患者さんへ 看護師さんに文句・悪口を言われていたら【それは現実です】
kazuki-ONEMaster(けいゆう)です。
入院中、看護師さんに文句や悪口を言われた、または聞いた経験がある患者さんや、これから入院する患者さんに向けて、現実というものをお伝えします。
結論ファーストでお伝えすると、看護師さんが患者さんの文句や悪口を言うのは日常です。
今回は、なぜ日常的に文句や悪口を言うのかについて深掘りしながら解説していきます。
後半は、そんな時に患者さんが持つべきマインドもお伝えします。
・具体的な悪口の内容
・なぜ日常的に文句や悪口を言うのか
・患者さんが持つべきマインド
で、解説します。
勘違いの無いよう先に言いますが、看護師さんを否定するつもりの内容ではありません。『なぜ』の解説をしますので、原因や本質を理解してもらえればと思います。
そして、全ての看護師さんが該当している訳でもありません。ご理解ください。
また、看護師の業務は接客ではないとか、医療費の金額負担の割合で立場がどうとかは論点ではないので、そちらもご理解ください。
私は、急性前骨髄球性白血病の再発で、現在入院中です。期間としては、通常の治療(入院)を半年間行って無事退院。その半年後に再発し、現在は自家移植に向けてさらに8か月程、入院生活を送っています。
それではいきましょう。
患者さんへ 看護師さんに文句・悪口を言われていたら【それは現実です】
具体的な悪口の内容
そもそも、こういった記事を考えた理由は、私自身が耳にした、家族が聞いた、というのがあります。相部屋の患者さんでも同様でした。
そのうえで他にも同じような患者さんがいるかネット検索したところ、怒りのコメントなどいくつか見受けられました。
まずは私が(私や他の患者について)耳にした、ネットで見た内容を紹介します。
・容姿から、変なあだ名をつけている
・身体的な特徴に対する中傷(剛毛、黒いなど)
・持ち込んでいる荷物の量に文句
・オタクな内容の荷物への中傷
・面会が邪魔(恋人や夫婦)
・面会の家族は、ババアやクソ呼ばわり
・手のかかる患者に対するめんどくさい
・患者が逆らうとクレーマー扱い
・逃げ口上は、「悪口ではなく愚痴」、「情報共有」、「看護師はストレスが溜まりやすい」
このあたりは比較的多いと思います。
ただ、この内容はいろいろな意味でブーメランな事です。
患者さん同士で看護師さんの事を言ったりもしますし、患者さんとその家族で看護師さんの事を言う時もあります(看護師さんも言われている)。
また、実際に患者さんの見た目や行動、面会の家族の行動など、それはそれで事実でもあります(患者さんにも原因はある)。
なぜ日常的に文句や悪口を言うのか
今回のポイントとしては、先程の項目の最後の“逃げ口上は、「悪口ではなく愚痴」、「情報共有」、「看護師はストレスが溜まりやすい」”のところです。
「悪口ではなく愚痴」なんてまさに逃げ口上ですし、「情報共有」に至っては、病状などより先に悪口が流れるという仕組みの「情報共有」です。
さらにポイントとして“看護師はストレスが溜まりやすい”の部分です。
これを見た患者さんはどう思うでしょうか。
素直に納得する、というよりは、
「それを含めて仕事だ(嫌なら辞めろ)」
とか、
「別に看護師という職業が一番ストレスを抱えているわけではない」
という思いが湧いてくるのではないでしょうか。
・どんな職種でもありがち
では、実際のところ自分はどうか?(自分が仕事している時はどうか?)
私自身を例にします。スーパーの販売員の経歴が一番長いですが、例えば、嫌味や小言を言ってくるお客様、対応が面倒くさいお客様、クレーマーというのは必ずと言っていい程どこにでもいました。
そういったお客様は、店の全部署で情報を共有してマークしていましたし、結局、部署または店全体で文句や悪口の対象になっていました。
また、仕事としては、散々サービス残業やサービス出勤もして、ストレスと疲労を抱えながら仕事をしているという思いもありました。
記事をご覧になっている患者さんの中にも、自分のステージに戻れば同じ事(考え方)をしている人も、もしかしたらいるのではないでしょうか。
結局は、看護師に限らずどんな職種でもありがちな事です。そう考えると、文句や悪口を言うのは自然な事とも言えます。とはいえ、決定的な違いは対象者の耳に入っているかどうかですね。
・敵をつくり団結する性質
自分の仕事で考えてみてください。例えば、嫌な客先、お客様の事を仲間内で話して(敵にして)いませんか?良い事ではありませんが、そうやって団結力が増しているものです。
敵をつくって団結するというところが本質です。
人間は基本的にうまく世渡りしたい(自分が仲間外れになりたくない)性質があります。
それゆえ、人間の心理として、共通の敵をつくって団結するという性質があります。
これを考えると、単純に看護師同士のコミュニケーションとも言えますし、患者を敵として看護師同士が団結するというのは自然な心理現象でもあります。
患者さんが持つべきマインド
今回、与沢翼さんの著書、ツイート、YouTubeの発信から2つ、マナブさんのstand.fmの発信から1つ、持つべきマインドを紹介します。
与沢翼さん
・“雑魚は相手にしない”
・“カモる側とカモられる側”
マナブさん
・“脳内会議”
“雑魚は相手にしない”
デキる人、志が高い人、成功者と言えるような人は、自分より下の者は相手にしないものです。自分より上を相手にアクションを起こすべきです。
例えば今回の場合、悪口を患者さんやそのご家族に聞かれてしまうようなプロ意識の無い看護師が相手です。
プロ意識が無い人と自分を比較したら、自分が上だと思いませんか?
