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【馬体】 基本を知って、経験を積む
2022年度のクラブ法人の募集も一通り落ち着きつつある。
ここから新たな1歳募集馬を提供するクラブ法人もあると思うが、大部分が終了している。
(※ノルマンディーオーナーズ、ロードサラブレッドオーナーズは年明けに2次募集開始予定)
来年度の募集までにしばらく期間が空き、この間相馬眼を鍛える絶好の時間が得られる。
本note内で、開設当初から馬体の良し悪しを見極める評価法について公開しているが、有難いことに多くの反響を得ている。
(こちら → 【一口馬主向け】 馬体の評価法)
“一口馬主向け”と書いているが、競馬業界に携わる方々にも読んでいただき、この分野で専門としている方々にも参考にしていただけて嬉しい限りである。
さて、サラブレッドは非常に個性の強い生き物であり、アスリートとしての能力と健全性の重要さを特に重視した見極めるポイントを記事内では解説している。
全く同じ馬体構造の馬はおらず、血統背景も様々。
種牡馬とはほとんどが現役時代に輝かしい競走実績があり、それに伴う馬体構造を有している。
よって、自身の特徴を伝える遺伝力は産駒の身体にも当然現れることが多いのだが、“丈夫で速く走れる身体”の基本構造というのはあるのだ。
それを解説しているのが上記のマガジン内の記事なのだが、これを読んだうえでどれだけ多くの馬体を見るか…ということが見る目を養うことに繋がる。
後に活躍した馬、逆に未勝利で終わった馬が1歳時点でどういった馬体をしていたか…途中で故障等のアクシデントがなかった場合、
極端な言い方だが、前者後者では明らかな違いがある。
未来をじっくり予想することも大事であり、さらに振り返ることも重要だ。
募集当時の写真を見て、当時の自分の評価と実際の競走成績は相関しているか…等冷静に見極める。
これの繰り返しだ。
クラブ法人の馬に限らず、セリ市で落札された馬の写真を見ることも可能だ。
全頭ではないが、最近は落札後もしくは上場時の写真が見れる。
馬市.comというサイトでは、セリ市(セール)出身で中央競馬で勝ち上がった馬が毎週月曜日に紹介されている。
(こちら → 馬市.com)
歩様による動きを評価することも同等に大切なのだが、立ち写真による馬体の構造だけ見ても1勝馬とオープン馬(重賞を勝つ馬)の構造の違いが大まかに分かってくるはずだ。
※作者 一口馬主マスターB
Twitter → https://twitter.com/onemouthmaster2