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【BEYOND by ONE JAPAN レポート#2】ただでさえ時間がない中でのレベルアップ、本業や家族への負担はどうする?

第1期 BEYOND参加メンバーに、それぞれのターニングポイントを振り返るインタビューを行いました。(本記事は全3回でお送りするBEYONDレポートの#2となります)

第2回のテーマは「BEYONDプログラム参加時の時間のやりくり」について。今回インタビューにご協力いただいたのは次のBEYONDアルムナイの方々です。

アルムナイプロフィール

和泉亜樹さん
千代田化工建設株式会社、業務本部業務部 データマネジメントセクション(マネージャー)
千代田化工建設株式会社にて派遣、一般職、総合職と転換し、現在は調達部門で10名のリーダー職。社内有志活動では事務局を担当。外部のhintゼミ、4th Place Labで、リーダーシップや自己実現を学ぶ。派遣社員の経験を生かし、多様な方に寄り添うリーダーシップにチャレンジ中。元々は新卒5年後に退職、カリブ海発祥の楽器演奏のため、トロント、NY、トリニダードで2年間自由な時間を過ごし、文化の多様性を体験。

金子理絵さん
東芝インフラシステムズ株式会社、産業システム事業部 産業システム企画部 企画担当
音楽大学卒業後、東芝ディーエムエス株式会社に入社。ものづくりに魅了され生産管理を担当しながら電子機器組立技能士の資格を取得。社内公募で東芝インフラシステムズ株式会社の配電事業国内営業へ異動。社内の内部硬直性に課題を感じBEYONDに参加。今年度より産業システム企画部へ異動。BEYONDでの経験を生かして有志団体OPEN ROOTS事務局や東芝府中吹奏楽団統括マネジャーなど幅広く自分らしいリーダーシップで活動中。

市川純さん
損害保険ジャパン株式会社、人事部 人材開発グループ(課長代理)
大学卒業後、損保ジャパンに新卒入社。地域限定職として営業事務に従事。結婚・出産経験後、企業営業のフロント担当を経て、人事部門を希望し現在に至る。各種研修の企画の他、企業内大学の運営、エンゲージメント向上に向けた変革に取り組む日々。J-winやBEYONDをはじめとする社外とのネットワーク、社内でのERG活動等、部門を超えた社員同士の繋がりを作り続ける。2児の母。

*肩書きはプログラム参加当初(2022年10月)のもの


次世代リーダーとして働く皆さんは本業も忙しくされていると思いますが、BEYOND参加時にはどのように時間をやりくりしていましたか?

和泉さん:移動時間はけっこう活用できたなと思います。いろんな講演者の方がいらっしゃったので、読書量がいつもよりは増えたんですけど、それは移動時間を上手く使って。

あと私はプレゼンアプリを使ってるんですが、それも時短のために既存のフレームや写真を使ったりとか、そういう細かい部分を見直して作成時間をやりくりしましたね。

「発表」というのがプログラム内でやはり大きなウェイトを占めるんですけど、準備する上で一番の時短は「関係ある人にすぐ話を聞きに行ってネタを仕入れてくる」ということなんです。実践を通して結局それがポイントなんだなと痛感しました。


──日々の時間濃度が高まった、という感じですね。本業への影響という面ではどうでしょう。金子さんは何か意識していたり、実行されていたことはありますか?

金子さん:かなり意識してました。というのも、本業に支障が出たら(東芝で)次の人を出してもらえなくなる可能性がありますから。

あれこれ工夫してお昼にやったり、発表に必要な資料の案はスキマ時間を使ってノートにスケッチを書いたり。

家に帰ってからも夜寝る前の二時間くらい課題に取り組んで、資料をまとめる時間をなるべく少なくなるようにと試行錯誤してました。


──やはり皆さんそれぞれに工夫して、本業と両立されていたんですね。市川さんはどのように時間をやりくりして課題に取り組まれていましたか?

市川さん:BEYONDの開催がない日も含めて、週末をBEYONDの時間としてほとんどフル稼働していました。ただ私の場合、本業への支障はなくて、むしろスムーズだった部分がとても多かったです。

というのも、やっぱり互いに(*本業とBEYONDが)活かし合うことができるものになっていて、BEYONDで学ぶ考え方だったり知識だったり、そういったものが都度積み重なっていくので、成長しながら本業へも活かしてというサイクルができていたと思います。

──素晴らしいですね。市川さんはお子さんが二人いらっしゃいますが、本業ではなく家族への支障という面ではいかがでしたか?

市川さん:実は、子どもにとっては逆に良かったなと思うエピソードがあって、週末私が必死に本を読んだり資料を作ったりする時間がこの半年多くあったのですが、その姿を見た子どもたちが、一緒に勉強してくれるようになったんです。

「ママもがんばってるなら、ちょっとボクもがんばるよ」みたいなことを言ってくれたりだとか、お互いに頑張っていることを認め合ったり承認し合える関係に子どもとなれたのかなと思いました。

家族の自立化といったところも、なんでもしっかり自分がやらないと、と無意識に思い込んでいたんです。でも、「できない部分は補完し合ってやろうね」ということが、逆に伝えられるようになった素敵な機会だったなと今は思います。


──皆さん苦労されたと思いますが、それが日々の時間濃度を高めたり、家族との在り方を見直すきっかけになったりと、プラスに転換されていたんですね。本日はありがとうございました。

*本インタビューは2023年7月にオンライン上で実施した内容を、再構成してお伝えしています。

インタビュアー

髙嶋絵里子】第2期BEYOND事務局
日揮ホールディングス株式会社、サステナビリティ協創部 顧客価値創造グループ(プログラムマネージャー)
大学院修士卒後、日揮株式会社(現日揮グローバル株式会社)に入社。エンジニアとしてエネルギー系の巨大プラントの基礎設計に10年以上従事。その間、ジャカルタオフィス駐在、産休・育休を経験して2児の母に。昨年より新規事業開発の部門でバイオメタン供給事業を担当。社内有志団体JGC3.0事務局やワーキングマザーの会のコミュニティマネージャー、そしてBEYONDを経て増えたタグで日揮らしいDEIの震源地を探索中。

大井茉莉花】第2期BEYOND事務局
株式会社NTTドコモ、経営企画部グローバルビジネス推進室グローバル企画担当(Assistant Manager)
大学卒業後、NTTドコモにてドコモショップのコンサルから海外子会社の運営管理、インバウンド・教育ICTの事業拡販など国内のBtoB・BtoC営業からグローバル領域まで従事。教育ICTの新規事業を進める傍ら、自社のカルチャー変革の必要性を感じBEYONDに応募。経企と人事部の両部署を兼務しながら組織変革プロジェクトを立ち上げ・実行中。1児の母。

BEYONDレポートの続編は、BEYONDに参加したメンバーがプログラムで得られるものなど、等身大の声としてアルムナイの皆さまが語っておりますので、どうぞお楽しみに。

【BEYOND by ONE JAPAN レポート#3】
 BEYONDのプログラム内容で特に印象深かったのは?

【BEYOND by ONE JAPAN レポート#1】
 「社内にはまだまだ多様な女性メンターがいない」を解決する



-Information-

◇BEYOND by ONE JAPAN Homepage
  https://onejapan.jp/beyond/

◇Pressrelease   
  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000088841.html

◇ONE JAPAN Homepage
  https://onejapan.jp/


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