【#詩】 純恋果てる頃
終わりを知って覚えたのは始まりだった
そして始まりを知って
僕は臆病になった
終わりはいつだって
そこに存在していて
胸に咲き誇る純恋も
永遠を求めた途端枯れ
記憶を留める栞を作ろうにも
押し花にすることすらできず
「それでいいの」と言っていた
君の面影もいつか消えてしまう
終わりを知って覚えたのは
本当は寂しさのほうだった
それでも それでもと天高く手を伸ばす
人間とはなんて愚かで美しいのでしょう
いいなと思ったら応援しよう!
いつも中山をあたたかく見守ってくださり、本当にありがとうございます😊
「面白い視点だったな」「また読みたいな」と思った方がいましたら、お気持ちの分だけサポートをしていただけますと幸いです。
いただいたお気持ちは"執筆家としての活動費"として大切に使わせていただきますね🙏✨