕を開けた。代々木を思い出させるカウントダウンからの映像、でも今回彼女が立っているのは幕張の会場。ついにこの場所で始まると実感し心が躍った。
いつも素敵な歌をありがとう。
どの曲も本当に素晴らしかった。終演後には空に向かって「ありがとう!」と叫びたくなっていた。そんな最高の歌の中で特によかったと感じた数曲について感想を。
「青春の温度」
今回も鼻歌からの「ウォーウォーウォー」から始まった。ずるいよこの始まり方。いつ聴いても ”Crazy for you 君に夢中” だと感じる。最初から狂わせに来るこの歌はズルいねやっぱり。花譜ちゃんの声もなんだか代々木の時よりも楽しそうな気がした。
「糸」
なんだか前よりも心に直接響いてくるように感じた。ライブを重ねるにつれてだんだんと歌い方が変わってきてて、”前よりもいい” とかじゃなくて ”今回もいい!” っていつもなってる。僕は最後のサビが特にお気に入りの部分で、キュッと心臓をつかまれてるんだけどあったかい感じがする。
「夜が降りやむ前に」
久しぶりに聴いた気がする。消え入りそうな声でじーんと温めてくれる、とてもやさしい気持ちになれる歌。心の底から暖かくなって、その温かさを分けるためにそっと誰かを抱きしめてあげたくなるような、そんな気持ちになりました。
「邂逅」
言葉にしようとすると適した言葉が見つからないけど、自分の心にしまった気持ちを代わりに吐き出してくれているように感じた。歌詞一つ一つに力強くうなずきたくなる。僕の中では、突き放しているようで本当はそばに寄り添ってくれているような歌です。
「抱きしめて」
こんなにあったかいのに切なくなる歌ほかにないと思う。それがとても愛おしいです。会場が少し暖かくなったように感じました。崎山さんの声もあったかいんだよなあ。
「チューイン・ディスコ」
ツミキさんとの組曲!。一気に会場内の空気が躍りだしたね。旗揚げのとことか超テンション上がった!。最近こういうアゲアゲな曲増えてきて嬉しい!。何が嬉しいかって、歌聴いて楽しくなるのはもちろん、楽しそうに歌う花譜ちゃんを見られるのがさらに嬉しい!。
「一世風靡」
星街すいせいちゃんとの組曲で新曲!。トウキョウ・シャンディ・ランデヴを一緒に歌ってるのを聴いた時から、また一緒に歌ってるとこを見たいなと思っていたこのタッグ。聴けてよかった!。一緒に飛んだり手拍子したりしたくなる歌だった。色んな振り付けあってこれがまた可愛いんだ。
「カルペ・ディエム」
雲一つない空を見上げてまぶしくて少し涙が出るような、そんな景色が浮かんできた。生きててよかった、この先も生きていきたいと思える晴れ晴れとした歌だと感じた。最後のふり絞るような「生きて」の連続で叫びながら走り出したくなった。あと後ろで流れてた歌詞で視覚的に言葉で殴られているような感覚に陥った。
「ターミナル」
やっぱりとても好きな歌(全部好きなのは置いておいてね)。代々木の時よりもなんだか歌い方に ”苦しさ” のような感情を感じた。パンフレットを読んで歌詞に込められたものを知ったけど、よりその意味が伝わる歌い方や声だったと思う。代々木の時は衝撃と感動でぐちゃぐちゃだったけど、今回は少し落ち着いて ”歌を聴く” ことが出来て良かった。もっと好きになった。
「テディベア」
ステージでの弾き語りとても良かった。1年前に一人暮らしを始めたからか自分にとってはとてもそばに居てくれる歌。他の歌よりも短くて、すぐ終わっちゃうけど、歌詞にはギュッと思いや景色が詰まってて、聴くとそれが少しずつ溢れてくる。寂しさって時には心地いいなぁと思わせてくれる。あとパンフレットのテディベアの最後の1文にはクスッと笑った。
「東京、ぼくらは大丈夫かな」
廻花としての新曲!。いままで発表した歌の中では明るい曲調の歌。温かさや優しさと同時に、切なさや寂しさを感じられて不思議な気持ちになりました。それら全部含めて ”大丈夫だよ” って言われてるみたいでなんだか安心しました。あと、少し違うけど同じような気持ちが自分の中にあって、そう思ってるのが自分だけじゃないってことを知ることができてホッとしました。
「かいか」
はじめましてはやっぱりうまく言えなかった歌。歌詞の一言一言に彼女のみんなへの思いが詰まっていて、優しすぎる言葉に涙があふれてきました。代々木の日から何度聴いたかわからないけど、何度聴いても元気がでるし、うれしくなるし、いつまでも聴いていたくなる。
やっぱり初めましてとは言いたくない
