地方移住のイメージをぶち壊したい
東京で外資系メーカーの管理職として働いたのち地方に移住しました。5ヶ月になります。
最近、
地方移住者の新たなプロトタイプとなって、東京の社畜サラリーマンを地方移住させる!
これが私の使命と思っています。
その為にまず私が今の地方移住者のイメージをぶち壊したい。
今の世間イメージ「稼げないけどお金もかからない、究極自給自足的な生活」
将来の世間イメージ「地方に住んで子育てしてるけど、好きなことで稼ぎたいだけ稼いで、いつでもどこにでも行けて好きなことができる」
こうしたい。
50.8%!
これは、東京都在住の50代男性で、移住を予定または移住を検討したいと思っている人の割合です。
このデータは2014年に内閣官房が東京都在住の18歳から69歳までの男女を対象に行った調査によるもので、全体でも地方移住に興味がある人は40.7%にものぼりました。
引用元 サライ 公式サイトhttps://serai.jp/living/330729
こちらをみて分かる通りかなりの割合の東京在住の方が地方に移住したいと考えていると分かります。
しかし、そのうち行動に移す人はまだごく僅かです。だから私のような地方移住者の発言が世間から注目を浴びるようになってきているのだと思います。
私が地方に移住すると言ったとき、周りから様々な反響がありました。羨ましがられたり、応援してくれたり、別れを惜しんでくれたり、はたまた心配してくれたり、何故か心無いことを言われたり、止めようとしたりなど、本当に様々でした。
そのうちネガティブなものは以下のような感じです。
「お前も終わったな。いままでのキャリアが台無しだな。」
「仕事はどうすんの?やっていけんの?」
「お前はいいけど、子供は可哀想だな。田舎の子として情報過疎なところで育つんだぞ。大きくなって夢を持てるのか?教育はどうする?」
「都内でマンション買ったんだろ?どうすんだよ。」
「遊ぶ場所なくて大丈夫か?暇だぞ。」
「老人ばっかでつまんないだろ。近所づきあいもめんどくさそう。」
上記発言から分かるのですが、地方移住にネガティブな反応を示す人々は仕事、キャリアに縛られています。そして、子育てには高いお金を出し、長い時間かけて習い事をさせ、競争社会に出たときに少しでも有利に働くようにと情報収集に勤しみます。東京にいて情報収集をした方が情報入手において有利であると考えているのです。
そして、私のような地方移住者のことを半分小馬鹿にしながら実は小耳をたてているのです。
心の声「地方移住失敗しろ〜。上手くいくわけない。東京でキャリアを築いて、競争を勝ち抜くのが一番なんだ。でも万が一ってことがある。ちょっと様子だけは伺っておこう。」
心の声「地方移住なんて夢の世界だ。俺はこんなに苦しい仕事を、稼ぐために、生活のために頑張っているんだ。地方行って成功するなんてあり得ない。でも、一応様子だけ伺っておくか。」
心の声「子育ては東京が一番。田舎には大した塾もないし、一流の人とも関われない。子供に良い影響を与えられない。自然の中での子育てってよく言うけど旅行でいつでも自然を満喫できる。でも、自然の中で暮らすのと、旅行じゃ実際全然違うんだよな。一応様子だけ伺っておこう。」
心の声「もしかしたら地方移住で成功する方法ってあるのか。ないとは思うけどちょっと様子だけ伺っておこう。もしいい話があれば話だけは聞いておこう。そりゃ仕事さえあればこんな我慢して仕事したくないし、移住したいわ。」
こんな感じで。
調査の結果からも、特に子育て世代の方は仕事さえあれば、地方で伸び伸びと子育てをしたいと考えている方が多いと思います。
恐らく地方移住したいと考えている方の殆どは仕事が無いと決めつけているか、東京にいた方が給料がいいからと決めつけて十分なリサーチをしておらず、可能性を潰しているのでは無いかと思います。そのうちに刻一刻と時は流れて、子供は小学生になり、その社会にすっかり馴染んで地方移住が頭からすっかり無くなる。それか、子育てがひと段落してから少ないお金でもなんとかなる生活ができるようになって、それから移住しようか検討しようと思っているのでは無いでしょうか。
しかし、子育てが終わってから地方移住って勿体なくないですか?せっかくなら、子育てを伸び伸びと地方で自然の中でして、心豊かな大人になってほしく無いですか?キャンプとか海とか山で地方での思い出を家族で作りたく無いですか?旅行で行くのとは全く違います。無機質な都会で少しばかりの自然を有り難りながら何となく子育てした気になって満足したく無いですよね。(押し付けがましくてすみません笑)
というわけで、まず私がプロトタイプにならなければと思っています。そしてその道を地方移住したいと考えている人に示してあげられるようになりたいと思います。誰でも出来るのだと示すことで東京でまさにまだ消耗してる人たちに道を作ってあげたい。
切な希望です。
今回も読んでいただきありがとうございました。
今後とも宜しく御願いします。
ことり 拝