
ビッグレッドファームグループ ✖ スクリーンヒーロー産駒
9/1(日)小倉2歳をスクリーンヒーロー産駒のマイネルグリッドが3連勝で制した。
本馬を含めてここまで中央競馬の2歳戦で5頭が勝ち上がっているスクリーンヒーロー産駒。
昨年までデビューした産駒の傾向では、そこまで早く産駒が勝ち上がるイメージがなく、年を重ねるごとに本格化するイメージがあるので、個人的に驚きがある。
<スクリーンヒーロー2歳戦勝馬 (9/1時点)>
・ウインカーネリアン
・ウインブレイテスト
・ミーハディビーナ
・マイネルグリット
・マイネルヘルト
交配料が30万円(受胎条件)からスタートしたスクリーンヒーローは、代表産駒のモーリスやゴールドアクターの活躍によって現在(2019年度)は当初の20倍である600万円に設定されている。
そして、現2歳世代の産駒たちが母親のお腹に宿されるべく交配された2016年に交配料が当時急騰し、300万円となった。
これは何を表すか。
ズバリ、「交配される繁殖牝馬の質が変わる」ということである。
高額の交配料に見合う「質の高い繁殖牝馬」との交配に絞られていくことになる。
それにより、産駒の成績の傾向がガラリと変わることがあり、スクリーンヒーローもそれに当てはまる。
ここで、これまで勝ち上がっている5頭を育成した牧場に注目していただきたい。
7/21の未勝利戦を勝ったミーハディビーナ以外の5頭はなんと岡田繫幸氏が率いるビッグレッドファームグループの育成馬なのだ。
(※ちなみに、ミーハディビーナは、岡田繫幸氏の弟である岡田牧雄氏率いる岡田スタッドの生産・育成馬である。)
これはただの偶然に思えない。
牧場によって育成調教方法は異なる。
遺伝力の高い種牡馬であれば、それこそ産駒に馬体的・気性的特徴はしっかり伝わるものであり、育て方に合う合わないがあるはずである。
ビッグレッドファームグループと言えば、「坂路調教」である。
これまでも多くのスクリーンヒーロー産駒を育ててきているビッグレッドファームグループだが、何か産駒の育て方の特徴を掴んでいる可能性がある。
その証拠になるかわからないが、昨年にビッグレッドファームグループが自身の所有する繁殖牝馬に交配した数は…なんと30頭!
全体の交配頭数が110頭なので、30%弱にあたる割合である。
本産駒に力を入れているのはここからもわかるが、何か産駒たちの特徴を掴み、育てる自信があるからに他ならない。
そして、ビッグレッドファームグループ生産馬は、一口馬主クラブのラフィアンやウインにラインナップされるケースが多い。
今後も、このコンビには注目である!
※作者 一口馬主マスターB
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