【ランドオブリバティ】 逸走……からのチャンピオンホースへの青写真
久しぶりに呆気にとられるレースであった。
(呆気にとられるの意味→びっくりしてぽかんとするさま。)
なぜなら、“あとは突き抜けるだけ”の楽勝のレースになるはずだったからだ。
最終コーナーまで。
ランドオブリバティ。
(社台グループオーナーズ・中央競馬オーナーズカタログ2019より抜粋)
本note内での重賞予想においても本命にしていた。
信じて馬券を購入してくださった方々には申し訳ない気持ちでいっぱい…。
何より、現2歳世代で2000m以上のレースだと本馬が最も強いと信じている私にとってもショックな結果であった…。
その夜もなかなか寝付けなかった、本当に…。
レースは、自らレースを作り、前半1000mを61.9秒でまとめて、最終コーナーでも手応え十分。
後ろにいる馬達がこぞって手応えが怪しく、騎手たちが押っ付けていた様子からも、競馬にタラレバは無しだが、本馬が最後の直線で突き抜けていたことは想像し難いことではない。
私個人的な見解は、“能力が違いすぎる”が故に起こったことと捉えている。
なぜなら、苦しくなって起こる逸走とは違うと感じるからだ。
保存するのを忘れてしまったが、逸走する瞬間の写真をレース後にネット上で見たのだが、本馬は全然苦しくないどころか余裕たっぷりの表情…(苦笑)
遊んでいる。
ラチに向かって走っていき、ラチ直前で急ストップ(三浦皇成騎手を振り落とす…)。
そして、その瞬間が非常に落ち着いていており、苦しくなってパニック状態に陥っている様子はみじんもなかった。
レース前から、「まだまだ子供っぽいところがあるので集中して走れたら。」と陣営がコメントしていたが、
並の馬であれば、逸走なんてしないはずだ。
まるで、「あの時点までで自分に付いてこれない馬がいた時点で勝負あり!」と、勝手に判断してレースを止めてしまった可能性の方が高く写る。
両サイドに馬がいる、もしくは目標とする馬が前に1頭でもいると、こういった馬はガツンと集中して走れる。
本馬の能力をゴール版まで見届けたかったという悔しい気持ちを抱いてから数日が経過し、
今となってはレースで見せた“個性”に大いなる可能性と期待を抱いている。
間違いなく能力は抜けている。
逸走で真っ先に頭に浮かぶのはオルフェーヴルであり、余裕がなければできない芸当であることは想像しやすい。
父がステイゴールドではなく、ディープインパクトなので産駒は優等生…というイメージを勝手にしてしまっているような気がするが、
ディープインパクトの往年の産駒でそういった本能的な個性を発揮する産駒が出現しても面白い。
と思うのは私だけだろうか。
GI初制覇を狙った三浦騎手は、今回は残念だったが、騎手としてさらなる上のレベルに到達するためには本馬のような馬でいかに結果を残せるかだと思う。
乗り替わりなく本馬に跨って結果を残してくれることを願う。
日本人騎手には頑張ってもらいたい。
陣営が今後どのように本馬を育てていくか大注目である。
応援する!!!
※作者 一口馬主マスターB
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