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(Aomori × ONE MORE) りんご農家救援!訳アリりんご販売企画(今季は終了しました)

この企画は、2023年12月~2024年2月に開催したものです。
次回も同様の時期に開催予定です。

市場にでない地元の人が食べる美味しいりんごをとっても安く、鮮度管理してお届け!(ただし、訳あり品です)

2023年の夏は猛暑で多くのりんごが被害を受けました。変色・変形・虫くい、、、それらのりんごは通常の市場には出回らず1個10~15円という価格で買い叩かれてしまいます。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20230823/6080020346.html
(引用:青森 NEWS WEB暑さと強い日ざし 県内 りんごに“日焼け”の被害)

雨もすくなかったので身も小ぶりなものが多くなりました。

さらには、暑さによって虫のパワーが増し、多くのりんごが食害に合いました。
贈答品となるA級品はもちろん。一般的なスーパーに並ぶりんごでさえ数が取れない。。。そのため、リンゴの卸価格は例年の2倍以上ともいいます。贈答品では農家から市場への卸価格が1個500円近いなんてことも。

ですが、それ以上に数が出せないんです。食べられるのに、値段がつかない、このままだと廃棄されてしまうりんごがたくさんあります。りんご農家はかなり苦境に立たされています。

せっかく手間暇かけたのにまったく値段がつかず捨てられるりんごがある・・・。

そして、一般のお客様は見た目はいいけど高いりんごを購入せざるを得ない・・・。

私たちは青森の会社ですが、クリーニングを通じて東京や大阪をはじめとして遠方のお客様がたくさんいらっしゃいます。遠方のお客様とりんご農家さんの架け橋になれないかということで、今回「りんご農家救援企画!」を企画させていただきました。

1.   減農薬や障がい者の夢実現に取り組む「ふみ丸ファーム」さん


今回、訪問させていただいたのはなんとうちの工場から車で10分という近所にあるりんご農家「ふみ丸ファーム」さん。代表の三上さんはとっても素朴で、笑顔が素敵な方です。

素朴だけど想いの強い三上さんは、数年前から減農薬に取り組んでいます。約60%の農薬を減らしたというふみ丸ファームの農園は、風が気持ちよくてキラキラしていました。

さらには、自分がケガをして足が不自由な経験をしたことから、障がい者の雇用や夢の実現にも取り組まれています。

ふみ丸ファームでつくったリンゴジュースのラベルは障がい者の方が描いたもの。売上の一部をしっかりフィーとしてお支払いしています。

ですが、減農薬に取り組むが故、今年は本当に苦労されたといいます。多くのりんごが虫の被害を受けてしまいました。さらには小ぶりで色がつかないリンゴも多数。。。

今の市場では、見た目がすべてです。まったく味に変りがなくても、これらのりんごは市場に出ることはありません。加工用にもなりません。ほぼ捨てるしかありません。

ですが、実は、見た目のいいスーパーのりんごよりもこういったりんごの方が実はおいしいのです。その理由をお教えしますね。

2.   見た目がいいスーパーのりんごよりもおいしい理由

果物や野菜のおいしさを測る基準としてよく用いられるのは糖度ですね。青森でも糖度がメロン並み!といって売り出している名産とうもろこし「嶽キミ」が有名です。

りんごも糖度はとても大切。ですがそれ以上に大切なのは硬度なのです。

食べたときのシャキシャキ感、歯ごたえが大切なんです。硬度がなくなると味もぼやけてしまい、りんごのみずみずしさと甘さがなくなってしまいます。

私(one moreの久保)も東京在住だった時、近所のスーパーで青森産のりんごを買いましたが、あまりのもしゃもしゃ感に「え、本当にこれ青森県産!?」とびっくりした経験があります。一方で実家から送られてくるりんごはいつも通りシャキシャキ・・・。

同じ青森県産りんごなのになんでだろう・・・と疑問に思いました。

実は、それは温度管理の差なんです。硬度を保つには温度管理がとっても大切。

だから、青森県にはいたるところにりんご専用の冷蔵施設があります。おいしい硬度を保つための温度管理を年中しています。

弘前の至る所にあるりんごの貯蔵庫

ですが、スーパーではそれをしていないんです。多くは常温で棚に並んでいます。
バックヤードでも常温で保管されているかもしれません。

この保管状態の悪さがモシャモシャのりんごを生み出していました。

一方で開栓前のりんごジュースは冷蔵されています。地元民からすると「それ逆だべ!!」と笑ってしまいます。

今回お届けするりんごはふみ丸ファームさんでしっかり温度管理された状態でお届けします。だからスーパーで買う見た目のいいりんごよりおいしいんです。

3.   お届けするりんごの内容


私たち地元民が食べている「色がつかない」「傷ついている」「形が不揃いまたは小さい」「虫の食害を受けている」りんごとなります。気になる方はご遠慮ください。

実際にこれが虫の食害を受けたリンゴですが、虫は入っていません。不思議なことに虫は身を食べるのではなく、身を通って芯の部分を食べて外に出てしまいます。穴が開いているのは虫が出てしまった証拠だそうです。

なので、通ったところを切り取ってしまえば普通に生で食べられます。
(虫の食害を受けたりんごだけをお送りするわけではありません)

我が家でも実際に食べてみましたがシャキシャキでおいしかったです!形は少し不格好ですけどね^^;

不格好な代わりにスーパーでは買えないくらいお安い値段でお届けしますので、青森の誇るおいしいりんごをたくさん召し上がってくださいね!

4.   いい取り組みをしている農家さんを応援したい

最後に、実は減農薬に取り組むのにはかなりのリスクを伴います。農薬を使っているりんごよりも食害は多くなるので、普通の価格で出せるリンゴは減ってしまいます。かといって減農薬だから単価が上がるわけではありません。むしろ、通常の市場では毛嫌いされてしまいます。

さらには、隣接する農家さんからも「うちに虫が入ってきたらどうしてくれるんだ」と嫌がられることもしばしば・・・。

農家目線だったら、売り上げは下がる、周りに怒られるとやるメリットはほぼありません。なのに減農薬に取り組むのは、「安心して食べてほしいから」という想いにほかなりません。

今、温暖化で農薬があまり効かなくなっているといいます。使用する農薬は徐々に増えてきています。それでも、見た目が悪いものや食害を受けたものは増えていくでしょう。

それらを受け入れる市場もしくみもまだ日本にはありません。このままでは廃棄するものがどんどん増えていき、りんご農家は立ち行かなくなってしまいます。

いい想いで真っ向から農業に向き合う農家さんをどうか応援してあげてください。
私たちが、皆さんと農家さんの架け橋になれたらとてもうれしいです。

5.2023年度結果報告! 


なんと、3か月で200箱以上売れる大盛況でした!中には完売してしまう品種も!本当にありがとうございました!

多くの方から、「おいしかった!」「箱を開けた瞬間、りんごの香りが部屋中に拡がった!」等のご感想を頂きました。

中には、「応援する機会をくれてありがとう。」という声も。

本当にありがとうございました!!
また、リンゴの季節に開催致します。
お楽しみに!!

\宅配クリーニングone more オンラインショップ/

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