初めて聴いた時にも思ったけど、初めましてだけど初めましてじゃないから、僕は初めましてとは言いたくありませんでした。彼女の発した言葉には「うん」、「そうだね」、「ありがとう」って受け入れることがほとんどだけど、この歌を聴いた時には ”初めましてはよそよそしいから” と心の中では「また会ったね」と返しました。それは僕のただのわがままだけど、いままで歌に救われてきた僕は今この瞬間聴いている歌にも救われていて、まぎれもなく ”あなたのおかげで僕は今この場所にいる” ことが事実で、初めましての人にそんなことは思わないだろうから、「また会ったね」にしました。
次の人生もあなたのいる世界がいい
もう花譜ちゃんのいない世界が考えられないです。歌が好きという気持ちから始まった物語が、多くの人を幸せにして、見えなかった景色を見せてくれて、感動を教えてくれて。とても素敵な物語だと思いませんか。彼女に会えたことが僕の人生で一番の奇跡で、人生のターニングポイントってこのことを言うんだろうと思います。多分、僕は花譜ちゃんに出会わなくても普通に普通の人として生きていったと思うけど、彼女に出会ったことでかけがえのないものをもらって、自分の人生が良いものだと自信をもって言えるようになりました。この先いつか死ぬときには彼女の歌を聴いていたいです。
怪歌(再)を終えて
立派なアーティストになったとしみじみ感じました。カンザキさんの創った曲を歌っているときから異彩を放っていて、とても素敵な声でとても素敵な歌い方をするなぁと思っていました。最近はいろんな人の創った曲を自分の歌として歌ってて、それがまぎれもなく彼女の歌になっているのを感じて立派なアーティストだと思いました。感情の波が押し寄せてくるような、暴力的に心を奪うその歌い方がとても愛おしいです。
最後に
神椿幕張戦線。Day1とDay2どちらも本当に楽しかった。このライブを作り上げてくれたすべての人に感謝を。代々木の日に泣いちゃってて返すことのできなかった「愛してる」の言葉も言えてよかった。毎度ライブのたびに思うけど、この景色を見られている自分は本当に幸せ者なんだと思う。その瞬間しか見られなくて次の日には夢だったんじゃないかと思うほどに夢のような景色だけど、その日その場所その時間に確かに存在した景色で、一瞬のそんな光景を見られることは本当に幸せなことだと思う。なんだか花火みたいだなと思っていて、でも花火と違って何度もきれいな花を咲かせてくれるところがいいなと思う。この先もいろんな色のいろんな形の花を見せてほしい。
もう少女ではないかもしれない歌の好きな君へ
いつもあなたの歌に救われています。別に救ってほしいと願うほど追い詰められているわけではないけど、自分の足りない部分をあなたが埋めてくれているように感じています。代々木の日に廻花として目の前に現れたとき、僕は戸惑いや驚きよりも嬉しさが強かったです。僕は花譜としてのあなたの歌に出会ってからずっと救われてきたけど、廻花として歌い始めたあの時に感じた「ありがとう」という気持ちは今までで一番強かったです。もしかしたらいままで、花譜という姿よりも廻花としてのあなたに近い姿で僕の眼には写っていたのかもしれません。でも、どちらも僕にとっては大切な存在です。あなたは、周りの人の思いやあなた自身の思いが絡み合って、簡単に言葉では表せない存在になっていると思います。それらをちゃんと受け止めて考えて、自分の一部にしているのではないでしょうか。そんなあなただからこそ、たくさんの人の心に届く歌を歌え、たくさんの人の心に届く歌を創れるのだと思います。いつも「歌を聴いてくれている人たちに救われている」っていうけど、あなたもたくさんの人を救っています。これってどちらのほうが救われているかってことはあまり重要じゃなくて、お互いに救いあっていることが重要だと思います。人の一番美しい関係ってこういう関係だと思っていて、すべての人がこんな関係だったらいいなと思うことが多いです。この関係は多分あなたが花譜として歌を歌い始めたころから続いている関係で、ここまで続いているのはあなた自身にこの関係を続けたいと思わせるだけの力があるからです。なかなかそんな力も持ってる人はいないんじゃないでしょうか。
こんな感じで思っていることをつらつらと並べてみたけど、結局伝えたいことが多すぎてまとまってないし見当違いなことを書いてたりするから読んでいてわけわからなくなってそうですね。無理やり一言にまとめると「ほんとにありがとう」です。この先もあなたが元気でいることを願って、そしてあなたの物語の一部を観測できることを楽しみにしてます。
たくさんいるあなたのことが好きな観測者の中の一人より