こういった思考で余計な出来事を切り捨ててしまうと、生きるうえでムダが無くなると言えます。
さらに与沢翼さんの解説ですが、文句や悪口を言って批判する人達というのは、その場で止まってしまいます。しかし、批判された人はその間にしれっと成長できる。
だから、他人の批判などはしない、自分がされたらそれを養分にして成長する、という事も言ってました。
例えですが、RPGのゲームなどは、弱い敵ばかり倒しても経験値をあまり貰えないし、どんどん先に進んで強い敵を倒していきますよね?そういった思考で、“雑魚は相手にしない”でいいと思います。
余談ですが、ゲームで主人公を操るように、自分自身も操る(客観的に見る)事も大事です。
“カモる側とカモられる側”
こちらも本質をついてる発信だと感じました。
やはり、患者として病院にいる限り、患者はカモられる側である事にかわりはないですし、今回のテーマである看護師さんについてはカモる側と言えます。
しかしながら、ステージが変われば患者さん達がカモる側になり、病院を一歩出た看護師さんは知らず知らずのうちにカモられる側になっています。
看護師さんは、いくら病院で患者をカモっていても、ステージが病院じゃなくなった途端に、ただのカモになるというわけです。
これを理解するだけでも、看護師さんの小言や戯言など相手にする気にもならないのではないかと思います。
実際、私はそうでした。これを知ったときに、やり返してやりたいという凝り固まった考えが解きほぐされたというか、マインドが一気に変わりました。
そして、自分自身も、カモる時とカモられる時があるという事を理解できました。
“脳内会議”
これはユニークな発想で、マナブさんが誹謗中傷を受けた時の対処法として紹介していました。
自分の脳内にいる尊敬する人に、「こんな誹謗中傷を受けた」と相談するという内容です。
先日、stand.fmの中でマナブさんは、ホリエモンと与沢翼さんが尊敬する人という事で語られてました。
直接会った事はないそうですが、本などかなり読まれているそうで、脳内会議の回答がいかにもありそうな感じで面白かったです。
マナブさん「批判されました…」
ホリエモン「で?」
マナブさん「批判されました…」
与沢翼さん「すべて嫉妬ですね」
というものでした。
確かに、ホリエモンと与沢翼さんの発信を見ている人なら納得できるのではないかと思います。
例えば、ホリエモンの「で?」には、一言に集約された様々な意味があるということを察する事ができます。
実際に、その解説などもstand.fm内で語られてました。
興味がある方は、聞いてみてください。
ここまで、いかがだったでしょうか。
看護師さんの発言に限らず、自分が社会に戻った時の嫌な客先、お客様に対しても同じ事が言えるのではないでしょうか?
とはいえ、実際に嫌味や小言を言われたとして、数日、数か月、数年経った時に忘れる事は無いにしても、そんなに気にすることでも無かったと思えたりします。
その時の感情に任せて怒りをぶつけるのではなく、しれっと次に進んでしまう事が自分の成長に繋がります。
私が最初の半年の入院の時に、看護師が私の事を言っていたり、他の患者さんの事を散々言っていた事は今も忘れはしませんが、現在は特に気にせず看護師さんと仲良く話しています。
それは、許すとか受け入れるといった考えとも違い、今回、解説したマインドの通り、文句や悪口に対して単純に、相手にしないマインドになっただけだと感じています。
最後に、アニメの名ゼリフから
おまけ要素ですが、もう一つ、超有効なマインドをアニメの名ゼリフからお伝えします。
“散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる”
というセリフです。
アニメ、コードギアス反逆のルルーシュR2からの名言です。
主人公のルルーシュは超腹黒い、戦略家です。
他にも、“撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ!”など、多数、確信をついた名言があります。
この“散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる”というセリフは、記憶を操作されたルルーシュの、偽りの弟に対しての心からの声でした。
偽りの弟(ロロ)は、本来いたはずの実の妹(ナナリー)になり代わり、ルルーシュを監視しながら生活をしていました。
その中で、記憶を取り戻したルルーシュが、偽りの弟(ロロ)に対して心の声として発するセリフです。
記憶を取り戻し、ルルーシュは命を狙われますが、偽りの弟(ロロ)の心の弱点をすぐに見抜き、優しい言葉をかけ、心の底では“散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる”と考えていました。
例えば、文句や悪口を言われたとしても、その場で感情的にならず、冷静に次の展開を考え、その相手を利用するつもりで画策するのも悪くないですね。
以下は関連記事の紹介です。
看護師さんの好感度について。
勘違いするな!本当に好感度の高い看護師の特徴ベスト5【“現”入院患者が解説】|kazuki-ONEMaster(けいゆう) https://note.com/onemaster/n/n3c1acaeada97
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看護師さんにプレゼントしたい患者さん向け【喜ぶプレゼント】差し入れの参考にも|kazuki-ONEMaster(けいゆう) https://note.com/onemaster/n/n7ab0a5e05139
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WordPressにて、初期の頃の記事をリライトしました。
白血病の入院前の症状について。https://onemaster.info/2020/09/15/minioboenonaitotsuzennoaza/
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