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UX概説 6. フィッツの法則 ドラフト版

UX(=User Experience)とは、「ユーザーがプロダクトを利用した際に得られる体験・感情全て」のことです。
例えばメッセージアプリで友人に連絡する⇒スタンプを購入する⇒恋人からの返信がなかなか来なくてイライラする… これら全てがUXに含まれます。

6.フィッツの法則


ユーザーインターフェース(UI)デザインにおいて重要な原則の1つです。

フィッツの法則とは


フィッツの法則は、1954年にポール・フィッツが提唱した人間の行動をモデル化した法則です。この法則は、ある対象物に到達するのに必要な時間が、対象物までの距離と対象物の大きさの関数になることを示しています。
フィッツの法則の基本的な式は
T = a + b log2(2D/W + 1)
T: 対象物に到達するのにかかる時間
D: 開始点から対象物までの距離
W: 対象物の幅
a, b: 定数(デバイスの種類によって決まる)

ターゲットまでの距離の最小化

UIデザインへのフィッツの法則の応用


1,ターゲットサイズの最適化
・大きいほど良い: クリックやタップしやすくなり、エラー率も低下。
・アイコンにはラベルを付ける: クリック可能な領域が広がります。
2,ターゲットまでの距離の最小化
・関連するコントロールは近くに配置する。
・頻繁に使用される要素は簡単にアクセスできる場所に配置する。
3,画面の端や角の活用
・画面の端や角は無限の幅を持つターゲットとして扱えるため、メニューなどの配置に適しています。
4,タッチインターフェースの考慮
・モバイルデバイスでは、画面下部に重要な操作要素を配置すると操作しやすくなります。
5,インタラクションコストの最小化:
・ユーザーの操作に必要な労力(スクロール、クリック、タイプなど)を減らすことで、使いやすさが向上します。

フィッツの法則を適切に応用することで、より直感的で使いやすいUIデザインを実現できます。ただし、この法則は単純な指針ではなく、他のデザイン原則とのバランスを取りながら適用することが重要です。

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