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【多発性子宮筋腫のあとしまつ】⑥術後3日目、少し余裕を見せる私

UAE術後7日目のおねいさんです!
なぜ「おねいさん」かというと、4匹の猫と暮らしていて猫たちに「おねいさん」と呼ばれているからです。


(1)6時間ごとの点滴とのさよなら


術後3日目の朝、夜中に入れた坐薬のおかげで前日より眠れた気がしました。
しかし、朝食のパンを数口食べただけでお腹がズキッと痛み、もうそれ以上は食べられませんでした。
最高の痛みを脳がまだ覚えているので、痛さを呼び起こすような行動はとにかく避けたい、そう判断してしまいます。

私が朝食を食べていない様子を見た看護師さんが、
「あら、もう終わり?」と声を掛けてきたので、
「お腹痛くなっちゃったんで。痛み止めの点滴、次いつですか?」と聞いたところ、
「あれはもう終わり」とのすげない返事。

えっ、えっえっ??? と思わずちいかわになりかけました。
痛み止めの点滴なしでやっていけるのだろうか。
不安しかありません。
昨日は「痛かったら無理しなくていいのよ」って言ってたじゃない。
あの言葉はウソだったの?! いけず!!!
そう言いたくもなりましたが、仕方ありません。

もうすでに40時間は痛みと付き合っているので、
【痛さを感じにくい体勢】を学習しています。
その時々で変わるのですが、うずくまっている方がいい場合、
なぜか腰を思い切り反らせていると楽になる場合、
横向きの方がよかったり、座っていた方がよかったり、
その時に一番【痛さが感じにくい体勢】を見つけ、
ただただ時間が過ぎるのを待つばかりです。

とは言え、この【痛さを感じにくい体勢】だけで乗り切れるのか、
一抹の不安がよぎります。

(2)髪を洗った!!!


ところが、意外にもそのあとは痛みが落ち着いていました。
峠は越した!
そう思いました。

パソコンで、途中まで観ていた映画の続きを観ました。
Amazonが勧めてきた、AV女優さんが主演のサスペンス映画で、AV女優さんが主演だけあって濡れ場が多い!
Bluetoothでつないだヘッドフォンから音が漏れていないか、何度も何度も確認しながら最後まで観ました。
音漏れていたら、単なる変態ですからね、私。
音だけ聞いたらAV観ていると思われても仕方がありません。

さらに、「シャワーを浴びてみないか」という提案がありました。
術後3日目から、入浴はできませんがシャワーを浴びることができるんです。
入浴がダメなのは感染症の危険があるからですね。
湯船のお湯から傷口にばい菌が入るのを防がなければならないのです。

シャワーの予約表を見たら3時30分から空いていたので予約。
汗でベタベタだった髪が、サッパリサラサラいい香りになりました。
あ、私、もう大丈夫、そう思いかけました。

(3)下腹部を動かさないのは実に困難だ


とは言え、シャワールームから病室に戻る際に、少し痛みが増していました。
下腹部って、何をするにも力を入れる場所ですよね。
だから、動くと痛いんですよ。

あ、ちょっとやばいかも・・・・・・。そう思い、髪をドライヤーで乾かさずにそのままベッドで横になりました。
とりあえずその時の【痛さを感じにくい体勢】を見つけ、ビシャビシャの髪のままバスタオルを敷いて寝ます。

動くと痛いというのは実にやっかいなもので、
下腹部を動かさないのって、意識がある以上ほぼ不可能なんです。
しゃべるにしても、歩くにしても、笑うにしても、何かを持つにしても、
絶対に下腹部に力が入り、多少なりとも下腹部を動かすことになります。
猛烈な痛みに耐えていたときには、他の患者さんの会話が響いて痛いとブチ切れていた私ですが、少し余裕が出てきたので【痛さを感じにくい体勢】をとりながらも、会話の内容に意識を向けるようになります。
そうすると、なぜかみんな面白い話をしているんですよ。
患者さんに限らず、スタッフ同士の会話も、
今、その話やめろ!!!!!笑わせるな!!!!痛い!!!!!!!!!
と言いたくなるような話をしているんですよ。

笑いながらも痛い、痛いけれども笑える、そんな術後3日目でした。

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