クエン酸リンスがわからない？
「石鹸で髪を洗う」というのは成功失敗に関係なく、やってみた人は多いかも。
そして、ほぼ、失敗してないですか？
失敗する原因は「リンス」です！
そもそも、石鹸と普通のシャンプーは仕組みが違います。
石鹸はアルカリ性です。
アルカリのチカラで汚れを落とします。
アルカリっていいの！？って思いました？
「美肌の湯」なんて言われている温泉は強アルカリ性の温泉だったりしますよね。
とろりとした肌触りが魅力の強アルカリ性温泉は、クレンジング効果でお肌の油分を取ってくれるので肌がツルツルすべすべになるんです。
天然のピーリングですね。
お肌はこれでキレイになります。
湯上がりにタオルで拭いて、終わり。
しかし、髪は？
温泉で髪を洗うとギシギシになったという経験はありませんか？
それは、
アルカリ洗浄に適したリンスをしてないからなんですよ！！！
髪と肌は違います。
肌よりも髪はデリケートな素材です。
髪にとって弱酸性が最も健康な状態です。
キューティクルはpHによって開閉します。
美容室では この性質を利用してヘアカラーやパーマなどの薬剤を髪の中に浸透させて施術してるんですね。
石鹸で髪を洗うと、アルカリのチカラでどうしてもキューティクルが開いてしまいます。
落としたい汚れは表面につくので、キューティクルは開かなくてもいいんですけど開いてしまう。
石鹸というアルカリ洗浄をすると、当然アルカリに傾いてますので弱酸性にするには「酸性」のものが必要です。
それがクエン酸リンスなんです。
使う量は、ほんのちょっと。
1gもいりません。
洗面器にお湯を溜めて、このクエン酸を入れて（すぐ溶けます）髪をちゃぷちゃぷしてください。
それまで石鹸でギシギシになった髪は瞬間にスルスル〜と変わります。
キューティクルが閉じたんですね。
余分な酸性液は流したいので、お湯ですすいでくださいね。
髪は弱酸性に戻ってご機嫌です！
スルスルサラサラ♡
石鹸シャンプーの仕上げにはクエン酸やお酢を使った酸性リンスは必須です。
酸性リンスをすることで、アルカリで開いたキューティクルを閉じると同時に、表面の石鹸カスの一部を脂肪酸に変えることが出来ます。（ただし、石鹸カスの結合は強いので全ての石鹸カスが脂肪酸に変わるわけではありません。そして、これが程よく残るのもワンネス石鹸の特徴です。）
《クエン酸リンスの使い方の注意点》
石鹸の泡をしっかり流してからクエン酸リンスをしてください。
すすぎが不十分で、まだ髪の毛に石鹸が残っているときにクエン酸リンスをすると、石鹸は全て脂肪酸に変わって、髪の毛にべったりと吸着します。
リンスしたのに、仕上がりがベタベタになるのは、このような理由からです。
リンス後のすすぎはシャワーで髪をささっと流す程度でいいです。
ワンネスでは食品添加物グレードのクエン酸でリンスを作っています。
クエン酸だったら何でもいいので、市販の食品添加物としてのクエン酸だったり、お掃除用のクエン酸だったり、
お酢も同じ酸性なのでリンスになります。
粉のクエン酸だったら、小さなスプーンに1杯。（写真を参考にしてくださいね）
多くても2杯。
たくさん使えばいいということではありません。
多いと酸性が強すぎて、髪が ぎゅ と固くなっちゃいます。
お酢だったら、洗面器の湯量に対してお猪口一杯。
石鹸シャンプーにしたのに髪の調子がイマイチ・・・というのは「石鹸が髪に合わない」という理由のほかに「クエン酸リンスのやり方が合っていない」があります。
あとは、ケミカル毛もすぐには良い効果は出ません。
『石鹸シャンプーにしたいけど、できるかしら？』
『私の髪はどうしたらいい？』といった声にお応えできるように記事を書いていきますね。