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【#詩】 純恋果てる頃

終わりを知って覚えたのは始まりだった

そして始まりを知って
僕は臆病になった

終わりはいつだって
そこに存在していて

胸に咲き誇る純恋スミレ
永遠を求めた途端枯れ

記憶を留める栞を作ろうにも
押し花にすることすらできず

「それでいいの」と言っていた
君の面影もいつか消えてしまう

終わりを知って覚えたのは
本当は寂しさのほうだった

それでも それでもと天高く手を伸ばす
人間とはなんて愚かで美しいのでしょう











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中山かず葉
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